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amaetana osananajimi wa ore de otona nianatteiku
弟のように可愛がっていた幼馴染のヒナに寝込みを襲われた旭。
なんとか思いとどまらせ(先っぽは入ってますけど)理由を聞くと、ヒナが高校卒業時に旭と交わした『キスとかは好きな人と大人なってから』という言葉をヒナなりにねじ曲げた解釈をして、晴れて二十歳になったから大好きなあっちゃん(旭)とセックスする!になった。という(笑)
とにかくヒナの旭への愛のベクトルが凄まじいわ〜、若いわ〜、と思っていましたが、旭も旭でヒナの駆け引きアプローチにすっかりと翻弄され、本当はヒナを手放したくないくらい大切に思っているので、どっちもしっかり溺愛なふたり。
エッチシーンがたっぷりで、毎回エロく、はじめは勢いまかせなところがあったヒナの攻め方がどんどんと旭のイイところを的確に押さえるようになってくるのがまたよかったです。
旭を気持ちよくしようといろいろなエッチを勉強し提案してくる勤勉さ?には愛を感じました。
ラブラブ道を突き進む途中、旭がヒナを思うあまりに悩み、ちょっと身勝手に半ば一方的に離れることを決めて少し道を逸れますが、ふたりの想いはちゃんと繋がっているので最後はきちんと元通り!でした。
タイトル通りの内容です。
弟のように可愛がっている幼なじみの雛太に襲われ、告白された旭。
「20歳になったらセックスしていい」と言われたという勝手な解釈のもと、旭の寝込みを襲う雛太の身勝手さに度肝を抜かれる始まりです;
初めは、雛太の子どもっぽさにうんざりするものの、この子が思いのほか成長してくれます。
逆に、読み進めるごとに嫌になる旭(個人的見解です)
大人ぶって説教したくせに、雛太が自重すれば寂しく感じ、結果的に簡単に受け入れてしまう。
そのくせ、雛太の未来のためにと突き放す……
一途に旭だけを真っ直ぐ想っている雛太が可哀想だよ。
雛太のためと言いながら、自分が怖くなっただけ。
大人の矜恃といえばそうなのかもしれないけど、雛太の気持ちを大切にしない旭を自分勝手に感じてしまいました。
突き放されても諦めず、それでも健気に大人になろうとする雛太の成長は拍手ものでした!
急にいい男になったな、と。
流石に旭も腹括ったよね?
流されやすいチョロさがあるので心配ですが、2人で一緒に考えながらゆっくり進んでいこうとするラストは良かったです。
エロはしっかりあり、こちらは旭の成長が顕著(笑)
ドライでイった描き下ろしは特にエロかったです♡
何でタイトル変えちゃったのー⁈ 」溺愛ひなどりBOY」のが可愛くて良かったのに。最近単行本化する際にタイトル替えするコミックスが増えていて、戸惑ってしまいます。
まぁ、本作のエッチぃさから言って、出落ち感満載のタイトルにしたかった意も汲み取れますけども!いやー、包み隠して欲しい気もするこの「童貞切り」。
大人の旭が、これまたヨロヨロしていて。大人げない。幼馴染のヒナの猪突に押されっぱなしで、半ば流される様に受け入れるんだが。ラブラブだった筈なのに、ハッと我に帰るというか、引き返せないほどヤッてから、「いけないこと」だとモダモダ悩みだし、ヒナを傷付ける。これ、大人が一番やっちゃ「いけないこと」。勿論数あるBLらしく、収まるところに収まるんですが。流されて受け容れる、までも割と早かったのに、ヒナを勝手に傷付けて、避けて、やっぱり舞い戻るまでもちょっ早で、旭、どうなってんだ⁈感がちょっとありました。本来なら、受けは攻めを翻弄して欲しい派なんですが。ちょっとこれはヒナが可哀想過ぎる。
初めて出逢った子供の頃のヒナが天使。ヒナの気持ちを、小鳥が初めて見たものを親鳥として懐く「インプリンティング」だと説明する旭がテンプレ過ぎて失笑。なのでやっぱりタイトルは「溺愛ひなどりBOY」で良かった気がするよ。
オカピ先生の描くトロトロの眼差しはエロい。旭がとってもエッチぃです。
旭の同僚の花田先生がワイルド系の大人で素敵なので、ワタシ的には当て馬希望でした。