一度フラれた親友と、恋人になんてなれるわけない!?

親友だけどキスしてみようか

shinyuu dakedo kissshitemiyouka

親友だけどキスしてみようか
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神18
  • 萌×228
  • 萌9
  • 中立7
  • しゅみじゃない8

--

レビュー数
14
得点
236
評価数
70
平均
3.6 / 5
神率
25.7%
著者
川琴ゆい華 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
古澤エノ 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
電子発売日
価格
¥630(税抜)  
ISBN
9784199009990

あらすじ

ケガでプロの道を断たれるアスリートを
少しでも減らしたい――そんな想いで
理学療法士になった侑志(ゆうし)。四年目にして、
社会人サッカーチームの専属に大抜擢!!
ところが、顔合わせに現れたマネージャーは、
高校時代の親友・清光(きよみつ)――
好きすぎるあまり勢いでキスして、
一方的に距離を置いた、初恋の相手だった。
気まずい侑志とは裏腹に、純粋に再会を喜ぶ清光は、
なぜか積極的に近づいてきて!?

表題作親友だけどキスしてみようか

登永清光,15歳→26歳,アマチュア社会人サッカーチームのホペイロ
宮坂侑志,15歳→26歳,スポーツ傷害専門医院勤務の理学療法士

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数14

よかった!!

読むのは2作目の作家先生です。
読んだ一作目は「宵越しの恋」。

小説ってシリアス激重が多くて、読むのにエネルギーが要るので頻繁に読む気になれない……でもがっつり読み込めて没頭できる小説を読みたい……というジレンマを抱えつつ読んだ本作、いやーちゃんと落ち着くのかヒヤヒヤしたけど、、、総じてよかった!!

再会系ではあるのですが、攻め様・清光さん、侑志さんに向く恋愛感情を最後ギリギリまで自覚できないという……ドッキドキでしたよ、このまま博愛男に諦める侑志さん見ることになったらどうしよう!?!?ってね……
自分を好きでいてくれる侑志さんの気持ちが心地よいとか言い出した時には傲慢自分勝手攻め(私の軽い地雷)を覚悟しましたが。。。最後は覚醒してくれてよかったです!!
いやー、拓海さんは自ら手を挙げたとはいえ、当て馬二人使ってるようなもんですからね、贅沢すぎよ清光さん。

清光の振る舞いにはドキドキしましたけど、侑志さんの一途の極み感とか、二人が心酔しきったエッシーンとかすごくよかった!!
侑志さんはゲイじゃなくて「ある一人(清光さん)しか好きになったことない」ということなんですね。おかげで終始清光さんの行動に踊らされてて微笑ましいやらですわ。でも清光さんに迷惑かけないようにとか嫌われないようにとか、ほんとに一途でね……健気すぎて泣けてきたわ

エッシーンの方はですね、肌を合わせてる(ほんとに合わせてるだけ)の段階から二人とも気持ちよくなってるのがすごい伝わってきて何でかこちらも暖かみを感じてしまうエッシーンでした。読んでてあんなに幸せなエッシーンも珍しくない??私がそういう気分だっただけだろうか。。。


前作もそうでしたが、思いが通じてからのほっこり幸せ描写が幸せですごく読んでて楽しい小説でした。
他の作品も見てみたいと思います!!

0

じれったい

挿絵買いです。

初恋再会モノなのですが、とにかくじれったくて
私はやきもきしてしまいました。

清光はサッカー一筋で生きてきた人間だから、恋というものを知らなくて
そんな清光に恋をしていた侑志は、告白するつもりじゃなかったのに
ちょっとしたきっかけがあって清光に告白します。
そこで色々とあって二人は高校卒業後に疎遠になります。
その後も侑志はずっと清光のことが好きで8年後二人は再会します。
そしてー…。

この二人はレオと拓海がいなかったら
絶対にくっつかなかっただろうなぁ…。
特に、拓海があれこれ裏で手をまわしてくれたから
二人は再会することになるし(これについては清光が必死だったこともあるけど)
その後二人で話し合うようにと助け舟出してくれたのも拓海だし。
ほんと…拓海がいなければどうなっていたことか…。

