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デビューコミックスはショタものだったという、乙里玲太朗2冊目のコミックス。
今回は高校生・大学生・リーマンなど、ごくごく普通のラインナップ。
実は雑誌で初めて読んだ時から、BLと言うよりもほんのりゲイの匂いがしていた記憶があるのだが、あの丸っこい顔と、やや肉感的な体つきがモノホンを思わせるのか。
あとがきによると、エロシーンが苦手な作者のために編集部がゲイビデを進呈したようだが、それを参考にしているからちょっとリアルくさいんではなかろうか・・・なんて(ー△ー;)
と言うか、この作者がBL描きとしては相当なオボコであったなんて、到底信じられない。
それくらいエロエロな1冊だった。
大体がありきたりな設定だったが、その他収録分の「ラブ・レボリューション」がポリネシアンセックスを題材としたもので、ちょっと興味深かった。
このお話もそうだけども、乙里さんの描くカップルたちは基本的に愛し合っている感じがとても強いので、少々設定や展開が突飛でも許せたりする。
それと攻めの顔も受けと変わらないくらい柔らかいので、とてもほんわかした雰囲気になってしまう。
まあ単に描き分け云々の問題なのかもしれないが(笑)
オススメは表題作の描き下ろし。
腹黒ワンコで結構笑わせてもらった。
もちろんエロもみっちりだったけども。
正直あまりキラキラしたBLではないのだが、ねっとりカワイイのは、非常に私好みだったので満足な1冊だった。
BL中級以上の方は、ぜひぜひ試してみてほしい。
作者ご本人には大変申し訳ないのですが、ショタ作品を
発表されて居た当時、周囲の作品との違和感が少しあった
様に評者には見えました。
今にして思えば等身と可愛さの描き方のバランスに違和感が
あったと思えたのでしょうね。
表題作とその続編「君とペット」の攻・戸田士朗のヘタレ振りと
受・名取雅史の乱れ振り。そこから醸し出される愛らしさは、
単純なエロの累積からのみでは恐らく生まれません。
男は雄っぽさだけで生きるに非ず。
男は受にせよ攻にせよ、どこか言い様の無い愛らしさを持つ
生き物なのでしょう。
この作者さんがそれをきちんと描く為にはショタではなく、
BLで活動を展開する必然性があったのだろうと愚考します。
皆様のおっしゃる通り、ゲイビで勉強された賜物ですね。
アングルとか絡みとか動作がかなりナマモノっぽいです。
作者さんもエロを頑張ったということなので、アテクシもエロメインでレビューします。
《君のペット》
士朗が雅史のズボン引きずり下ろして、パンツからはみ出てるティンコの先っぽをペロッとするシーン。
この1コマを推します!
ティンコのはみ出方、手の添え方、ベロの置き方。
いやいや もう 感服。
《息ぬきしよ》
出た!図書館チカンオヤジ。
ティンコにシャーペンぶっ刺して撃退。
サラッと描いてるだけにチョーこえー。
洋平のモノが皮剥けたてみたいに見えるんですけど、
欲を言えば、それならば剥く所から始めて欲しかったな。
《Hello! ONLY WORK》
これはねー、69。
引きの1コマなのに口でしながら指でほぐしてるのがちゃんと分かる。
絡んでるだけなのに生っぽい。
《ラブ レボリューション》
ナナさん、欲しがり方がエロイっす。
ポリネシアンですよー。
同棲カプエチならではの触れ方云々の安定感。
《煩い雨音》
横から挿れて前向きにひっくり返して抜けた穴!
色づき具合が◎
焦らされてる感が穴からちゃんと分かる。
《恋のアタックNo.1》
マットに座ってる栗原のお尻。
穴カワイー。そんな可愛らしいトコロに
ローションもなしで大っきいの挿れちゃうんですかー。
ま、結果的に栗原の出したの使うんですけどね。
《恋をはじめませんか》
覚えてんのに、ヤり逃げ
その後も、避けようとする
そんなのはダメです!
結果、新しいママになってくれたからよかったもののねぇ。
エロはちゃんと根元のゴムが分かります。
《君とペット》
士朗が雅史に首輪&縛りで、ご主人様に御躾プレイ
ヘタレワンコ攻めだと思い込んでただけに、それが突然すぎて頭が追っつかなかった。
腰の下にクッションを敷いてあるところが、ご主人様への思いやりか。
ここでのエロはお道具の表現ですね。
押し込み方とか、引っこ抜き方とか1コマあるだけでエロい。
短編集です。
話自体はどうって事ないっていうか、そこまでつまらなくはないけど凄く面白い!って事もないなあって感じです。
どの話も悪くはないんですけどもうちょい何か欲しいのだなあ。
キャラ作りも下手じゃないと思うんですけどどねーやっぱ話的に物足りない。
話だけなら中立だったんですが、萌にしたのは絵が生々しくてエロがなかなかよろしかったのと、頬のヨゴヨゴ線に萌えたので!
そう、ショタ系に多い頬のヨゴヨゴ線、自分はこれが猛烈な萌えポインツなのですが流石に元ショタ系作家さんと言うべきか、青年描いてもヨゴヨゴ線は忘れべからず!!
鼻の上にたまに付くのもいいのだー、ビバ、ヨゴヨゴ線!!
好感持てるタッチと雰囲気は持ってるのであとは話をもっと練り込んでくれたらおもろいのになーって感じです。
話はいたって普通、ヨゴヨゴ線は萌え。
短編集です。どれもストーリー的にはごく普通なのですが、絵がきれいなので萌評価にしました。
表題作は元ペットに似た雰囲気の同級生が・・・というお話。
ヘタレワンコというのとはちょっと違う?ヘタレてるくせにキレると凄いし。描き下ろしに至っては、結構ハードなプレイだし。作者曰く「エッチシーンが苦手」とは思えません。それから、この後に続くコミックスにも登場する犬のゴロー君がやっぱり可愛いです。
他の作品としては、口絵にもある「ラブ・レボリューション」が吹っ切れてて好きです。より良いエッチを追求するお話ですが、二人のアツアツぶりには、もう好きにやっちゃってっていう感じ。
乙里さんはピアスさんで描いて正解だったんじゃないかと思う。確かデビュー作はショタモノだった…けど、男らしくて骨格もちゃんとした男の人を描く人なのでこういう大学生モノや社会人モノの方が絵柄の魅力を発揮出来ると思う。
絵柄は凄く丁寧。トーンワークがアッサリとしてて、白と黒のコントラスト好きです。
ペットなんてタイトルですが、そこまでSMチックじゃない。大きな体で繊細な心を持っている攻。飼っていたハムスターが亡くなると涙ぽろぽろ、鼻ぐずぐず、ピュアな大型犬っぽい人です。
そんな攻が、以前飼っていたわんこにソックリでなんとなく面倒を見て傍に居る受。
主役2人の距離感が素敵。表向きヘタレワンコとしっかり者の御主人様の関係に見えるけど、ヘタレてるクセにキレると凄いし結構ハードなプレイだってやれちゃうマルチなワンコでした。
乙里さん曰く「濡れ場が苦手」らしいです。だからショタモノで恋愛の流れをメインに描きたがっていたのかしら?
……勿体無い、これだけ描けるのに勿体無い。ゲイビを見せて大人(大学生)の絡みを描かせた編集部の方に拍手!
これからどんな作品を描いてくれるのか凄く楽しみです。画力はある、センスもある、きっとあーんなプレイやこーんなプレイを描かせたら光ると思うなぁ。