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hitoshirezu kimi koishi
2007年ー2008年発表の「不確定ソシオグラム」(全2巻)のスピンオフ作です。
「不確定〜」のレビューを読むと、特に(2)のレビューで「凛が気になる」という感想が多いわけで。
10年以上の時を経て、ついに「凛の物語」が完結となりました。
これは感慨深い。
無気力で、投げやりで、不規律なビッチ、凛。
それは実らない恋を引きずり続け、諦めきれず、それでもまだ追って…という日々の中で、寂しさを紛らわすための男喰い。
そして凛の想い人は…
実姉の夫だったひと。
まだ純真で臆病だった高校生の時からずっとずっと好きだった。だけど姉と譲(じょう)さんは離婚し、もう会えないと言われ、最後に思い詰めた凛は躰ごと譲にぶつかっていく。
一度は抱いてくれた譲だったのに…
「〜ソシオグラム」の中でその後の極端なゲイ嫌いになった譲とビッチの凛の冷戦は非常に痛々しかったわけですが、「ソシオグラム」のCP・新悟x京の変化を見ているうちに譲が変わってくるのですね。
凛の長い長い苦しい恋が今叶う…
よかったね…
…とは思うけど、あれほど固く拒否していた譲が変わったのがあっという間だったようにも思え。
あと、「ソシオグラム」時より絵柄が洗練され、新悟x京が随分きれいで年相応になりましたね。
「おわりに」でつぶやかれている大黒さんと桜井さんも是非!続きを描いて読ませて下さい!