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keiji ni kiken na yokorenbo
「刑事に甘やかしの邪恋」→「刑事に口説きの純愛」に続く、刑事シリーズ3作目。
電子で配信されてる「刑事にキケンな横恋慕」に加筆修正、更に書き下ろしを2編加えての書籍化になります。
完全な続きものなので単品で読むのは難しいですし、それどころか「仁義なき嫁」シリーズのキャラもかなり出張っている為、そちらもある程度読み込んでないと分かりにくい作品だと思います。
ちなみに「仁義なき~」を含めたこのシリーズ。
悪く言うと「一見さんお断り」的な手の出しにくさがあるんですよね。
キャラ達の関係性がすごく複雑だし、作者さんは「分かるよね?」とばかりに、シリーズを横断してキャラをバンバン登場させる。
まぁそんなワケで、気軽に楽しく萌えを補給したいと言う方には向いていないと思います。
ただ、シリーズ全体を通して、主役二人だけでは無く、それぞれのキャラ達の人生、生き様と言うのを深く追いたいと言う方にはオススメ。
ほんの脇役に思える人物でも、それぞれちゃんとドラマがあるのです。
しっかり物語の中で生きているのです。
ここが、このシリーズの素晴らしい所だと思う。
まぁそうじゃなくとも、推しを色んな角度から読めるのが単純に嬉しかったりするんですけど。
あと、どこから手をつければいいのか分からん!と言う姐さん。
作者さんのTwitterで分かりやすく図解してあります。
参考にどうぞ~。
「刑事とヤクザと湯けむり旅情」
書き下ろしで、恋人同士となった二人が温泉旅行に行くお話です。
これ、恋人同士なのでめちゃくちゃ甘いんですよね。
温泉でのんびり疲れを癒し、また浴衣でエッチと。
内容だけ見れば。
ただ、田辺視点が多い為、印象としてはしっとり。
大輔への深い愛が、甘く優しくほんの少し切なく綴られます。
「刑事に口説きの純愛」で田辺のいじらしさに悶えたものですが、本当、結ばれて良かったねぇと。
「刑事にキケンな横恋慕」
電子で配信されてる作品です。
加筆修正ありとの事ですが、割合としてはそう多くなさそう。
じっくり読み比べてはいないので、正確では無いかもしれませんが。
恋人として安定した関係を築きつつも、ヤクザと刑事と言う互いの立場故の、新たな悩みを抱える大輔。
そんな中、二人の仲を嗅ぎ付けた薬物担当の刑事・天野から、田辺との手繋ぎ写真をネタに「やらせろ」と脅されるんですね。
更に、天野により「セックスショー」へと売られー・・・。
こちら、受けが拉致されてセックスショーに出演させられそうになると言う、BLとしては大変定番のお話になります。
そんなワケで、ネタとしては面白みに欠けると思うんですけど。
が、このお話の真髄は、そこには無いのです。
その後の二人にあるのです。
田辺ですが、大輔の理解者で刑事である西島と共に、拉致された大輔の救出に向かうんですよね。
で、助けだされた大輔に告げる、彼の心からの言葉。
このシーンがですね、切なくもめちゃくちゃ萌えるのです。
そして、泣けちゃうんですよ。
ただ、大輔が生きている。
それだけの事に深く感謝する田辺の心情が切々と綴られ、例え何が大輔の身に起きようと、決して田辺の気持ちが変わる事はないと語られる。
思わず泣けましたもん。
ちなみに、ここで美味しい所を持って行く岩下。
嫁に甘い男かと思いきや、ヤクザとして冷酷な所を見せてくれます。
いや、怖い男ですよ。
ヒヤリとさせられましたよ~。
「アブノーマル・ポリシー」
河喜田が主人公となる短編です。
えーと、踏みにじられるのが大好きと言う彼の心の在り方の一端が語られますが、正直理解しがたい。
強烈なキャラが多いシリーズですけど、中でも彼は群を抜いてるよなぁ。
とりあえず、切ない部分もありますが、基本的には恋人同士となった二人の甘い日常がメインなんですよね。
田辺の溺愛ぶりに、たっぷり浸れました。
久しぶりにBLの愛あるえっちシーンに萌え萌えしてしまいました。この方の濡れ場シーンすごく好みでした。喘ぎ声ばかりじゃなく受けも攻めも切羽詰まっていっぱいいっぱいになってしまう様子が丁寧に描かれています。受けが可愛いって大事。
シリーズものでいきなりだとわかりにくいかと思いましたが、皆様のレビューを元に妄想補足しました。有難い。でもこのカプが出てくる1.2巻は読みたくなったので購入しました。何しろ小山田あみさんの挿し絵が最高ですから。小山田さんはBL絵師さんの中では画家レベルでどんな男性も美しいですが、特にスーツとか刑事とかヤクザとか制服とかが私は大のお気に入りです。表紙だけで興奮できます(?)
