ボタンを押すと即立ち読みできます!
syanai koiwazurai
ちょっと失礼な言い方かも知れないけど、そのカクカクした線が何とも個性的なんだが、高田ロノジ先生の描くキャラクターは、ちゃんと美人で。ちゃんと男前に見える。魅力的なのだ。そのカクカクした線だからこそ、このリーマンものに合っている様な気さえする。スーツの硬い線とか、オフィスで耐えなくちゃならない禁欲的なさまとか。
出張先で一線を越えてしまった桔丙とさつき先輩。その日から、優秀で男前な後輩、桔丙を意識しまくりのさつき先輩なんだが、桔丙はつれないそぶり。いつも欲しがるのはさつき先輩から。読み手側には桔丙のその表情から堪らなくなってるのもバレッバレなんだが。どういうわけか。放置プレイか、焦らしプレイか。桔丙の本心は分からない。いや、これは放置プレイだな。
当て馬でも何でも無い垣嶋にはちゃんと頑張って欲しかった。何度読み返しても、きっかけは分からないのだか、垣嶋は途中から異様なほどさつき先輩に懐いていて、あまつさえ「さつき」と呼び捨てている。それにイライラする桔丙。しかし垣嶋はさつき先輩に懐いているものの他意はない。えええ⁈ そこはそれ、当て馬なのか百合ップルなのか、ひと山欲しかったよね。垣嶋は垣嶋で、優秀なのに妬まれて営業に飛ばされたという経緯があって。彼についてだけはお仕事BLのテイを擁していたりもする。不貞腐れているような彼がさつき先輩に負けないくらいの美人さんなので、五条あたりが執心しそう、てなところで尻切れに終わる。
もちろん。桔丙の長かった放置プレイも終息し、あとはラブラブ〜。
妻子持ちの沢井さんも色々悟ってたのに関わらず、何も働かず。周りの人達の働きが実に惜しい。ぽやぽや〜。