清光は恋愛したことがなかったから仕方ないのかもしれないけど
とにかく色々とひどくて笑ってしまいました。
侑志も健気だけど頑固で、あーもう!ってとてもじれったかったです。

親友から恋人に変わった後の、二人の初めてのお話も書かれているのですが
今までがスローペースだった分、ここもスローペースで、
それがこの二人にはすごく良いなと思いました。


じれじれした恋のお話を読みたい人にはおすすめの作品です。

1

「焦れ」が萌

川琴ゆい華先生の作品を読むのは、二冊目。
ゴールが見えているのに中々進まない
「焦れ」が萌・・と、姐さんたちが書いてます。

川琴作品の魅力は、焦れる悶えが魅力。だから、進捗テンポが遅い。
著者の進捗リズムに合わないと、本をぶん投げたくなる。

でもその衝動を抑えて、サーっと読み
その後に再読すると、リズムに合わせやすくなっているので、
 川琴作品は、サッと一読+じっくり再読、をしたら味わえると 私なりの読み方を会得。

この作品も、本当は、とっくに相愛になっているのに、
主人公が恥ずかしくて逃げ出してしまったので、
8年後の再会まで恋の火種だけになって埋もれてしまう。
再会しても、主人公がまた逃げまくるので、スッキリ落ちない。
言い訳の巻き添えを食った人達に、物凄く迷惑をかける主人公。

こういうすれ違いをゲーム感覚で楽しむ作品。
ちょっと読書に待つ体力が必要です。

焦れる恋を今している人には、良い参考書になるかも。
主人公は、物凄く好きな癖に、本人の前では素直になれない。

人気の萌の在りかを探す読書は面白かったけど、我慢しすぎて読後暫く頭痛がした。

1

2人が気持ちを通わせるまでの過程がもどかしすぎました

「お、お前ら早くくっつけよーーー!!!」と心の中で叫びながら読みました。
2人が正式に交際するまでの過程がとにかくじれったいです。
もちろんそれがこの作品の良さなのですが。

受がひたすら攻をはっきりと恋愛的に思い続ける一方、攻は自分の気持ちがよくわからないものの受と離れたくないことだけは自覚している結果、時折受を混乱させています。
側から見ると「攻、もうちょっと自分の気持ちに気づいて!」となりますが、感情にはっきりとした名前をつけるのって実は難しいのかも……?という気持ちも湧きました。

片思いや再会ものが好きな方におすすめです。

1

親友までと親友から。さすが川琴さん!

川琴ゆい華先生!私にとっては読むのがお久しぶりなのですが、そうだったこの切なさ甘さ、さすがです!

初恋のキラキラ、どんどん知るにつれ募る想い、追いかけて追いかけてそばにいたくて、とうとう同じ高校の同じクラスになれて。そして親友になれて。願った通りサッカー部のマネージャーとして支えて。

こちらまで終始ドキドキしっぱなしでした。
親友男子高校生ならではのスキンシップ、食べ物の半分こやら幸せですね。でもこの関係を続けたくて壊したくなくて。誰にも一番そばを取られたくなくて。

攻めの怪我やリハビリや通院に泊まりで付き添ったり、術後断られたのに面会に行く所、攻めの全てを好きでどんなことになっても応援し続ける受けが素敵です。

甘い親友関係から受けの想いが溢れてのキス。
ここからが二人とも辛かった。
親友が離れていく攻めの辛さ。もうそばにはいられない、大好きな人を傷つけることに苦しむ受け。

卒業後も連絡をくれるのに返事をしない辛さ。
高校時代をしっかり書いてくれてありがとうございます!

