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恋人いないなら 俺じゃ、ダメ?
アンソロの『褐色BL』で短編を拝読したことがある作家様。
顔の描写は柔らかながらも身体のラインはとっても肉感があり、鼻と口のバランス感が独特だったので印象に残っていました。
表題作が3話、著しく成長を遂げた甥っ子・遊馬にぐいぐい迫られ絆される翻訳家のおじさん・誠一のお話しと、同時収録が3話、売れっ子だけど悪癖持ちの漫画家・セトとそのセトに憧れているアシ・皆月が振り回されるお話しで、翻訳家と漫画家のそれぞれの担当編集者が癖の強い双子、という繋がりがあります。
3話ずつなので展開がスピーディーなのは仕方がないのかなとは思いますが、どうしても気になってしまったのが、セトと皆月のお風呂シーン…
一瞬にお風呂に入る描写が大好き、お風呂でのいちゃこらエッチも大好物人間から言わせてもらいますと、酔ってぶっ倒れた受けをお風呂に入れるなんて…危ない!
しかも受けはふらついているのに攻めだけ盛り上がってお付き合いもまだなのに半ば強引にハジメテ抱いてさらにぐったりさせるという…。コミカルに描かれていたんですけど、いやいや、その白目ガチだし、なんかいろいろ違いませんか?と好きなシチュなのに行為のそれじゃない感がすごくて、個人的な性癖の好みをぶっ込んでしまい大変申し訳ないんですけど萌えきれませんでした…(涙)
表題作は萌、同時収録はしゅみじゃない。間をとって中立です。
初読みの作家さんでした。
絵はなんだか、青年誌っぽさが有りました。
で、エピソードは2つ。
おじさんと甥。
突然訪ねてきた何年か振りの成長した甥。
おじさん、戸惑う。
ちなみに、おじさんはゲイで有ることは内緒にしていました。
可愛かった子が、胸筋ばーん、身長どーんみたいに変わっていたら驚くわ!
まあ、甥の遊馬が来た理由は、可愛い理由だったですよ。遊馬、素直な性格で可愛かった!そして、明らかにおじさんの事が好きだった…
おじさんと甥、とりあえずキス止まりですね…
キスを越えるのは、おじさん次第かな。
もうひとつ。ひとつめのエピソードのおじさんは作家なんですけど。
その担当がそっくり兄弟。兄弟も編集。
まあ、かなりキャラ濃いですね…
2つめは、漫画家とアシスタント。締め切り明けにエロさ暴発しちゃう漫画家。
翻弄されるアシスタントと言うところです。
流れは、察するそのままでした。
甥っこの遊馬が可愛かったです。
でも、編集兄弟のキャラが萌えを阻んだな…
良い人たちなんだけどな~阻まれました。