2人とも30代というのもヤクザ×刑事というシチュも大好物です。2人ともゲイではなかったのにお互い相手の男に溺れてしまって、でも立場的に将来の見えない行き止まりの恋だ、と受けの刑事さんが悩んでるのが切ないけど可愛い。しかも拉致されて現役刑事のセックスショーに出演させられそうになり、未遂とはいえ途中まで体を弄られ、助けてくれた攻めとのお清めえっちの時に思い出して泣いちゃう30代年上受けに最後まで萌え萌えブラボー!って感じでした。
本シリーズの「仁義なき嫁」もたくさん巻数出てるみたいですが、いつか読んでみたいです。エロシーン良さそうだし。何かそっち方面の感想ばかりですみません。ザ・BLのストーリーもとても楽しめましたよ。
1.2作目と読み、この巻の変態パーティーに拉致されるという粗筋が余り好みで無く、飛ばして4作目を読んだ(最高だった)のですが、こちらブックパス読み放題にて上がっていたので恐る恐る読みました。
麻酔注射打つシーンはウッとなりましたが、事態は間一髪だったので大丈夫でした。
しかも初めはほのぼの甘々温泉旅行!
途中遭遇した女子大生に牽制したりする大輔の、ぎこちなく拒否するようで逆に誘っている台詞がもう魔性的です…!
行為しなくても、と薄ら考えていた田辺に、見えるところに跡付けんなよと言って部屋に戻る大輔。爆発する田辺。
大輔は田辺のキスにはすぐ勃つし快楽に弱いものの、元来お堅い職業と社会意識持ちだから、田辺への気持ちを自覚するのが遅いし、数ヶ月しなくても平気だったノンケ。が、
“ 大輔の頭の中ではもう、田辺へ腕を伸ばして首にしがみついていたが、実際は身じろぎひとつしない。 ”
この文章には萌え痺れました…‼︎‼︎
今までの恋人や妻には男らしくあろうとし、甘えたり柔い部分を出さなかった大輔が、田辺と過ごす時にはとろけるものの、思うような甘い行動が取れない(田辺にはほぼ筒抜け)のが可愛くてたまらない…
激しくなる田辺に「ゆっくりがいい」と無理を言ったり、フェしてる時や田辺がイクのを見つめるのも凄く良いし、大輔のマイペースで無自覚な可愛さに振り回される田辺の興奮ぷりがなんだか分かる濃厚な文章でした。
田辺の甘々溺愛ぷりも貫徹していて、Dom/Subユニバースなら相当なDomでしょう。実況言葉責めしつつ、大輔が出来そうなコマンド「舐めて」とか「言って」とかを甘く繰り出し、「可愛い」「上手」「素敵だった」と散々褒める。大輔はサブスペース漬けですね。
今回は大輔の“男を知ってる”ケツを狙うモブ(同業天野)の固執変態っぷりやマジヤバ河喜田さんも読んでて楽しかったです。
1.2作目と誰の台詞か分かりづらかったり読み難いところがあったのですが3.4作目は殆ど気になりませんでした。
ラブラブ度が増している。大輔が甘くなってる。2人の関係が変わったというか大輔の覚悟がすごく変化した作品でした。表紙の大輔の服装。読んだ後にもう一度見て、なるほどなと思いました。
田辺側視点で佐和紀を見ると暴れん坊だなと思う。それは佐和紀が田辺を嫌いだから、余計にきつい態度になるんだよね?仁義なき嫁シリーズだと、もっと優しいイメージだし。
この2人はこの先もどんどん甘くなるのかな。とても楽しみです。
はぁーなんともふわふわ幸せな読後感。
内容はかなりキツかったですけどね、大輔にとって。
誰よりも男であることを信条とする大輔にふりかかった災難。
どん底を吐露し、ボロボロの大輔をまるごと受け止めるお風呂のシーン。
西島と田辺の会話は全部痺れました。
西島のおっさん、、、あんたにはついて行くよ!!