そして8年後の再会へ。
お互いがお互いに大切に思ってての今の仕事ですね。
勘違いして受けのついた嘘にすごくこだわる攻め。
これはもしかして?と思うもやっぱり男=友達としか考えられない攻め。
拓海曰く恋愛方面はアホの子だそうですが…。

再会してからの親友イチャイチャも良かったなあ。受けも今度こそもう彼女に遠慮はしないと、もう絶対に離れないと強気で。

荒療治で攻めの気持ちがはっきりして。
もう離れたくないずっとそばにいたい=親友からやっと恋愛感情に気がついて。

長い片思いから友達から親友を経てやっと恋人へ。
高校時代の受けの全てはちゃんと今に繋がって報われて動かして実って。
親友で恋人で仲間。時間がかかったけど二人らしいとお互い笑いあって。
良かったなあ、はぁ。

受けはチームのメンバーの聖母みたいですね。
レオやカノちゃんとか出張り過ぎず良い人で良かったです。

この甘酸っぱさ、切なさ、甘さ、そうだった川琴ゆい華さんだ。
長いお話なのに先が気になって読むのが止まりませんでした。

道標や好きダムなどの表現もぐっと来ました。

4

脇役好きにはたまらない

脇を固めるサブキャラに魅力があると、そのお話がものすごく面白く感じませんか。

今回なんというか初々しい、どちらかというと子どもっぽい恋をしているメイン二人に対して、レオと拓海という脇キャラがスパイス代わりになってくれていたと思います。
特に拓海は常に攻めの清光と共にいたので、二人の関係を二人以上に良く見ていた人物として重要なポジションにいます。
また挿し絵で見る拓海(レオもですが)、ものすごく格好良くありませんか?いいんですか?ありがとうございます。という感じです。
未読の方にはぜひ確かめていただきたい。

ストーリーは割愛しますが、悪人もいませんし、お仕事内容含めてたのしく読めました。

4

憧れに潜む恋心

今回は社会人サッカーチームのホペイロと
スポーツ傷害専門整形外科医院の理学療法士のお話です。

サッカーを通じての憧れが恋心となった受様の恋が実るまで。

受様はサッカー大好きな少年でしたが、そのサッカーでも勉強でも目立つ事
なく、可もなく不可もないという平凡な少年でした。

そんな受様が憧れた選手が同じ年の攻様です。受様が攻様を知ったのは小3
の時、彼の所属するサッカークラブチームとの練習試合でした。

最初は彼の容姿とストライカーとしての積極的なプレイスタイルを含めて
かっこいいなと思っていましたが、対戦相手としてだけではなく、誰に対し
ても礼儀正しく、年下の面倒も見る様子を垣間見てもっと好きになります。

彼と友だちになりたい、彼の姿やプレーをもっと近くでずっと見ていたい
と思った受様は、攻様が学費免除でスカウトされた強豪校に受かる為、
地道に死ぬほど勉強して合格します。

そして幸運にも同じクラスとなり、同じくサッカー部にマネージャーと
して入部します。実は受様は中2の初めに怪我をして1年程サッカーができ
ない時期がありました。その間は皆のサポートをしていた事が案外性に合
い、裏方がいかに重要かも知ったのです。

攻様はそんな受様を「海外のポペイロみたいだな」と評し、試合に出て
いなくてもユニフォームを着ていればチームの一員という信条を抱く彼と
部活仲間としてもクラスメイトとしても仲良くなっていくのです。

攻様は人懐こいキャラで適度に周囲のノリに合わせるタイプですが、私生
活はかなりトイックです。そんな攻様がたまに参加するカラオケで受様は
攻様が好きだと知ったロックバンドを聞きまくり、ファンクラブにも入り、
さらに攻様と近づいた結果、受様は自身の気持ちが憧れの域を超えている
事に気付くのです♪

受様は攻様への気持ちが恋と気付いてから今までの自分の全部がスッキリ
しますが、何かを変えたいとは思いませんでした。そんな中、攻様が練習
試合中に負った足首の捻挫から靭帯断絶と半月板損傷という大怪我を負い、
受様がリハビリを手助けした事から、2人はさらに距離を縮めていきます。

高3になった受様は医療福祉専門校を進路に定め、攻様はサッカーを軸と
した進路を断って大学受験を選択します。受様は推薦入学、攻様の私立大
学に合格し、卒業まで残すところ3週間となった受様は久しぶりに攻様宅
に泊まりに行くのですが、たまたま見た恋愛映画の流れで攻様にキスして
告白してまうのです!!

