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ryuousama to junai no hana toki wo koeta tsugai
こちら、異世界トリップものです。
300年もの間、一途に受けを待ち続けた龍(ドラン)の王と、ごくごく普通の大学生である主人公。
彼等が異世界でじっくりと心を通わせ、やがて本当の番となるまでー。
それが、甘く優しくあたたかく綴られた、感動的なお話でした。
個人的に受け史上主義だったりするので、溺愛攻めと言うのが好きで仕方ないんですよね。
で、今回の攻めとなるル・デュラですが、もう本当に健気で不器用で真っ直ぐな、心から受けを愛する純愛攻めなんですよ。
これ、彼のあまりに純粋な愛にも、心を打たれちゃって。
最初はそのオトボケっぷりに吹いたんですけど、読み進めるうちに、その健気さやいじらしさに胸が締め付けられちゃって。
ストーリーとしても壮大でとても面白いんですけど、そんな攻めにもぜひ注目していただきたいです。
ザックリした内容です。
ある日突然、異世界にトリップしてしまった大学生の竜一。
ドラン(竜)とスール(人間)が存在するその世界で、ドランの王、ル・デュラから、自身が彼の番であり、300年もの間待ち続けたと熱烈に求婚されるんですね。
そこで、とりあえずル・デュラと交流を深めるべく、異世界での生活をスタートさせますがー・・・と言うものです。
まずこちら、主人公である竜一ですが、明るくポジティブなごくごく普通の大学生だったりします。
ただ、右腕に蔦が絡まったような痣があり、それが「番」の証であると言う設定。
そう、この番ですが、500年以上前に予言された「対の紋様を持つもの同士が生まれ、やがてその二人は番となり、スールとドランを繋ぐ架け橋となる」と言うとても重要なものなんですね。
まぁそんなワケで、異世界に生まれた竜一を、水晶越しにずっと見守ってきたル・デュラ。
今回、時が来て本来の世界に戻ってきた竜一を、意気揚々と出迎えるー。
実はこの二人の出会い時ですが、完全にコントなんですよ。
いや、ル・デュラなんですけど、言葉は全然足りないし、何だろう・・・。
ズレてるんですよね。斜め上に。
会って早々に「これからは竜一と私で、スールとドランの架け橋となるのだ」と、誇らしげに宣言しちゃう。
で、竜一の反応と言うのが「え? なんで俺が? っていうか、俺の名前を知ってるの?」みたいな。
いや、徹底的に説明不足な上に、当然の事として話を進めちゃうんですよね。
「さあ、二人でこのモルド(こっちの世界)を守って行こう!」みたいな。
またこれ、竜一の反応がいかにも最近の若者って感じで笑わせてくれて。
「話聞いて? 俺にはここを守る義務は無いの。関係ないから」みたいな!
いや、延々とこんな感じでコントとしか思えないやりとりを繰り広げてくれるんですけど、とにかく笑えちゃって笑えちゃって。
えーと、一歩間違えばただの痛い勘違い野郎なんですけど、ル・デュラと言うのはとにかく純粋なんですよ。
その突飛な言動の裏に、竜一に対する深い愛情が透けてみえるんですよね。
「二人は定められた番なのだ」とか、やたら嬉しそうな上に堂々としているので、なんか応援したくなっちゃうと言うか。
また、当然だけど竜一に拒絶されれば、「駄目・・・だと・・・?」と本気でショックを受ける。
よろめいてブルブル震えながら、「拒まれた・・・」「なんて事だ。ただひたすら竜一の訪れを待っていたと言うのに」と、この世の終わりのような反応を見せる。
もう、この攻め、面白すぎるわー。
竜一がとりあえず共に過ごすようになるんですが、この時点でほだされちゃったとしても、全然不思議では無いわー。
いや、普段なら、ここで好きになろうものなら「早いよ!」とかって文句タラタラだけど。
と、ここから、かわいいチビッ子ドラン・ジジも加えて、ほのぼの甘々な毎日。
一緒に食事をし、畑仕事をしと言った具合で、二人の日常が丁寧に綴られます。
これ、ル・デュラが不器用ながら深い愛情を見せと、とにかく甘いんですよ。
また、甘いだけでなく、この「番」の裏に隠された真実が、少しずつ少しずつ小出しにされてゆくのが上手い。
えーと、ル・デュラですが、右腕だけがスールの姿になっても竜のままなんですよね。
その理由ですが、実は彼の右腕は、300年前のとある出来事により失われてしまった。
今の右腕は、本当のものでは無いんですよね。
また、ドランの王として他のドラン達を守り、スールにも親愛を見せる。
そう、読者や竜一から見える姿は穏やかで理想的な王なのですが、何故かスール達には忌み嫌われ、恐れられている。
それには、300年前に起こった、ある出来事がまたまた関係してるようで・・・と色々分かってくる。
これ、この300年前の出来事がキモとなってくるんですけど、真実が明かされると、もうめちゃくちゃ切なくて。
いや、ただ単に、予言された運命の相手だから竜一を待ち続けたってワケじゃ無かったんですよね。
そこから300年も待ち続けたル・デュラの気持ちを思うと、なんだかもう、胸が張り裂けそう・・・。
これを踏まえて二人の出会い時を読み返すと、笑えるどころか涙が出てきちゃいそうなんですよ。
ル・デュラの喜びように。
いや、空気の読めない痛い攻めとかって(チラッと)思って、悪かったよと。
もう、二人の純愛にめちゃくちゃ感動だよ!と。
ちなみに、ドランの強大な力を狙う「初の種族」言うのが存在しまして。
二人の純愛にとにかく萌えるのですが、ストーリーとしてもかなり壮大なんですよね。
山場では、手に汗握りましたよ~。
またまた自分を顧みずに竜一をひたすら守ろうとするル・デュラにも、胸が痛くなりましたよ。
もう、本当に健気すぎるわ!
