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ai gakami wo korosutoki
弑神的爱人
マフィアと浪人生のシリアスものです。偶然の出会いと複雑な縁が絡まって、切ないお話です。
浪人生のタケルは、受験に失敗した憂さ晴らしにやって来たニューヨークで鞄を盗まれて、犯人を追いかけてる内に危ない路地裏に迷い込んでしまいます。男たちに追われて絶体絶命の時に助けを求めたのが、身なりのいい美貌の男のレイでした。
レイの屋敷に招かれてしばらく滞在することになったのですが、優しいレイに惹かれていきます。
レイの方も、タケルは昔好きだった女性にそっくりで、惹かれるのを止められません。
実は、レイが昔好きだったのは、ボスの愛人だった女性でした。その女性は、ボスの子供を身ごもると姿を消して、その後行方が分からなかったのです。そして、現在ボスは意識不明の重体で一人息子も殺されて、レイ達はその愛人の子供を探していたのです。
タケルがマフィアの秘密を知って、ボスの息子じゃなかったらレイが殺さないといけない場面での、レイの機転と行動にキュンキュンします。タケルを守ろうとする姿に、レイの真実の愛が見えて萌えます。
レイとボスの関係も、ボスへの愛情にあふれてて良かったです。死に際にタケルを会わせて、嬉しそうだったボスに胸が熱くなります。
住んでる世界も価値観も違うけど、ずっと幸せでいてほしい二人です。
他は、お医者さん同士のお話です。好きなコに意地悪しちゃって後悔してるのが可愛いです。
ニューヨークのマフィアx日本の平凡でちょっと天然系の浪人生カップル。
これだけを見れば、なんて似合わないカップルなんでしょう!(笑)
でも、なんだか引き込まれるんですよね・・・
元々BLでのシリアス系の任侠物が好きということもあるかもしれないのですが、渋くて真面目な攻めに惹かれました。
確かに、新装版のレビューで他の方が書かれているように、ストーリーに強引なところや急展開なところは見受けられると思いますが、それを無視させてでも惹き付ける攻めの愛の強さというか・・・
多分、主人公の二人は一目ぼれだったんだよ、と勝手に想像しているんですが。
う~ん、うまく表現できませんが、シリアス任侠ものがお好きな方には一読の価値ありだと思います。
受けがどうにも好きになれなかったです。
言動がアホの子というよりただのアホで、さらに構ってちゃんなセリフをばんばん言う。「僕はあなたのそばにいられるような人間じゃないってことですよね」とかさ。こういうことは心で思うならいいけど、会ってすぐの人間に対して言うセリフじゃないと思う。言われた相手も困るよ。優しい人ならそう思わせたことを申し訳なく思うだろうし。ちなみに私なら「うっわ、ウゼー」って思う(笑)
終始こんな感じで、男らしい気概のひとつもない。攻めがなぜこの受けに惹かれたのか分からない。初恋の女性に顔が似てるからって以外の理由が見つからない。でも初恋の女性とは違う「受け自身」が好きらしい。それなら受け自身にも魅力があるってところを物語のなかで示して欲しいです。
この手のメアリー・スーっぽい主人公、ホントに苦手です。周囲に好かれ、オロオロしてたら周りが勝手に問題を解決してくれる。ひたすらマイナス思考して相手の愛情を疑ってたら、相手はそのうち慰めてくれ、愛を囁いてもらえる。なんの役にも立たなくても成長しなくても「そのままの自分」を肯定してもらえる。なんだかなァと思います。
『偏愛の医学』
こっちは面白かったです。
小さいころから意地悪ばかり繰り返してる俺様攻めの隠された気持ち、萌え。
受けも頑張り屋で可愛かったし。