結果、受様は攻様への気持ちに偽りはなくても、仲を壊したくなくて友情
を取ることにする受様でしたが、高校を卒業して離れても受様は攻様への
恋を手放す事ができず、攻様からの連絡を徐々にフェードアウトしていく
ようになります。

そうして受様は今、スポーツ傷害専門整形外科医院の理学療法士として
4年目の春を迎えていました。攻様と疎遠になっても忘れた事はなく、
受様は秘かに攻様のフェイスブックとツイッターと彼が就職した会社の
社会人サッカーチームのインスタをこっそりとチェクしています。

攻様がそのチームの裏方として尽力しているのを知っていたからなのです
が、何とリーグ昇格を視野に入れたチームのホペイロの熱心な希望により、
傷害治療やケアの充実の為と専属契約の話が持ち上がり、院長は受様を
担当として抜擢するのです。

そのチームのホペイロこそが攻様であり、2人は久しぶりの再会を果たす
のです。受様は消えていない恋心を再認識する事となりますが、攻様に
はチーム公認の彼女がいたのです。

攻様への恋心を捨てられない受様の未来とは!?

サッカー少年だった受様が攻様という憧れの少年に出会い、親友となり
ながらも離れ、再会を経て恋を実らせるまでの恋物語になります♪

サッカーをベースとしたスポーツ少年同士のお話ですが、サッカーを通じ
て育まれた友情が高まりあって恋になるのではなく、受様の憧れが増し増
ししての恋のお話なので、すれ違いというかジレジレを楽しむ感じです。

わりとこの2人のような設定では受様のほうが恋に気付かないとか無自覚
だったり、プロとして大成していく攻様への恋で受様が悩むという展開が
多いかなぁと思うのですが、本作は怪我での挫折はあるもののスパダリ系
な攻様が超ニブチンいうのがミソで楽しかったです♪

スポーツの世界ってある意味、同性だらけだから同性である相手への興味
とか独占欲が友情以上だと気付くのって難しいのかな。誰よりも仲がいい
→誰よりも親しい→誰よりも好き≠彼だから好き♡にはなかなかならない
ところに萌えます。

受様は結構最初からファンというより、ストーカーだしね♡

そんな無自覚な攻様がどうやって受様への恋を自覚していくのかにワクワク
し、受様が攻様の公認彼女との仲にハラハラしつつも恋心を捨てられない
様子にドキドキさせて頂きました。

また怪我をした事が転換期となった2人がそれぞれの進路を悩み、考えて
職業を選び、立ち位置を変えていく展開も面白かったです (^-^)

3

焦ったいのが良かった

受けの侑志の長い長い恋のお話でした。

一度は諦めようとして連絡手段を経ったのに、再会しても変わらない恋心に気が付いてしまうのです。

マネージャーを彼女と誤解してしまったりするのですが、侑志の意地でも関係を聞いたりしないという気持ちに共感してしまいました。

清光の侑志に対する執着に間違い無く好きだからだろうと思いつつ、恋愛の好きかハッキリと分からない事にとてもジレジレとして悶えました。
 
当て馬になってくれた拓海の働きが素晴らしかったけれど決定打はレオでしたね。
レオも爽やかで良い男だった。

お互いが大事過ぎて失いたく無い気持ちの強いCPでまとまるまでがとても時間が掛かりましたが、初エッチがイヤらしくてとても萌えました。私の好みドンピシャでした。

焦ったくて丁寧な作品を読みたい方にお勧めします。

5

友だちで仲間で…

今作はタイトルで即買いでした。親友ものが好きすぎて、素材の味付けや盛り付け方で作家様の解釈や親友萌えポイントを読み取ったりするのが楽しいです。しかも、二人の高校時代をしっかりと描いてくれている本作は、DK萌えにはたまりませんでした。

冒頭の一行で掴まれたのは久しぶり。高校生にしてはモノローグでチョイスされる抽象的な言葉が大人びていて、侑志がお勉強のできる子だという裏付けなのかな?しかも彼の聡い性格をよく表していて、それが恋愛ではあだとなってしまい、自爆の道を突き進んでいくのです。

恋をすると自分の感情というか、萌えでいっぱいになっちゃって、明らか変なモードに入ってる。気持ちを抑えていても周囲にはバレバレだし、相手に嫌われたくないから諦めようとしたり、その実相手も自分のことを好きなんじゃないかと期待したり…。