実は、この時点ですっかり忘れてたんですけど、竜一はスールとドランの架け橋となると予言されてたんですよね。
ここで、予言の意味が真実分かると言う案配。
これには、思わずニヤリとさせられましたよ。
と、とにかく面白い作品でした。
大学生の竜一が異世界トリップした先で出会ったのは巨大なドラゴン。
突然、異世界に飛ばされ、元の世界には戻れないうえ、
イケメンの龍王ル・デュラから〝つがい〟だと言われ求婚される竜一はーー…⁉︎
何もわからないまま異世界で生活せざるを得なくなった竜一は不憫なのですが、とにかく一途なル・デュラが愛すべき存在(*ฅ́˘ฅ̀*)
一夫多妻制のドラン族において、運命の番を300年待ち続ける一途さと身持の固さ!
ル・デュラの愛らしさが本作の一番の見所であり、
萌え所なのではないでしょうか?
契る=セックスに今ひとつ踏み切れない龍一に対し、
いつまででも待つと言いながらも毎日確認しちゃう可愛さ♡
ドラゴンの姿がカッコいいと言われれば、
事あるごとにドラゴンの姿になってみせるいじらしさ!
語り尽くせない程の萌えエピソードがたくさんあり、
愛しくて仕方がない(*//艸//)
もう、こんなの好きにならないわけがない!
そして、竜一をサポートするル・デュラの弟のジジがまた可愛いのです‼︎
両想いになった竜一とル・デュラは、
スール族と呼ばれる人型の種族の王に挨拶に行くのですが、
〝初の種族〟と呼ばれる魔力を持つ闇の存在が動き出します。
幸せに終わると思わせて、大きな事件が起こる後半ーー
二人は、どちらか一人が欠けてもなし得なかったであろう事をやり遂げます。
お互いを強く想い求め合う二人に胸が熱くなり、
番として種族を超えた架け橋になっていく過程が素敵でした。
心を通わせたセックスを経験して子を成す竜一。
龍王との子は卵で生まれるのね^^;
これならいくらでも産めそうな気がします(笑)
種族問題や裏切りバトルがありつつも、
比較的ライトに読める異世界トリップファンタジーで、
萌えだけでない温かさを感じられる作品でした!
今回は人に変化できる竜の王と界渡りした日本人の大学生のお話です。
攻様に待ち続けた受様が攻様と共に竜と人の新たな関係を築くまでと
攻様家族が新しい家族を迎える後日談を収録。
受様は両親と妹と暮らす大学生です。右肩から肘に大きな痣があり、
年中長袖を着ていたり、弓道以外は何事にも飽きっぽい所があるもの
の普通の青年です。
ある日、受様は大学構内で食堂へと向かっていところで突然、何かに
引っ張られるようにして不思議な世界に飛ばされてしまいます!!
そこは月が二つかかる世界でした。外国どころか地球とは思えず、受
様は自分が夢を見ているのかと思います。お約束で頬をつねってみま
すが目覚めず、何より足元の砂の感触が超リアルです。
ポジティブな受様はコレを夢だと割り切り、冒険者の心持ちでとにかく
歩き出します。しかしどれだけ歩いても目印とした山には近づけず、
誰にも会えません。
焦燥感が増して夢なら覚めろと真剣に祈ると、空の月に黒い点が見え始
め、徐々にそれか大きくなるそれが絵本やアニメでよく見るドラゴンの
ようだと思っていたら・・・それは受様の目の前に地響きをたてて降り立っ
たのです!!
