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特定の条件下で女体化してしまう体質は大変だし、多くの場面で悩みの種となるでしょう。でもそれは時として、ノンケ男子にアピールするチャンスも作るのです。
葵の女体化は発情作用付き!ゲイとしてはそこそこ経験があるようだし、お酒の勢いも加わるせいか、自分から積極的に煽るような姿勢も多く見られます。誘い受け好きとしてはここが特に楽しめました。でも女体化でのHの経験は無くて、いざとなるとたじろいでしまうのです。
それに対し攻めの橙哉は、単純におっぱいに惹かれる一面や、態度こそ強気なものの、発情を鎮める為に身体の方も面倒を見てくれるような感じで抱いてくれる、世話焼きな彼らしい優しさも含まれている所に好感が持てました。
作者さんの後書きによると、ラブコフレMは「女体化専門TL雑誌」らしい、身体は女性のモノだし顔も可愛らしく変化、HシーンはTLノリかもしれません。
しかし、仮に葵を女性として例えたら、少し強気な年上のお姉さんが真面目な年下くんを挑発的に誘う…みたいな感じかも。TLのみを好む読者層の多くには、女性の方から誘う作品は多分ウケないですよね。
身体が女性に変わっても言葉使いは男性の時のままだし、ヒロインがゲイと言うTLには無い設定も含めて、この作品を楽しむには少なくともBLが嫌いでは無い事が条件なんじゃないかな?と思いました。
ゲイの葵がノンケの橙哉に片想いし、友達以上の関係を求めたら離れていってしまうかも…そのリスクを冒して本当の気持ちを打ち明けるか、黙って今のままの関係を続けるか悩む姿。
ストーリー部分は男女カップルの作品を読んでいる気分とは異なり、BLの要素が強く感じられました。
サブキャラクターも強烈な人ばかり出てきて面白かったです。ワインバーを営む強気な翠おネェさんは葵の良き相談役、ラテン系の黄塚さんは橙哉の事を良く知る先輩、そして謎の男、紫音の正体にも驚かされました。
本音を隠したままの中途半端な関係が、いつまでも平穏に続けられるとは思えない。勇気を出して気持ちを打ち明けたものの、橙哉は戸惑い一旦葵の元を去ってしまう。
きっと二人の気持ちの歯車のタイミングが上手く噛み合わなかっただけで、うっかり事故での女体化体質発覚から色々な事がありすぎて、橙哉も考えを整理する時間が欲しかったんだと思います。
…と気になる所で1巻は終了の続き物でした。絵も綺麗ですし、お酒とおっぱい♀が好きな人なら楽しみやすい作品だと思います。