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himegimi wa ore no mono
公主是我的
千歳さんの作品は雑誌ではシリーズ物の途中のエピソードを時々読んだことがあるのですが、単行本として読むのはこれが初めてです。
高校生を中心にした短編が4作品と表題作の描き下ろしが収録されているのですが、「この展開はないだろ…」と思う作品が多かったです。
雰囲気としては痛い系からギャグ?と思われる作品もあったので、いろんなものが混じっている感じでした。
一番好みだったのは後輩x先輩ものの「恋する君へのプレゼント」。これが一番普通の展開だったと思います。
片想いの切なさも出てたのでそちらの点でも良かったです。
「恋愛サイエンス」はギャグとして読むとそれなりに面白いと思いますが、突き抜けた雰囲気がないのが惜しい…。もっと弾けてくれた方がこの設定は生きると思いました。
千歳ぴよこ先生の本は相対的に
「身体は陶器のようにきれい、でも話は超展開」
というのがお約束だとは思われるんですが・・・これは酷いorz
「姫君は俺のモノ」
きれいで男にやたらもてる姫宮を好きになってしまった後藤。
でも告白されて付き合っていくが、いかせられない・・・という話。
これが理不尽のカタマリ。
まずのっけから乱交されてる時点で「高嶺の花」でもなんでもない。
そして、そんな姫宮から「本当はスキな奴のものになりたいよ」と告白されてもな。
それならその前に「断るのが面倒だから他人とセックスしまくり」・・・とかないだろ、しかも普通に教室で。
そしてそんな状態なのに後藤だけ気持ちよくて姫宮が感じない。
まぁそれは愛があっても感じないことはある。それはむしろファンタジーでないだけとも言える。
その解決方法が・・・場所をかえて首筋にキスするだけ?
そんなゆるい鍵、今まであんだけ乱交してて誰もやらなかったわけないやろ。
後藤もきづかないとかあまりにもないやろorz
他の短編も
・いつまでもパンツはいたままでは困るといいながらはいたままでする
・一般の民家に普通に盗撮機盗聴機が入りまくりのゆるゆる
など?が飛びまくるような無理やりが多く、さらには都合のいいときに登場する明らかに位置と機能がおかしいやおい穴の登場が余りにもはっきりし過ぎてる。
取りあえず、姫宮の告白に開始早々爆笑したあとは萌えることを放棄してアラさがしに一生懸命になってしまった本でした。
千歳ぴよこさんは爆弾と萌え本がほんと紙一重だわ・・・だからレビューなかったのかな。