そういう片思いのグルグルが高校生1生から8年後まで丁寧に描写されています。なんたって小3からずーっと清光のことを思い続けている侑志を応援してあげたくなってしまって、みっともなくたって大丈夫だよー!って最初の一行目から沿道で旗振ってました笑

電車の中で清光の耳に欲情するシーン。作家様の性癖が光っていて萌えますよね♡

好きになったら相手のリサーチに抜かりがなく、とことん付き合ってあげる尽くし系キャラ(別称ストーカーともいう)を、変態スレスレのラインで描いてしまうところが魅力です。その重すぎる侑志の愛をしかと受けとめた清は、自称脳筋でよかったのかも笑

恋愛パートで萌えたい読者なのでそこばかりに触れてしまいましたが、二人は元サッカー少年。プロを目指していた清光がケガで苦しみ、彼をサポートしていきたいとトレーナーの道を選んだ侑志が、社会人になってからも仕事で関わりあっていくことになる、お仕事BLとしても楽しめます。

エッチは最後に二回ありますが、9割方、心の動きや人間関係の描写に費やされた後に持ってこられた分、濃く感じました。ひゃ〜。初めて繋がる時ってやっぱり萌えますね〜!

一緒にいて楽しい、ずっと一緒にいたいっていうシンプルな気持ちがどうか消えないように…なんてこの二人に心配は無用かな?親友で仲間で恋人って最高です!

レオがまた素敵なキャラなのになぁ〜。受けの思いの強さを証明してくれた彼にも誰かいい人見つけてあげて欲しいです。

あとがきで気になったことなのですが、再会ものの過去シーンって求められていないのでしょうか?むしろ、そこがわたしにはおいしいところなんですが…。

本作は高校生編と社会人編の両方ガッツリ楽しめて読み応えがありました。古澤エノ先生が手掛けられた、きれいでカッコいい男子たちの挿絵も、読後に何度も見返してはニヤニヤしてしまいます。

5

忘れられなかった

焦れ焦れするお話だろうなと思っていましたが、予想を超えてなかなかくっつきませんでした。焦れったいお話が大丈夫な方限定でおススメです。書き下ろしの本編290Pほど+あとがき。高校生から社会人までのながーいながーい恋物語。

小学3年の時に見知って以来憧れだった清光。同じ高校に入るべく必死に勉強し無事合格、めでたく一緒のサッカー部に入部しすっかり仲良くなれた侑志(ゆうし)。マネージャーとしてしっかりフォローし超信頼してもらえる大親友になったのだけど・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
拓海(二人の親友、同じ高校サッカー部→海外プロサッカーへ)、レオ(社会人サッカーチームのストライカー)、相原(♀、攻めのSNS上の彼女役?)ぐらいかな。クール拓海好きだわ。

++攻め受けについて

受けさん、高校卒業と同時に連絡絶ったのに、社会人になって仕事で再会したら再燃しちゃって。「そんなに忘れられないんなら、もっと早くになんとかしようと思わなかったのか?」と、気の短い私は思ったりもするのです。とにかく穏やか系統、自分の恋心をとても大切にしていた方。こういうじっくり派に一度変身してみたい。

攻めさんは純粋サッカー大好きスポーツ少年がまっすぐそのまま大人になったような方で、恋愛関係は全くクソ鈍感(としか思えない)。悪い方でないし、モテるであろう超爽やか好青年だと思います。なんだけど、色々我慢して忘れようと努力している受けさん寄りで読み進めたため、「このクッソ鈍感野郎!」と少々腹立たしく感じました。そんな鈍感野郎なのに、当て馬出てきた時は「俺んだ」的態度を垣間見せて、「思わせぶりな態度すんな」と思う気持ちも。

受けさんはひたすら攻めさんが好きなので、最後はめっちゃめでたしめでたしだし、仲良さげな二人の様子(甘いだけじゃなく、本当に大親友という感じの仲良さ)を読むと、「間違いない、これは一生このまま二人で生きていける」と思うんですけど、そこにいたるまでの攻めさんのあまりの鈍さに超じれったさを感じた1冊でした。

7

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