あらすじ
「“これ”がこの会社での、Ω(オメガ)の仕事だ――」
社会的にΩの地位がとても低い、現代日本によく似た世界。地位格差を是正するため施行された「Ω雇用法」により、企業はΩを積極的に雇用することを推奨されていた。Ωの主人公・牧野(まきの)もまた、Ω雇用法により大企業に採用されたΩのひとり。α(アルファ)やβ(ベータ)ですら簡単に就職することが難しい花形企業での採用だったが、そこで牧野に与えられた役割は、αやβたちの性処理を担当する「性社畜」としての業務だった……。
ストレスからいつの間にか発情(ヒート)も来なくなり、心身ともに疲れ果てていた牧野は、ひょんなことから、通勤途中で見かけていた猫カフェでお昼寝休憩(シエスタ)を利用することに。そこで牧野は、オーナーの高城(たかしろ)と出会う。だが、二人が近づいたその瞬間、止まっていたはずの発情(ヒート)が牧野のカラダに訪れて……?
シエスタの番(つがい)(1) 27ページ
シエスタの番(つがい)(2) 27ページ
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