BLコミック&BL小説、業界最大級の品揃え!
meikyu badend
今回は闘技場モノで「迷宮」要素はあまり感じられなかったです、前半は主人公ラミーと闘士仲間グラムとの間にほんのりBL要素を匂わせながら、順風満帆に事が進むかのように見えます。
ところが金儲けの道具として買われた者にそんな上手い話ある訳が無いのだ、最初から仕組まれたタイトルの「罠」の意味をここに来て知る事になる。
残酷な話ですが金払ってラミーを買った側にしてみれば、自由にさせても自分が損をするだけだし、まぁ当たり前の感覚かもしれない、にしてもやり過ぎだけれど…。
特に目立っていたのが小太りなオタク系ファンとの行為、いかにもなビジュアルとvol.1に出て来たイクスもびっくりの気色悪い言葉責めがしっくり上手い、慣らしてから挿入しキスをするなど優しさ(?)も見せ、ラミーたんが男でも愛は変わらない旨の発言、ある意味溺愛攻めなのでは?…違うか。
順番待ちの列を成す観客パートは、あっさりとしか描かれていないのが救いかもしれません、決闘中のシーンに手書きで観客達の叫びがたくさん書かれていますが、見るからにロクでも無いヤツらですからね…。
最後の魔物パートも短めですが、やらせ試合しかして来なかったラミーに当然勝ち目は無し、そもそも武器持って無いじゃん…触手に捕らわれ産卵する一コマはややグロテスクで芸術的でもあります。
シリーズ3作中一番悲惨な主人公だと思いました、犯された人数がダントツ、BL要素の相手であるグラムの扱いも酷く、それ以上にモブパートの方がメインに感じられるから尚更。
プレイのバリエーションも豊富で「ここまでするか!」と言いたくなるレベルの性暴力の嵐だ、でもこれらの延々ハードプレイを描き上げたのは見事でもあります。
3作品通して読みましたが、それぞれ異なるタイプの迷宮&バッドエンドなのが興味深く、キャラクターの幅広さや、不気味なものも含めて豊かな表情も良かったです。