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atari
江戸時代の人外ストーリー「ねこまた。」から派生した物語。
天でもなく地でもない、現(うつつ)でもないあわい…そこは「中」(あたり)。
その中で「守り神」(ねこまた)たちを生み出すのが、アタリ。
アタリは神?かどうかはわからないけど、猫耳としっぽがあります。そして顔は紙のようなお面に目が縦に3つ。
普段は守り神と彼ら用の頭巾を作って、現に送り出しています。
そしてその傍らに付き添うのが、あの「黒ねこまた」なのです。
心優しき岡っ引きの仁兵衛に憑いていた黒ねこまた。
仁兵衛が亡くなった時、一緒に冥府に行きそうになってアタリに託されたのです…
そして、アタリと黒ねこまたのクロが人間界を覗いてお散歩するよ、というお話。
時代は「現代」です。
引き続きアタリとクロは、人には見えません。さわれません。
今の日本を歩く1人と1匹のあやかしたちは、ラ◯ンでイジメをするように誘われる女子高生を見てスマホに驚き、駄菓子屋でカツアゲされそうな小学生に会う。
ところが、この小学生は何とアタリが見える。彼は仁兵衛の生まれ変わりでした。
クロは大喜びだけどクロの方は力が弱いので少年には見えない。切ないクロです。
ビルの屋上では挫折し自殺しようとしている男性に、駅では痴漢されている少女に声をかけて助ける少年に、道では泣き止まない赤ちゃんに途方にくれる母親に。
悲しみや苦しみの連続にふと光が差し込む時、そこにもしかしたらアタリがいるのかも。
そして、アタリが見える少年・仁の元に折に触れて訪れるアタリとクロ。
仁は中学生、そして高校生と成長していきます。そんな仁にクロはあの日の仁兵衛を見てポロポロと涙するのです…
優しくって泣ける。そしてかわいいあやかしものです。大おすすめ。