冷徹を絵に描いたような岩下、チンピラ狂犬風情の新条、どちらも一見ひどすぎる言動なんだけど最終的にはふたりを救うっていう…
今回も、高月先生の緻密な描写をあみ先生の筋肉質な絡みが彩り、ノックアウト。
電子書籍の表題作に、2編の書き下ろしが追加された文庫版。電子版も挿絵あとがきあり。
刑事とヤクザと湯けむり旅情
タイトルまんまのお話でした。二人で温泉宿でしっぽり回。
一見、特に進展したことはないように見えるのだが、大輔が素直に田辺を求めることができるようになっていて、なんだか胸熱でした。
大輔は離婚暦のあるノンケで、初めて田辺と関係を持った時もレイプだったため、「男の身で男に抱かれる」抵抗感をずっと抱いていた人。
だけど、元妻とのことがようやく吹っ切れたのか、このお話では欲望に忠実に、田辺にデロデロに溶かされていて、すごく可愛かった。濡れ場がとても長く濃厚で、ひたすら甘い。胸焼け注意。
刑事にキケンな横恋慕
あらすじまんまのお話。大輔を狙う天野という男が予想以上にキモかった…。
拉致られた大輔がどんな酷い目に合うのか、ちょっとワクワク…いや、ハラハラして読んだのだが、直接描写はなし。
媚薬漬けやお道具プレイや緊縛、モブレもなしで、期待…いや、心配していた自分はガッカリ……いやいや、安心しました。
そんなことより、救出後の二人がとにかく激萌え。大輔が、田辺との関係をそこまで深く考えていたことにもキュンキュンしたし、田辺がとても大輔を大事にしているというのが伝わってきて、素敵なえっちシーンだった。
障害の多い二人だけど、絶対に幸せになれる!そんな確信を持てるようなお話。
アブノーマルポリシー
キケンな〜に登場した、河喜田という刑事に焦点を当てた短編。このシリーズは「仁義なき嫁」とリンクしているが、この方も仁義なき〜ではお馴染みのキャラなのか?
そちらは未読なので、岩下や新条といったキャラが登場すると、関係性がよくわからなくて今ひとつのめり込めない。
勿論、このシリーズだけで大丈夫なように書かれてるし、結局は田辺と大輔の関係を楽しめばそれでいいのだけど、例えば岩下、新条らと田辺の間にどんな過去があったのかをもっとちゃんと知ってる方が、より深く田辺というキャラを理解できるような気がする。
長く続いてるシリーズなので、なかなか手を出せなかったけど、仁義なき嫁も読んでみようかなあ…と思わずにいられない一冊でした。
仁嫁スピンオフの「刑事にキケン・・」シリーズ3番目。
大輔が、署内のゲイにお尻を狙われてしまう。
未然に護ることができた大輔は、田辺への気持ちを再確認することになる。
しかし、逆恨みされた大輔は、騙されて売り飛ばされ、周平に助けられる。
結婚後の佐和紀と大輔&田辺が会う場面。挿絵の佐和紀が綺麗。
酒饅頭のお土産を大輔が佐和紀に渡す。
面会目的は、周平に自分たちの仲を公認させてもらいたいという件。
けじめをつけられない田辺に、佐和紀が怒ってお茶をかける。
この場面の挿絵の佐和紀がとてもきれいに書かれていた。
小山田あみ さんの挿絵が書く佐和紀はとても素敵。
このシリーズは、謎の佐和紀の魅力が絶大で、
読み始めたら、イケナイと想いながらも止められず、次を読みたくなる毒性を持ってますよね。
まず目がいくのは、この表紙!