なんとそれは2階建ての家位の巨大ドラゴンで、ドラゴンは顔を近づけ、
匂いを嗅ぐ様に鼻を鳴らし「ようやくだ。待ちわびた」と呟きます。
そして受様をぱっくりと咥えて飛び立ち、受様は本気で死を覚悟しなが
ら気を失うのでした。
次に受様が目覚めたのは岩肌の洞窟の中。干し草が敷き詰めた目の粗い
布の掛けられた岩の上で、また他の夢を見たかとさえ思っていると、5歳
児位の大きさで二本足で立つトカゲもどきが飲み物らしき液体を入れて
運んできてくれます。
つぶらな瞳のトカゲが差し出した液体はほんのりと甘く美味しく生き返
る心地がします。受様は夢ではないとは理解しつつありましたが、ここ
がどこかもこれからどうしていいのかも分かりません。
モヤモヤしていた受様に答えを与えてくれたのは、ドラゴンでも小型の
トカゲでもなく、受様と同じ人型の男の人で、この人こそ今回の攻様に
なります♪
攻様は丈高い美丈夫でしたが、右腕のみ銀色の鱗が生え5本の指には長
く鋭い爪があるドラゴンのモノで、攻様が受様をここまで連れてきた
ドラゴンだと知れます。攻様は受様はもともとこの世界に存在すべき者
で、攻様と受様は生まれる前から番として予言された者同士だと告げる
のです。
対の文様を持つ者同士が生まれ、やがてその者達は番となりスール(人)
とドラン(竜)を繋ぐ架け橋になる
対の文様とは受様の右腕の痣であり、占い師の予言に基づいて攻様の祖
父が予言の番が映し出されるようにと作り上げた水晶で存在を知ったの
だと言います。
攻様が生まれた200年後に受様もスールとして生まれるはずでしたが、
スールとドランの結付を良しとしない者達の手で受様は別の場所に飛ば
され、300年後に水晶に地球に生れ落ちた事を知っても迎えに行く事が
できず、受様がやって来たことでやっと出迎えられたと続けます。
攻様の話は受様には荒唐無稽すぎてついていけませんでしたが、さらに
攻様は王の義務と証として番である受様と沢山の子を作ろうとまで言わ
れても受様には受け入れることなどできません。
しかし、拒否された攻様のショックは相当なもので、手をついた木の
太い幹がキシキシと音を立てて変形していく様に受様は身の危険を感じ、
時間をくれと訴えるとなんとか「受様の覚悟ができるまで待つ」事に
同意します。
300年待ったのだ。今更急ぎはしない
受様は予言された攻様の番となのか!?
そして攻様の番となるしかない受様の未来とは!?
予言の成就を阻む者達によってに異界に飛ばされた受様が、自分を
待ち続けた攻様と出会った事で始まる異世界トリップファンタジーに
なります♪
突然、異世界に飛ばされた上にドラゴンの番だと予言された者だと言
われた受様が、攻様やドラン達と過ごす事で攻様を受け入れていく事
がメインなのかなと読み始めたのですが、2人の恋愛事情に絡めてドラ
ンとスールだけではなく、両者の関係を阻む一族の登場でドンドンと
物語に惹きこまれました。
自分の番である受様を300年も待ち続けた攻様は積極的にアプローチ
し続けますが、生まれてからずっと日本人の男として生きてきた受様
には予言された相手だからと即伴侶になってエッチして子を産む、
なんて考えられません。
受様は攻様の伴侶になる以外は状況に馴染むのが早く、受様に恋焦が
れている攻様が受様の言動に一喜一憂する様がかわいそうなくらいの
健気さで、2人の会話の噛み合わなさがとっても面白いです。
"今"の世界を形成する要素に、ラドンの歴史や予言の関りが活かされ、
受様に徐々に明かされたいくドランとスールの歴史と特別なドランの
誕生、そして長命なドランとの関りのとスールの関りの変化、受様が
異界に飛ばされ、攻様が右腕を失った出来事を起こした魔力を持つ
初の種族の策謀等々、ワクワクが止まりません。
2人の活躍で予言が成就しドランとスールに新たな関係が築かれる
大団円までたいへん楽しく読ませて頂きました (^O^)/
獣系攻様は男性でも受胎されられるって設定はけっこう見るのですが、
実際のところどうなんだ!? と思ったのですが、続編ではその不思議に
も軽く回答が出されていて大満足な1冊でした。
攻様は人にもなれますが、体表は鱗の竜なので"もふもふ"は有りません。
猫好きな受様のために攻様は、小型トカゲの弟にもふもふな草をまとわ
せて受様に猫の疑似体験をさせたり、自分ももふ仕立てにして受様に抱
きつかせ様とするシーンがとても萌えでした♡
みずかね先生のイラストがまた物語の雰囲気にバッチリでとても良かっ
たです。ドラゴン姿の攻様もカッコいいし、小型トカゲの攻様弟も可愛
いです。扉のカラーイラストの花畑の3人のイラストが絶品です!!
