オトコにつまずくお年頃

otoko ni tsumaduku otoshigoro

オトコにつまずくお年頃
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神3
  • 萌×22
  • 萌5
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
39
評価数
11
平均
3.6 / 5
神率
27.3%
著者
水無月さらら 

作家さんの新作発表
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イラスト
みずかねりょう 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
価格
¥514(税抜)  
ISBN
9784199003875

あらすじ

1度きりのお試しのはずが、ほとんど毎日SEXしてる!?清潔な王子さまと称される新田秋光は、面倒だったSEXが嘘のよう。
同じマンションに住む会社の先輩、総務部のエリート・影山壱成のせいだ。
扇情的な色気が漂う超ハンサムな影山に、好奇心で誘われベッドイン。
抜群の体の相性に、ハマリ過ぎて抜けられない。
影山に心も捕われ始めた新田は、離れることを決意するけれど…。

表題作オトコにつまずくお年頃

会社の先輩
会社の後輩

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数3

めっっちゃ恋愛でした

 BL作品に「めっちゃ恋愛でした」ってレビューはどうなんだ、というツッコミはさておき。

 端的に言うと、淡泊で美人の受けが最強イケメンプレイボーイ攻めと恋愛する話です。恋愛する話です。恋愛する話です。(大事なことなので三回)

 恋愛感情に無理がないのがとても良かったです。
 駆け引き、というかいわゆる「押して駄目なら引いてみろ」がほとんど無意識の上に行われる辺りもラブだな~と思いました。
 2人とも超絶美形モテモテで、片や淡泊、片や下半身ゆる男という一見逆のような2人ですが、恋やら愛やらを求める男とそれを遠ざける男のラブ。恋愛観の差が2人のセックスへの意識の差を作るのかなあなどと思いました。

 地の文を含め、全体的に言い回しが何となく気障な感じです。私はそれが好きでした。
 2006年発行なので完璧にバブル崩壊後の作品ですが、そこはかとなくバブリーな感じがするのは私の考えすぎでしょうか。それもまた良かったです。

 現代日本が舞台なのにどこか現実感がなく、しかし感情が自然に流れる良い作品でした。

2

つまずいたのはどっちだろう?

攻・影山壱成(28) 総務部のエリート
受・新田秋光(27) オフィス通信課

デートの相手(女性)に「勝負パンツじゃないから」とお断りして帰宅した新田。
メールボックスを確認していたら、マンションから出てきた男女が揉めている。

女性2人がかち合って「3人で楽しむって手もあんじゃねぇ?」と、とんでもないことを言ってビンタを食らったのは、新田と同じ会社に勤める影山。

翌日、社内トイレで会った時、新田はスルーしたが影山から話しかけてきた。
社内外の女性達を喰い散らかしてきたと評判の影山は、性的に解放的でゆるい。
好みも無くどんなタイプの女性とでも楽しくセックスできる。

逆に新田は「愛がないとダメ」で、女性から積極的になられても据え膳を喰えない。
しかも好みが極端で「背の高い吊り目の貧乳美人」がいいと公言している。
(その好みって、男だったらかなりの確率で当てはまるよね(笑))

セックスが面倒くさいという新田と、誘われて断るのが面倒だからセックスをするという影山と。
正反対の2人ですが、互いに惹かれるものはあったんでしょう。
特に新田の方は影山の見事なモテっぷりを観察しているうちに、自分の好みが影山にぴったり当てはまることに気づきます。

影山は男とのセックス経験はなかったが、新田との行為については抵抗を感じないので、試しに…と誘います。
相性の良すぎるセックスの後「あんたを好きになったらどうしよう」と呟く新田に「ありえない」と笑って返す影山。
「どうしよう」なんて言ってる時点で、もう惚れちゃってるんですけどね~。

以来、週に3度は寝るセフレの関係に。
その間も影山は女遊びをやめておらず、社内でイタしてる所に新田が出くわす場面も。
自分の思いは影山には通じないと知った新田は、少しずつ距離を置くようになります。

新田が自分のことで悩んでいると知っているが、歩み寄れない影山です。
「オレのこと、好きだよな?」と聞いて「好き」と言わせて満足する。
なのにキープの女たちを手放せない影山。

プライベート空間に女を連れ込んでも、決して長居させなかった影山です。
なのに新田のことは引き止めるし、食事を作って食べさせたりシャツのアイロンがけをしてやったりともの凄く甲斐甲斐しい。
他の男と寝ることなど全く考えもしないのに、新田とのことは諦めきれない…それって、惚れてるってことですよね。

影山に別れを告げた新田は、忘れるために前々からアプローチしてきていた藤井と食事に出かけますが…。

影山が覚悟を決めるのに、藤井は丁度よい当て馬(笑)。
新田は無意識だったかもしれませんが。

最初から2人がラブラブなので、新田がぐるぐる悩んでても可愛らしいだけでした(笑)。

2

つまづくより落ち着くって感じ

毎日セックスしているという感じの新田秋光の前に、セックスがめんどくさいという影山壱成に出会う。

初めて秋光を見たのは女の子がブッキングして、修羅場だった。量より質というか、セックスの価値が軽いんだと感じた。

秋光に誘われるが、女の子がめんどくさいって思った。飲み過ぎたといって、帰る途中に雨に降られた。雨の中、秋光と走った。
思わず唇を重ねたが、気持ち悪くない。
ある意味、強引にさそわれた。
壱成は、秋光の感触に乱れてしまう。
凶器のようなビッグマグナムに身体を打ち込まれ、かき回され快感を知らされる。
これをきっかけに身体をつながる。
だが、秋光が女性といるだけで心が傷つく。嫉妬を妬いしまう。
いつの間にか壱成は、秋光の虜になっていく。

社内で有名なゲイの藤井と食事にいくが、食べずに飲んだため、酔いが回ってしまう。
藤井にたべられることなく、秋光の送り届けに藤井もビックリ。

壱成は、藤井に送り届けたのは、秋光だということをしりいつの間にか夢中になったことに気付く。
気付いてからのセックスは更に気持ちよく、双方が惹かれあい、秋光の浮気の心配をしなくてよくなる!

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