目が合わせられない…照
ようやく思いを素直に通じ合わせて、恋人同士となった田辺と大輔。
大輔のデレがかなり増量してます。
2人の気持ちは揺るぎないけれど。
大輔なんて、旅行にものすごくウキウキしてるのが伝わってきて可愛いんだけど。
反面、過去のことやこれからのことを考えると上手くいくのか、お互いゲイなわけではないからそのうち目が覚めるのではないか…
相手が大事なあまりの不安や嫉妬はありつつも、一泊で向かった温泉宿でのあまあま濃厚えっちはめためたエロかったです。
田辺の「無理はさせないから……安心して、抱かれて」という言葉通り、優しい優しい甘やかしがたまりません。
大輔もかなり積極的だし、だんだんと田辺に翻弄されて、最高に気持ちよさそうに極まってくるのがほんとエロいし、田辺の甘やかしの言葉責めにもどきどきするし、気持ちに素直にお互いを求め合って、好きがダダ漏れのとろとろで、とても良きです。
その後の、タイトルにもある「危険な横恋慕」してきた薬物係の天野。
変なのに目をつけられちゃってかわいそうな大輔。脅しをかけられて、自分の組対の刑事という立場と、投資詐欺をシノギとするヤクザの田辺、という関係性に、改めて危うさを覚えます。
下手すれば、お互い身を滅ぼしかねない。特に田辺に関しては命まで危ぶまれるほどに。
それでも何があってももう離れられない、自分の気持ちも相手の思いも軽く見たりしない、と、しっかりと自分たちの関係を大事にする大輔、すごく変わりましたね。逃げずに向き合っています。
結局は最悪の形で天野に捕まってしまったけど。
これもまた、思わぬ形でvs岩下となり。
やっぱり岩下がね、全然掴めない男なんですよねー。仁義なき嫁、読めってことかー。
新条についても同じく。
やばそうなドM刑事も出てきたし
レイプショー寸前で助かったものの、心には大きなダメージを負った大輔。田辺に嫌われたかも…ってビクビク弱ってるのがかわいそうで可愛くて、そしてそんな大輔をぐずぐずに甘やかして愛で癒す田辺がほんとに素敵でかっこよくて。
心からの優しい言葉に、優しい愛撫に、どんな大輔もまっすぐ受け止めてくれる強さ、覚悟が伝わってきました。
田辺のゆるぎない愛情が、どんどん大輔を変えていってます。大輔のピュアさ可愛さをどんどん引き出す田辺です。そしてそれはすべて田辺のもの。
新条と約束した、「お母さんに挨拶」はかなりハードル高いと思うけど、これで岩下から横槍を入れられることがなくなるのであればいいな…!
シリーズ三冊目。
前半は恋人になった二人が温泉旅行に向かう甘々話、後半は大輔が危険な目に遭うちょっとした事件。
前作最後に大輔が口にした温泉旅行が無事に実現したようで、始まりから嬉しそうな田辺が見られて、こちらもとても嬉しかった。
相変わらず田辺が語る大輔はベタ甘評価。褒めちぎりまくって、どれだけ大輔が素晴らしいかを伝えてくる。微笑ましく温かい気持ちになるが、物足りないのも正直なところ。
というのも、大輔の仕事への情熱や全てを背負う性質をいくら田辺のモノローグで語られても、エピソードがないため実感がない。大輔自身の行動やセリフの中から感じ取り、田辺の気持ちに同調したいと思ってしまう。
恋人になり少し素直になったおかげか、今作では大輔のモノローグでも、田辺について今までとは違う語り口で語られる。陰で大輔を守り、一人でかわして乗り越えてきたらしい。が、そこもエピソードが無いのがもどかしい。もっと詳しく知りたい気持ちが満たされず、とても惜しい。別シリーズを読めってことなのかな。
後半は事件勃発。田辺の活躍を期待してわくわくしながら読んだが、静かな決着だった。岩下がラスボスのごとき存在感を見せつけ、西島の好感度が爆上がりしただけのような。
後日談の新条とのやりとりは、なんでそんな話に?という流れで、次はホームドラマになるっぽい匂わせ。刑事とヤクザのロミジュリ設定は活かされるんだろうか……。
やっぱり田辺が好きだなーと思った一冊。
『刑事に』シリーズ3作読んでの総評です。
話の展開は面白く読んでいたのですが、どうも三宅が好きになれず…仕事もさほどできる様ではなく、マル暴のくせにヤクザに組み敷かれたのに偉そうで、大した活躍もせず田辺に助けてもらうばかり…私生活の嫁とのケジメもお膳立てしてもらっている始末。次こそは名誉挽回でかっこいい刑事の姿を見せてくれるだろうと読み続けましたが、ここでリタイア。正直情けないの一言。こんな人に刑事やってほしくないなと思ってしまいました。
元々受けが守られて溺愛されてるだけの作品って苦手なのですが、こちらはプラス刑事なのにというところがあって私には合いませんでした。
あとスピンオフで長編を書かれているカップルがよく出てきます。登場する度にべた褒めで作者の方のそのカップルへの愛がミシミシと伝わってきます。
そしてこれも私の苦手要素です。他の作品のキャラがちょこっとおまけ程度に出るのはいいのですが、3作品全てにがっつり出てます。おまけにもガッツリ出ます。物語的にどうしても絡みがあるのは分かるのですが、関係性を考慮しても出過ぎと感じました。
私は他作品のキャラは正直邪魔に感じてしまうタイプなので合いませんでした。
私は地雷に近い苦手要素があって合わなかったのですが、嫌いではない方にはおすすめです。
1番好きなキャラは河喜田でしたw