詳しいあらすじは他の方に説明していただいているので省略します。
竜のお話はいろいろな作家様が沢山書かれて来ましたし、同じ時期に何冊か発売されていました。
こちらの作品は独特の世界観と明るく逞しい受けの竜一の存在が、読んでいてもきっと幸せな結末になるんだろうと想像出来て安心して読めました。
また攻めのドランの王であるル・デュラも初めはぶっきらぼうながらも優しくて終始穏やかなのです。
物語自体は緩急があり初の種族との戦いや、水晶に閉じ籠められた竜一が脱出するまでは手に汗を握りました。
でも全体的に牧歌的なドランの生態がお伽話風でもあり、平和な世界を取り戻した後に2人の間に産まれた子ども達の様子も微笑ましいです。
暴力や受けが虐げられる作品が苦手な方にお勧めします。
他にない構成の、面白いファンタジー。面白かった。
主人公の竜一は、普通の日本人として生活している。
ある日、吸い込まれるように異世界にトリップ。
そこで見聞きすることは、初めてのようで懐かしいものばかり。
読み進むと、
もともと竜一は、地球にトリップして、戻ってきた時空の旅人だった。
竜一が邪魔で抹消したい「新しい人たち」が、水晶の中に逃げ込む。
ル・デュラが、時空の出入り口と、魔力の源の水晶玉を破壊する。
失うものと、得るものを比較すると、水晶玉はないほうが平和。
最初に竜一を失った時にル・デュラが悲しんで砂漠化した跡地に、
ル・デュラと竜一が生んだ子供たちが花が咲いていることを見つける。
この描写で、新しい世界が始まっているんだなー、と嬉しくなりました。
良い結末だった。
野原先生&みずかね先生なのでマストバイでしたが、王道で攻め受けともあんまりシンクロしなかったので中立より萌にしました。ジジは可愛かったんですよ・・本編220Pほど+攻め視点の後日談11Pほど+あとがき。
大学歩いていたら突然異空間へ吸い込まれた竜一。どう考えても日本じゃなさそうなところに放り出されて、おまけにでっかい竜が飛んできて咥えられて・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
ジジ(攻めの弟、人型にならない)、スールの民(人型、一般人)、初の種族(魔力を持つ、人型)、ドランたち(竜ちゃん)。ほぼほぼ攻め受け+ジジのみです。
**内容に触れる感想
攻めさんは竜にも人型にもなれるドランたちの王。300年前に竜一の魂を見つけて出会える日を楽しみにしていたのに、横やりが入って、また待ち続ける日々になっていた方。言葉がちょっと足りなくって、幼い子供のようなところもある気がします。竜一の事が好きで好きでたまらないみたい。
竜一はなんともあっけらかんとした方で、前向き?ポジティブ?フットワークが軽い?というような印象。良い方なんだけど、神秘性とかは全くなくて普通の男子大学生という印象でした。
そんな二人が出会って、攻めさんは竜一の事を待っていて、竜一は新しい異世界に慣れなきゃいけないし、ル・デュラのことも考えないといけないし、ちょっと待ってもらっていたら、そのうちに攻めさんに発情期(!)。その後、初の種族の野望に巻き込まれて・・というお話でした。山もありますし、攻めも受けもいい人だしジジも可愛いんだけど、さらっと読んでしまったんです。シンクロするところが少なかったのかな・・ジジが自ら焼肉になりに行こうとしたところは「おいおいおいおいおいおい!」と個人的に大盛り上がりしましたが・・・
楽しみにしていたのですが、キャラにあんまり盛り上がれなかった一冊でした。残念。カラー口絵もモノクロも、長髪まっすぐ攻めさんも素敵だったんだけどなあ。
突然異世界に来てしまった大学生の竜一 19歳。
巨大ドラゴンに喰われそうになり大慌てし、それが人型に変化したら「定められたつがいだ」「たくさん子を作ろう」と熱烈な求愛に困惑するところが出会いの場面です。
龍王様は優しく思いやりのあるお方なのですが、人とは異なる常識の王族で話の通じないところでイラっとはきてもなんだか憎めない。
竜一はいきなり違う世界に連れてこられて番え、子を産めと言われても覚悟ができないと猶予をもらうことに。
竜一の言動に一喜一憂する王様が可哀想にもなりそろそろ逆プロポーズしてあげなよと、背中を押したくなりました。
王とは言っても洞窟や山の小屋暮らしの庶民派。
全く王族らしいきらびやかさもなく、移動は荷車です。
ちょっと大きい村長さんって感じでしょうか。
個人的な好みからいえば、異世界の王といえばゴージャスな婚礼や王宮など想像してしまったので好みとちょっと違ったかなという気はしました。