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前世からずっときみを探してた――
shinoburedo iro ni idenikeri rinne no koi
今回は両親の転勤で受様宅に住むことになる小学生と
人ならざるモノが見える高校生のお話です。
受様を追って転生してきた攻様が過去からの因縁と決着をつけるまで。
受様は神社の次男として生まれます。跡取りである兄は中性的な美貌で
文武両道に優れた優等生でご近所のアイドルですが、受様は兄と似通っ
た顔立ちなのにどことなく垢抜けず、成績は兄の助けも有って良いもの
の運動能力は高くありません。
しかし、受様が書いたお守りに願った願い事は本当に叶うと評判でした。
受様自身は効くのはまたまただと思っていますが、自分の書いた御守り
で少しでも安心できる人がいるならと、今朝も兄に頼まれて安産祈願の
お守りを書きあげます。
今日は高校の始業式で、少し早めの登校しようとしたところ、母から従
兄弟夫婦がやってくるからまっすぐ帰ってくるようにと念押しされてし
まいます。
従兄弟夫婦は長く海外勤務でしたが、やっと日本に戻り近所に新居を立
てる予定なのですが、まだ3ケ月は海外での仕事が残っていて、その間
小2の1人息子だけ受様宅で預かる事になっていたのです。
受様はどんな子だろうと思いながらバス停を目指して歩いていましたが、
突然道沿いの竹藪の暗がりから声が聞こえてきます。甘い花の香りと共
に悲しげな女性の声が聞こえてきて、受様は背中が震えてします。
というのも受様は子供の頃から人に見えないモノが見えていたのです。
受様はどうやら霊感があるらしく霊が見え、彼らは受様が気づいたと知
るとしつこく追ってきますが、直接触れたり、危害を加えられたりはし
ませんが、その事は受様を極度の人見知りにします。
そんな時いつも、受様の唯一の理解者だった亡くなった祖母からもらっ
たお守りが彼らから受様を逃がしてくれたのですが、なぜか今日は受様
の足首に冷たい感触がまとわりついてきて受様は道路に倒れ込んでしま
いました。そしてその衝撃で受様はお守りを手放してしまい、絶体絶命
の危機に陥ったのです!!
必死に助けを求めていると、路地の向こうからタタッと軽やかな足音が
聞こえ、黒いランドセルを背負った小学生らしき男の子が現れます。
予想外の人物の登場に受様は目を見張りますが、彼は「今助ける」と駆
け寄ってきて呪文を唱えながら印を切ります。
彼は受様の無事を確かめながら「変わらないな」「遅くなって悪かった」
「これからは俺があんたを守るから」と受様の手の甲にちゅと唇を寄せ
るのですが、受様には彼に見覚えは有りません。バスの時間が迫っていた
受様は名前だけ確かめて別れるのですが・・・
彼こそが受様宅に預けられる又従弟であり、今回の攻様になるのです。
家に戻った受様は攻様を紹介されてびっくりしますが、なぜか攻様は朝
の出会いはなかったかのような初対面の挨拶をするのです。
しかし、受様と2人きりになった攻様は自分は前世で受様の恋人だった
陰陽師で、受様を追って転生してきたと言いだして!?
平安時代に恋人同士だった2人が現代で再び巡り合う輪廻転生ファンタジ
ーです♪
輪廻転生モノのお約束ですが、受様には前世の記憶がなく、攻様の話も
半信半疑なのですが、祖母が可愛がっていた黒猫が実は猫又で、前世の
受様に助けられた恩返しをしたいとずっと受様の家系を見守っていたと
告げられ、攻様の話を信じざるを得なくなります。
受様は前世で恋人同士でも、今の自分が同性に恋をするなんて考えられ
ません。しかし攻様は早く思い出せと言いながらも、記憶がなくても
また惚れさせてみせると自信満々なのですよ(笑)
最初は攻様が受様を追って転生してきたのは前世で心残りのある結末と
なった受様を諦めきれない攻様が、陰陽師の力を駆使して受様を追って
転生して、今度こそバッピーエンドを目指す!! みたいなお話なのかなと
読み始めたらちょっと違いました。
受様には前世の記憶がない為に、2人の前世の出来事は受様が見る夢と
いう形で描かれ、今世の時間軸の間に挟まれて進みます。場面展開が
唐突過ぎる感じを受けましたが、夢なので仕方ないのかな!?
