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今まで見た攻めの中でも出色の大人かも・・・
父親である園長が倒れたので年上の彼女を泣く泣く置いて園長代理をやる羽目になった若い先生いづみ。
しかしそこにいたのは５歳にして自分をホモだと見切っているとんでもない幼児、勇虎。この子はいづみが彼女もちであることも含めて状況を全て把握した上で「愛人になれ」と言ってくる。
幼稚園（保育園）もので「園児と本気で先生を取り合う」ような幼い先生も多い中、なんという達観。
同級生の女の子が本気でアプローチをかけてくる（その理由もすでに幼稚園児離れしてる・・・）と「世間体のため結婚してやってもいいけど愛人として入れるのはOKだよな」と女の子にいい、しかもそれを相手を了承させてしまう。
大人でもめったにおらんわ、ここまで自分の愛情についてガッツリ現実把握して最善を取れる奴（汗
勇虎の計算の強さはいづみの恋人やいづみを初恋にしている当て馬にもバッチリ適応されて彼女もとんでもなく大人に「結婚してても問題ないでしょ？手当て次第で愛人くらいいい」いいのか？・・・いいのかなぁ、まぁ。
書き下ろし追加で15歳になった勇虎の話が出てきますが・・・
しっかりいづみの息子に粉をかけてる（汗）
古い年代の801漫画は本当に「801であることにしか価値がない」と思う漫画も多い中、これはかなりの奇作で面白い。
運よく手にはいったらぜひ読んでみるといいと思いますよ？ショタっぽさをあまりにも感じないので。
「CLAMP学園探偵団」や「20面相にお願い」のようなCLAMPの大人ショタにはまってた人にお勧め。
ショタは攻めがデフォですよ。(そうなんか？)
ってか・・・大体にしてショタ攻めってなジャンル自体まずカァ～ナリレアだとは思うんですよね・・・うん・・・しかも受け社会人よ？ 年の差いくつよ、ねぇ？(笑)
でも実際キャラの個性とか全体的なストーリーとかとあいまって、すごく無理なく読めました。
特に攻めの世幼稚園児のマセぶりは、それだけでも見ごたえあるって感じがします。
Ｈ度は「なし」にしときました・・・・・まぁなんか軽いおさわり程度はありましたが。つかそれ以上この設定でやるのもちと何だな・・・・・
私自身ショタは攻めがデフォルトだ、とか思ってるヒトなんで、これはもうむしろ設定だけでも生ツバもんなのですよ。
ってか、はっきり言って、設定って言うか・・・私この作者の漫画ってすっごく好きなんですね。
カナリ昔の漫画なんで、少し探すのが大変ではあるんですが・・・もうショタ攻めオッケーってな人にはマジおススメしたいレアなアレです。←？
まずこのレビュー書くにあたって、「登場人物ファッション」の攻めの欄、どうするか結構迷いました。
「学生服」ですか？ 「職業制服」・・・うんにゃ、幼稚園のスモックって・・・どーすりゃいいんですか、コレ。(攻めはエプロンだから「職業制服」でいいけども 爆)
ショタ攻め？というわけでも…
幼稚園児から求愛される保育士、というコメディーなんですが、これが完全にカップリング扱いかというとそうではない。
もしそうならもっと面白いのかもしれないですが、さすがに園児とどうにかなるということもなく＾＾；
ドタバタコメディーでヒューマンドラマの型におさまっています。
ＢＬ要素は薄く、主人公には彼女がいるし、最後には結婚していますので同性ラブを求めて読むならちょっと違うかも。
でも本としては楽しめます。
他にも男子学生に好かれたりと子供にモテモテな先生です。
勇虎はませてて幼児なのにピアスなんてしてるし台詞も過激。でも結構なさみしがり。どっちかというと自分は主人公と彼女の間の子供みたいな視線で見てしまいました…。
これがあと一歩すすんでちょっとでもいづみがドキリとするようなシーンがあれば（さすがに無理とは思いますが）ちょっと珍しいＢＬという感じでよかったかも。面白かったけど本気のショタ攻めを期待していた分、なんとなく惜しかったです。
ＢＬいうよりレディコミを読んだな、という感じでした。
