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keppeki danshi kouryakuhou
そっちかい…
まるまる一冊表題作と描き下ろし。
正反対なDKのコミカル作品です。
潔癖っぽい真面目な秀才委員長の御村と、人懐っこくて世渡り上手なチャラ男の佐倉。
次の考査を落とすとやばい佐倉に勉強を教えて欲しいと頼まれ、
べたべた引っ付かれ付きまとわれ仕方なくOKした御村が、
一緒に過ごすうちに佐倉の秘密を知ってしまう。
実は二人とも見た目のイメージとは違う。
真面目優等生なツンデレ御村が意外と世話焼きで、
佐倉は本当の自分を隠す為にキャラを作って武装しているんです。
潔癖に見える御村は不衛生な環境は苦手ですが、人に触れるのは平気。
人との距離ゼロな佐倉が、人肌に触れることが出来ない極度の潔癖という…そっちかい。
人は本質を見るより外見のイメージで勝手に分別してキャラ付けしてくれる、
人に近づかれるのが怖い佐倉は、
イメージ通りに過ごしていれば安全でいられると思っている。
御村にバレたことで安全でいたい佐倉は、
もう近づかないので内緒にして欲しいと距離を取りますが、
世話焼き御村の協力で克服することになり、
イメージでしか見ていなかった御村の本質を、少しづつ知って惹かれていく佐倉ですが…。
イメージと違うことで惹かれる、そうギャップ萌え。
御村がギャップ萌えの塊でした。
潔癖攻略で休日一緒に出掛ける二人ですが、もうデートです。
しかも、不意打ちキスの連打って…御村のキャラじゃないので余計にギャップ萌え。
口にキスは吐かれるので、オデコキッスというのがまた可愛いです。
そして、ご都合展開ですが、好きな人だけに潔癖克服というのはありですね。
佐倉が好きに気づくより、御村が自分の感情に気づく方が萌えたな。
ほんと、御村がギャップ萌え連発。
運動音痴な優等生っぽいのに実はバレー部とか、完璧に見えるのに方向音痴とか、
蘊蓄の多い作品でしたが、ギャップ萌えが好物なので楽しめました。
かわいいキスは沢山してますがエッチなし。
勝手に御村を攻めのイメージで読んでたんですが、右に表記されてるのに気づいた…またまたギャップ。
潔癖症克服をテーマにした作品はエロで克服展開が多いので、
気持ちで攻略していくっていうのは良かったです。
そして、描き下ろしが可愛くて好きです。黒のハイネックを着ている理由が判明。
電子描き下ろしでは佐倉のギャップ萌えが拝めますよ。
カバー下が、あとがきとキャラ紹介で書き込みがびっしり。
こんなに細かい字の書き込みは初めてかも…電子で拡大しまくって読めました。
可愛いけど…
初めて手に取る作家さんでしたがいつも利用する書店さんでかなり推されていたのとSNSでも評判が良かった為購入してみました。
二人の関係性に萌えるというよりかはキャラクターのギャップに萌える一冊。このキャラにはこんな一面がありますという紹介漫画のようになってしまっていてあまりボーイズラブである必要を感じられないお話だったかな…。肝心のギャップに関しても適度なら良いのですが作者の好みを詰め込みすぎてキャラデザとちぐはぐになってしまっているので読者は混乱しそう。エロもないのでBL初心者の方やで年齢層の若い方、表紙を見てどちらか一方のキャラデザに惹かれたという方なら楽しめると思いますが私のように書店で推されていたからという理由で購入するのはオススメしません。キャラクターを生み出すのは上手だけどそれを生かしたお話作りをするのが苦手な作家さんかも。作者さんの作品やキャラクターに対する愛は伝わってきますがこの方の次回作は購入しないと思います。
ゴチャ。
人のイメージとは本質とはかけ離れていることがある。的な？
元々私には読解力がないなぁとは思っていましたが、今回再認識。
ちょっとよくわかりませんでした。
委員長の御村は、勉強ばかりの真面目くんと思われてるがスポーツも得意な運動部だし、潔癖と思われているが物を綺麗に扱うだけで古いジャージを部屋着にする潔癖とは無縁。
佐倉は、明るく人懐っこく距離感が近いと思われているが実は他人の肌を直接触れない潔癖症。
潔癖なことを隠してる佐倉がアクシデントで御村とキスをしてしまった際にゲロを吐いてしまい潔癖症がバレる。
そこからなんか「人のイメージとは」的な説明を佐倉がし出すけどちょっと何が言いたいか理解できなかったです。多分、潔癖とバレない為にわざと人懐こいキャラを演じてると言いたかったのかな。
頼まれてもいないしむしろバレたので関わりたくないと思われているのに、佐倉の潔癖症克服の為にあれやこれやしようと休日に連れだす御村。
この時もなんか小難しい事語ってましたが要は御村が世話焼きさんってことですね？
もぉホント、キャラが小難しく語りだすと頭がパンクしちゃうレベルでバカなので私には向いてませんでした。
アオハルプラトニックらぶ！
単行本を読み終わり、掲載雑誌を知ってから気づいたのですが、どうやらこの掲載誌が「探してた恋が見つかる、真のプラトニックラブ！」と謳っていることからも、精神的なラブに焦点を当てた作品、雑誌なのでしょうか？
知らずに読んでしまったせいで、読み終わった後勝手にがっかりしてしまいました。悔しい！
これから読まれる方、把握してから是非読んでください。
(プラトニックラブに受攻を定義する必要があるのか疑問な私は、完全に勘違いして読み進めてました。罠です)
全体的に、爽やかな印象のストーリーでした。
委員長に関しては、もはや最初からチャラ男を意識してたのでは？というレベルでお人好しです。
じゃなかったら、普通、吐きたてのチャラ男にまたキスなんかできないですよ、たぶん(？)
黒ハイネックの理由が、普通に真面目な理由で、拍子抜けしてしまいました。
ジャージで寝る委員長は、可愛くて笑いました。
親友以上、恋人未満で、仲の良い男の子たちがじゃれついてるようなイメージの、終始可愛い作品でした！
