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nekomata
琥狗ハヤテ先生による人外非BL作品。そして江戸時代もの。
「ねこまた。」4巻です。
引き続き、仁兵衛とねこまた達のほのぼのしい日常と江戸の暮らしが描かれていますが、3巻で登場した訳ありの浪人・三好の存在が大きくなってくる。
三好がなぜ浪人になったのか。
三好が背負っているものは何なのか。
なぜ白ねこまたが三好の旅笠についているのか。
人の消えた、音の消えた屋敷。
むなしい。体に穴が開いたよう。全てが消えていくよう。
何かを覚悟して旅笠を被る三好に思わずすがる。おいていかないで……
交互に入ってくる黒ねこまたと仁兵衛の心が通ったあったかくて優しい日常との対比が、三好と白ねこまたの哀れとこれからの悲劇を暗示しているよう。
さて、4巻のラストは仁兵衛が連れてきて家ねこまたになった縞ねこまたと灰ねこまたのお話。
元々は同じ家の母屋と離れの屋根についていた縞と灰。縞は母屋だから自分が偉い、と縄張り意識。
だが、ある日母屋で火事が起きる。
あっという間に燃え広がる炎に2人は抱き合って震えていたが、駆けつけた仁兵衛が笠に降りろ!と助けてくれたのだった…
今も縞と灰の2人は火が大嫌い。仁兵衛が火を使うときはすぐに消してしまいます。
仁兵衛は2人の心をよくわかっている。二度と悲しい思いはさせないよ、とねこまた達みんなに誓うのです。
泣ける…