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tenohira no seiza
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
表紙にデザインされているのは天秤座と獅子座の
星座記号。
星座自体も恐らく獅子座と天秤座と思われます。
かなり簡素化されていますが。
何故この二星座が表紙に描かれているんだろうと
言うのでつい深読みをしてしまいます。
瑞穂と円治の誕生星座…にしては殆どと言って
良い程接点が無いんですね。ただ詳しく分類すれば
恐らくどこかに惹かれあう共通要素が出てくるの
だろうか…と。
物語自体は受攻の心理逆転の経過を淡々と
丁寧に描いてゆく感じで好感が持てます。
瑞穂は護られるのが嫌だったんじゃなくて、護れなかった
自分が嫌だったんですね。
穂波さんの絵は良い意味でとても淡白です。
だから原作の行間のみならず字間に潜んだものまで
掬い取って鮮やかに再現できるのでしょう。
優れた描き手であり、また同時に優れた読み手で
あるとただ感服する次第です。
互いに好きなのに、
互いに好きな人が居ると勘違いして、
恋人が居ると勘違いしたりして。
この作品は、
二人がお互いに好きなのに、すれ違う、そんな内容です。
見ててもどかしい様な反面、
この先の展開に期待してしまう。
この作品に引き込まれる様な感覚でした。
後、瑞穂が幼い頃、円治に渡した手紙ありましたよね。
あれがとっても可愛らしいなぁと思いました。
子供特有の幼さがあって。
それと、2人が両想いになってからの、
円治の甘々っぷりが良かったです。
原作付き漫画ということもあって、モノローグが多めなのは否めませんが
主役二人の微妙な距離感とか、繊細の心の揺れとか、
穂波さんの繊細で透明感のある絵柄と、切なくてしっとりとした雰囲気が絶妙にマッチしていました。
幼馴染み・再会モノ。
しかしそのすれ違いっぷりがなかなか苦しくもあります。
七年ぶりに再会した瑞穂と円治。
昔は仲が良かった二人ですが、再会後はお互いよそよそしくて…
その理由には、過去のある出来事があったのです。
円治の気持ちは、早々に読者は気づくと思います。
しかし、彼のあの態度の理由は全然わからない。
また円治から突然告白された瑞穂は焦りますが、円治が冗談だと取り消すことによってその告白は無かったことになってしまいます。
しかしその日から円治のことが気になりはじめる瑞穂。
お互い以前のように仲良くしたいと思いつつも、臆病な二人は微妙な距離感を保ったまま。
近づいたと思ったら離れる、そのジリジリとした二人の関係にハラハラドキドキしつつ
最終的には二人の母親になったような心境で読んでいました。
中盤には円治のことが好きだと宣言する男・吉見が登場。
彼の存在が、瑞穂を大きく混乱させることになります。
吉見の登場により、円治のことが好きだと気づいた瑞穂でしたが、
一方の円治も瑞穂に上手く自分の気持ちを伝えられずに
結局二人はすれ違ったまま別れてしまうことに――
この二人は過去の出来事に縛られすぎだと思うんですよ。
変な意地とか見栄とか張っちゃって素直になれない瑞穂とか。
一方の円治も感情表現が下手すぎ!
胸の内には熱~い思いを抱えているくせに、嫉妬とかプライドとかがジャマしてうまく伝えられない。
もうちょっと二人がお互いを信じる思いがあったなら、こんなにややこしくならなかったのかなーとも思いますが
七年間もわだかまりを抱えたまま離ればなれだったのだから仕方ないのかもしれませんね。
そして臆病であと一歩が踏み出せない二人のあと押しをしてくれたのが、当て馬役と思われた二人でした。
吉見と、瑞穂の幼馴染み・一成。
吉見は二人の仲を掻き回しはしましたが、結局彼の存在がなければ瑞穂は自分の気持ちにも気付かなかったわけだし
まぁ結果オーライなのかもしれませんね。
でもこの腹黒医師、あまり好きにはなれません…w
しかし悪役にも徹せないあたり、憎めもしないのですが。
そしてこの二人のあと押しを受けた瑞穂が走りだすシーンでは思わず涙が出そうになりました。
この作品のトーンからして、たいした盛り上がりもなく、ひたすらしっとりとじんわりと物語は進むのですが
瑞穂は相当ツラい思いをしていたと思うんです。(もちろん円治はそれ以上ツラかったと思いますが)
今まで円治から逃げて逃げてばかりいた瑞穂が今、円治のもとへ走りだしたんですよ!
