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tsumi to toga
完結まで読んだ感想です。
以下ネタバレ注意です。
本当に最低な母親を最後に見限る事ができて良かった。
クライマックスのシーンで、そこまでの全てを回収する力業に唸ってしまったのは久々。いい意味で。
そこに至るまでの攻めの言動に納得した。また、受けの攻めに対する気持ちも良くわかる。
最後の最後に自分自身と大切な人だけは捨てなかった。お互いが互いを愛しく思い大切に思う良い結末だったと思います。
いつか本当に2人の心が救われる日が来る事を願います。きっと大丈夫だと思えるラストでした。
タイトルがシンプルで美しいと思いました。
「罪と咎」咎(とが)とはあやまちのこと。罰せられるようなつみの事。
罪もまた、あやまちのこと。
『あやまち×あやまち』それは攻の三上晃成と受の中村昂と示しているのだとだんだんわかってきます。
また二人とも、名前に「コウ」が入っている
『晃』は光り輝くの意、『昂』は感情がたかぶるという意味だそうです。
感情の波がほとんどない、憎しみを根底に抱えながら、無声映画のような世界をイメージして生きる
昂の名前が激昂の昂だなんて逆説的で深みを感じます。
晃成さんは得体の知れない男です。死にかけの昂を拾ってきて玩具のように何度も抱きます。
拘束し、無言の相手でないと興奮しないという異常性を感じる男。
昂は掃きだめのような環境を生きていますが、可憐で純粋で母親思いです。
そんな昂は現実に追い込まれていきます。
どうせ死ぬなら命をくれてやる、と自棄になって晃成さんについて行きますが、玩具にされながらも、晃成さんの優しさに気づいてきて…
1話目からエロさとダークさに引きずり込まれます。
絵に力を持った作品だと思います。
ぜひ読んでみて下さい!!!
動かない人間にしか興奮しない攻め晃成と、日常が無声映画だったらいいのにと願う受け昴のお話。
母の代わり働いても働いても生活楽にならず、せっかく滞納した家賃に当てるため前借りしたお給料も母の恋人に持ち逃げされる。自暴自棄になった昴は車に飛び込もうとする。それをその体いらないならちょうだいと身なりのいい男晃成に拾われます。
連れかえられたマンションで下剤を飲まされ腸内洗浄から!わー!!!!こういう描写あるBL初めて読んだかも。拘束されて抱かれつづけるんだけど、さわる手は優しいというとこにとてつもなく萌えました。
愛を探すふたりの行き先がどうなるか是非見守ってほしい!