受様を襲った怨霊は前世でも今世でも受様の兄である男性に恋をした姫
の怨霊だったり、兄の恋人だったり、彼らの背後にはかつて受様を呪い
殺した人物がいたりと、前世の関りを現世でも上手く活かした展開で、
最後までハラハラ&ワクワクしながら楽しく読ませて頂きました♪
ラブラブするのは前世の時と、前世の因縁が解決してからさらに年月が
経ってからなので、ショタ攻感は薄いです。ソレを楽しみにされるなら
ご注意必須です。
北沢先生の和装カットがすごく萌♡でした ヾ(≧▽≦)ノ
大好きな作家さんと大好きな輪廻モノということで、ワクワクしながら読みました。
おまけに、悪霊とかお祓いとかホラー要素まであるなんて…と、どれだけ自分の大好き設定を入れてくれたの!?とテンションも上がりまくったのですが…。
ページ数も多くて読み応えもタップリなのですが、前世での話や陰陽師としてのお話、おまけに兄の前世の話まであって、途中で飽きてきた感じも否定できませんでした。
おまけに、大好きなショタ攻めでドキドキしてたら、大人になるのを待って、いきなり10年後の再開で駆け足のようなH(!?)で終わっちゃってて残念でした。
ただ、子供の見た目に反する男前な言動の攻めには、カッコ可愛くて、かなり萌えました。あと、前世での2人のやり取りもキュンキュンしたし。
なので、萌え評価ですが、結構気に入ってる作品です。
先生買い。表紙の子、可愛いなあと眺めつつ開いてみると、カラー口絵は強烈イケメン陰陽師!攻め受けのキャラどうこうというより、妖とのバトルで使用される呪文や護符、式神等の設定が好きでしたので萌にしました。
土御門神社の次男、伊織は人には通常見えないはずのものが見えるため、人見知りになっています。今朝は登校途中に長い髪の女性の形をした黒いものに縋られ、いつもは触れられることはないのに冷たい感触にショックを受けていたら、ランドセルを背負った子供に助けてもらって・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
現世:黒豆(猫、途中から会話参戦)、伊月(兄)、梅、桜(昴の式神)、祖母(故人)
前世:藤墨(陰陽師)、秋風(中務省内記)、春風(秋風の兄)、惟清(秋風の従兄弟)、薫子(右大臣の娘)、白菊(春風に横恋慕した姫)ぐらいかな。
黒豆ちゃんも梅も桜も可愛い。
**以下内容に触れる感想
前半の昴は見た目可愛い小学生なんですが前世の記憶を持っていて、ややふてぶてしい感じです。前世で失った恋人の秋風を追いかけて1000年かけて転生してきたという、ばりばり執着さん。ですが、当て馬等はいないので、執着している感はあまり感じられなかったですね。めっちゃ秋風=伊織の事を好きなんだと思うのですが。前世の話と現世の話を並行して記載しているからか、恋心が盛り上がっていく部分をあまり多く感じませんでした。
伊織=秋風は前世も現世も絆されて結ばれた、心根の優しい方という印象です。俺でいいのかと悩むところはお約束ですが、現世の方も前世の方も二人を阻害するというものを強く感じなかったので、悲恋!という印象はあまり感じず。
お話としてはふーんとするする読めてしまったのですが、梅、桜というちっこい女の子のスタイルの式神が可愛いし、黒豆ちゃん(実は猫又)も可愛いし、呪符描いたり呪文唱えたりというあたりが大好きなのと、きょう先生の描かれた狩衣姿にうっとりして評価少し上向いたかもです。
平安時代ものがお好きな方でしたら、よいのでは。
平安時代の恋人を助けるため転生先に追いかける健気な陰陽師
小さい頃から人とは違うモノが視える伊織(受け)は今までとは違う悪霊に襲われます。普段なら触れられることのない霊に突然触れられたことで恐慌状態に陥る伊織を助けてくれたのは又従兄弟でまだ小学生の昴(攻め)でした。
初対面であるはずの昴は伊織のことを知っているようで「これからはずっと伊織を守る」と言ってくるのです。
実は昴には前世の記憶があり、伊織とは前世で恋人同士だったというのです。伊織には到底受け入れがたい話なのですが・・・
伊織は前世で呪いによって殺されており、呪った相手が転生先まで追いかけていくことを知った昴が伊織の近くに転生しようとしむす
転生先を探すのに手間取った結果、10年の年の差ができてしまったのでした。
10歳差というのは成人してしまえばあまり感じませんが、小学生と高校生はいけません。
記憶があるので会話だけ聞いていれば年の近い者同士の会話なのですが、いかんせん見た目は子供。
想像すると、某高校生探偵と同じ構図を思い浮かべてしまって萌えられません。
私的には言葉遣いが年相応ならもう少しましだったかもしれないのですが・・・
途中途中、伊織の前世の記憶が夢として明かされており、その中ではちゃんと成人男性カップルの内容になっているのでそちらは違和感ないのですが、舞台も主役も現代なので他人の話を読んでいる感じです。その上、秋風(前世の伊織)の性格がどうにも好きになれない。
優しいと藤墨(前世の昴)は表現していましたが、陰陽師として働いている藤墨に対し、料金を取ることを悪いように言うのはどうなんだろう。ぼったくるというのが気に入らないのでしょうが、自分は宮中で仕事を持っているので代書するのは人のためといいつつ趣味なのでしょうが、藤墨は商売なのです。
