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itai no ha kokoro desu
ひらがなのタイトルが大人手前な年頃のつたない気持ちを表しています。
休日に英語教師の茅野の自宅を訪れる矢向。
茅野の妻がいるときは「熱心な生徒」の顔で微笑み、妻が出かけた途端、「強気」な顔で誘いかけます。
ひとしきり盛った後、さっきまではノリノリだったくせにあからさまに困った顔をする茅野に「不敵」に笑う矢向。
先生、脅されちゃう?他のクラスメイト呼んでくんずほぐれつしちゃう?とつくも号先生のダークサイドBL想像してましたがラストがなんとも切ない~。
矢向って、自分の恋心を「鬱憤」って言葉ににすり替えて茅野にぶつけて関係をつなぎとめるために露悪的に振舞う、いたいけな子どもじゃないですか。
「脅迫されている関係」なら茅野も言い訳ができるし断れないですもんね。
矢向いじらしくて泣ける。
どんな気持ちであのセリフ言ったのさ(;A;)
言わせた茅野せんせぇ…悪い大人だなぁ。
帰り道すがら、表情の見えない矢向の孤独感、不器用さに胸がしめつけられました。
負けん気の強い子の涙ってそそるけど←
ワルイコトとイイコト、モラルとインモラルが僅かなページに詰められています。
辿り着く先は「好き」なんですけどね。
うん、想像してましたよ……
つくも号先生ですもんね。
それでも、タイトルに惹かれて読みました。
『いたいのはこころです』
誰の?
先生×生徒
休日に先生の自宅を訪れる生徒・矢向。
勉強での質問があるというテイで上がり込むのですが、
身重の奥さんは途中で外出してしまいます。
そこから二人はみっちりセックス……
家に来られるのは困ると言う先生に、
時々発散させてくれればいいだけだという矢向。
帰り道、一人涙を流す矢向は思うのです。
「好きになったのは 僕の方が先だったのに」と……
まるで同人誌のような展開に、
途中奥さんが帰ってきたら⁉︎とハラハラしました。
矢向が好き勝手しているようですが、
タイトルに戻ると矢向の心は痛んでいるのだと分かり、
とても切なくなります。
短い中に苦しさがギュッと詰め込まれていて、
読後の後味の悪さは流石です。
今後の展開を想像すると……なんだか恐ろしい……