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出会い、心奪われ、そして衝動。
momentum
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
映画のように素敵な作品
はぁ〜
めっちゃオシャレ。
この作家さん大好きです。
今回もフルカラーですが、色使いが本当に素敵なんです。
どんどんベースの色が変わっていって、ハッとするような色使いもあったりして。
前作はコミカル調だったのに、今作は官能的で叙情的。
映画を見ているみたいで、ため息ものでした。
このまま映画にしても絶対に素敵な作品になると思う。
【TAKE8】
新人俳優のルイに舞い込んだのは、人気俳優・ルイとの共演。
同性愛映画で共演することになった2人は、一緒に過ごす時間の中で仲を深めていきーー…
静かに穏やかに、そして情熱的にすすむラブストーリーです。
わんこエリックの忠犬ぶりが可愛く、ルイはセクシー。
映画とシンクロするように触れ合うようになるものの、真っ直ぐなエリックの気持ちに素直になれないルイはエリックを突き放してしまいます。
エリックの気持ちを試しているような、自分の心と葛藤しているような、ルイの憂いが伝わってきます。
言ったそばから後悔したり、連絡をくれなくなったエリックを想って泣いたり……と、能面のようだったルイは意外と人間味あふれる魅力的な男でした。
衝動的にオーストラリアまで会いに行ったり、実は振られたと思っていたのはエリックの勘違いだったり。
すれ違いながらも結ばれる2人にほっこり。
なんでも出来ちゃうルイは、フェラも上手いみたい♡
エロは少なめです。
【Mの書斎】
こちらは、官能的で閉鎖的なお話です。
写真を勉強中の大学生・イドは、オーストラリアを放浪中。
たまたま写真雑誌のディレクターであるメルヴィンに気に入られ、彼の家に滞在することにーー…
メルヴィンは、イドの才能を見込んで自宅に住まわせ、写真を見せたり、Hをしたり……
そこに、メルヴィンの元恋人である芸術家・ヒューゴーがやってきて、3人は共同生活を送ることに。
ヒューゴーの魅力に抗えないイドは、彼とも関係を持ちます。
でも、ヒューゴーが想っているのはメルヴィンで、メルヴィンもまた……という、捻れた三角関係のお話です。
ヒューゴーとメルヴィンが愛し続けるために必要とされるイドが切ない。
ヒューゴーとメルヴィンの性的な接触はないものの、だからこそ心の繋がりを感じてしまうのです。
それが分かっているから離れる決心をするイド。
メルヴィンは、イドを自分のようにはしたくなかったんだと思う。
だからこそ、イドとの関係を完全に断ち切ったのでしょう。
ラストもおしゃれで素敵でした。
イドは今、何を思って何を撮ってるんだろう。
今作も素敵でした。綴じ方が逆でも気にしない！
次回作も楽しみにしてます！！
描写の切り取り方が美しすぎる！
一コマ一コマの切り取られ方がまるで映画のようでした。
登場人物たちの表情がセクシーで品もあり、指ひとつの動きまで美しく魅了されます。
「TAKE8」
恋人役として3週間ともに過ごし育まれていく愛がとても純粋で綺麗だと思いました。
「Mの書斎」
大学生の青年が旅先で出会った男性と、その元恋人の3人。誰が誰を想い大切に思っているのか、そういう関係性を少ない言葉で描かれているところがとても素敵だと思いました。
愛をテーマにした推進力のある一冊。
とても満足です！