特に呪詛返しなど失敗すれば術者だって被害を被ることもある危険を伴う仕事であるし、希少な技術には敬意を払うべきだと思うので金持ちからぼったくってもいいんじゃないかと。「霞でも食べて生きていけるんじゃないか」なんてちょっと酷いと思いました。
とは言え、ちゃんと恋人らしくしていたのは藤墨・秋風組なのでその部分は良かったです。
ただ、秋風であろうと伊織であろうと本質は同じなので、才能のある藤墨や自分を追いかけて理を曲げてしまった昴が自分と結ばれるのは良くないのではと悩むところは同じで、どちらも勝手に自己完結して勝手に動こうとしないで、相手と話しろよと思ってしま
いました。
呪いをかけてきた相手(八つ当たりも甚だしい)や怨霊となった横恋慕女や昴と同じく恋人の傍に転生しようとして失敗して彷徨うことになってしまった女性など、問題は山積みでした。
こんなに詰め込んでどうなるんだろうと心配になりましたが、力技ですべて一発で終わらせてしまうのはさすがでした。
転生に失敗した女性のことも昴のことを気遣うあまり勝手な行動をとってしまった伊織のことも大団円となりきれいにまとまっていてよかったと思いました。
ただ、最後はちょっと駆け足でした。
まぁ、あのままではなんともできなかったので一気に10年経つのは仕方のないことでしょうが、再会してからエッチして終わりっていうのはちょっと残念。
もう少し余韻が欲しかったな。
そして、細かいことを言うなら、季節が秋というのがこの話のキーだったとはいえ、アメリカでは飛び級で大学生とはいえ日本でならまだ高校3年生の秋はアウトなのではと思ってしまいました。
高校生同士なら気にしないのですが、仮にも教職に就いている大人だし、もう少し我慢しても良かったんじゃ...。
櫛野先生作品では「竜人と運命の対」シリーズが好きなのですが、Charaペーパーセレクションが到着したのを機に読んでみる事にしました。
前世と今世のお話が交互にあって、無理なく伊織の前世が分かる手法は流石だと思いました。
小学生の昴の陰陽師としての、怨霊との闘いもハラハラワクワクして面白くて楽しめました。
また伊織の兄の伊月と薫子の再会は切なかったです。
でも伊織の性格が焦ったくて、途中から読むのが辛くなって来たのも確かでした。前世の秋風も伊織も好きになれなかったです。
10年後の再会も想像した通りだったので、恋人同士になってからのエッチもサラッと流してしまいました。あんまり感動も無かったです。
面白かったですが一度読めばもういいかなという感じでした。
輪廻転生ものになります。
幼い頃から人ならざるモノが見えてしまう主人公・伊織。
悪霊に襲われている所を助けてくれたのは、なんとランドセル姿の小学生。
彼は、前世での恋人で・・・と言うものです。
こちら、ストーリーとしてはとても好みだし、面白いです。
主人公を襲う怪異ですが、実は前世からの因縁なんですね。
男前な小学生・昴と高校生である伊織がタッグを組んで、この怪異に立ち向かう。
これが、スリルあり、バトルあり、涙ありって感じで、読み応えがあるのです。
また、並行して前世の二人が語られますが、彼等の出会いから心を通わせる様子、そして、秋風(前世の主人公)が呪詛により命を落とすまでー。
昴ですが、今度こそ秋風を守る為、彼の仇を討つ為に転生して来たんですね。
すごく健気だし、心を打たれるんですよ。
あと、伊織には前世の記憶が無いのですが、昴と過ごす日々の中で、少しずつ少しずつ記憶が戻ります。
個人的に輪廻転生ものが大好きですが、悲しい別れの果てに、こうして恋人達が再会するのにグッとくるんですよ。
特に、全てを忘れていた伊織がこうして記憶を取り戻し、昴が報われるのにも感動してしまう。
いいお話だと思います。
ただこれ、申し訳ないんですけど、ショタ攻めに全然萌えなくて。
いや、お話の大半が小学生×高校生なので、恋愛として萌えるのが難しいんですよ。
何だろう・・・。
BLじゃなくて、普通にオカルトものを読んでるみたいと言うか。
また、前世の二人はちゃんと大人同士で甘く切ないラブを繰り広げてくれる為、秋風と伊織を重ね合わせて読めれば萌えると思うのです。
思うのですが、二人のキャラが違い過ぎてて、どうにも秋風=伊織とする事が出来ない。
ついでに、小学生攻めと高校生がどう結ばれるのか、興味深くもあったんですよね。
でも、オチとしては、まぁそうなるよねと。
アッサリ予想がついてしまう。
いや、う~ん・・・。
昴の健気さには心を打たれるんだけど。
櫛野先生は個人的に大好きな作家さんですし、輪廻転生ものも大好きなのです。
なのに何故、ここまで萌えないのか。
いや、どうもショタ攻めが最初にあって、そこに前世設定がプラスされたみたいなんですよね。
そう、メインはショタ攻めだった。
個人的には、これショタ攻めにする必要あるか?くらいに思ってたんですけど、そっちが先だったかと。
ただこれ、なかなかショタ攻めで萌えさせるって難しいと思うんですよ。
いや、よっぽど上手い事書いてくれないと。
申し訳ないけど、小学生が主人公の普通のオカルトものにしか感じられなかった。
ラストなんかは、再び愛しあう恋人達と、すごく萌えたんですけど。
う~ん・・・。
私がそれほどショタ攻め属性が無いから萌えないだけで、ショタ攻めがお好きな方は萌えるんじゃないかとも思うんですけど。
なんか、申し訳ないです。