本当に我が子を見守るような気持ちで胸がいっぱいになってしまいました。
ここからの二人のエッチとかももう美しくて…
胸キュンがいっぱいでしたよ。
そして両想いになったとたん年下ワンコ全開の円治にも萌え滾りました。
あああああ!こんなところでワンコが出てくるなんて反則ー!!w
主人公が二人とも消極的なので、特に大きなエピソードとかもないんですが
涙がポロっと落ちるだけで胸がしめつけられるような、そんな切なさのいっぱい詰まった作品でした。
桜木×穂波は最強だわ…!
穂波さんと桜木さんの魅力をじっくり味わえる、厚めのコミックスです。
お話まるまる1本なので、とっても満足!!
7年振りに会うひとつ下の従兄弟に戸惑う瑞穂と
子供の頃から瑞穂が好きで、一緒にいられるようになって嬉しいのに
こちらも戸惑ってしまいつい素っ気ない態度になる円治。
二人の想いのすれ違いに焦れてきますが、
それは当然ハピエンの為の布石なので私は気になりませんでした。
むしろもう少しこじれてくれても良かったです(変な所でM気質)
唐突にキスを仕掛けたり、後ろから抱きしめたり、
感情のコントロールがきかず襲いかけたり。
それなりに円治も意思表示しているんですけれども、
恋愛に疎くて、胸が痛くなる現象が恋だと気が付かないのは
まだまだ幼さが残る瑞穂なら仕方なかったのかも知れません。
急展開すぎてすぐHしちゃったり、都合良くくっついたりするよりは
丁寧なお話だと私は思いました。
当て馬の吉見さんは大人の余裕で瑞穂を牽制したけど、
円治を好きなわりにはあっさり引いちゃたな…。
瑞穂の真剣さに負けたのか。いや、これも大人故かな。
一成は、本当は瑞穂を好きだった、という設定だったら美味しかったです。
純粋に親友で、デキてるって噂をただ楽しんでいただけなんて。勿体無い!(←?)
円治の戸惑いにも気付いたし、瑞穂の背中を押してくれたとってもいいヤツだからこそ
もっとガツンと絡んで欲しかったです。
何より、とにかく穂波さんのセンスが光りすぎていて…ま、眩しい!!
どのページ・コマを見ても、ひとつひとつの線でさえ愛しく思ってしまう惚れっぷり。
ちょっと書き足した字とかまで好き!
穂波さんの漫画で年下攻めリーマンが読めたら、しばらくそれだけに浸りそうです。
幼いころからずっと仲良くしてきた従弟と疎遠になって7年。
ちょっと気まずい瑞穂と大学入学と共に瑞穂の家に居候することになった
長身でひとつ年下の円治。
幼いころ何物にも代えがたいほど大好きで守りたかった円治が
いつのまにか自分より背が高くなり、どこか大人びて・・・
二人の幼いころからの変わらない想いと、時間の流れと共に変わっていった心と体。
いろんなことがあって、いろんな人とかかわって
想い合ったり、勘違いしたり、好きになったり、嫌いになったり
イライラしたり、ハラハラドキドキしたり、そして誰よりも大切に想ったり・・・
恋をしているからこそ、いろいろな気持ちになることができる、まさに青春。
また、二人を結ぶ「星」がこのお話の要です。
瑞穂は自分でもよくわからない気持ちが、嫉妬だったり恋だったりすることに
いつまでたっても気づかず、見ていてだんだんイライラしてくるところもありました。
円治ももっとはっきり言ってやればいいのに・・・と思う場面もありましたが
そんな二人だから、長いことずっと相手のことを想い続けることができたのかなとも
思える作品でした。
自分の気持ちがわからなくなったことも
相手の気持ちに自信が持てなくて、迷ってしまったことも
そんな風にいろいろ回り道したからこそ、今の二人があって
しっかり気持ちが重なっているのだと、感じることができました。
どろどろしたいやらしさはなく、爽やかな青春ものの作品です。
穂波先生の挿し絵にハマってコミックを買い集めたのは、もう数年前の事。
コミックはほぼ全部持っています。
どこへしまったっけ?
と思っていたら、最近ようやく発掘されました。
そして今、再び読みアサっておりまして。
つくづく好きだなぁと思います。
本ごとに原作者が違うので、お話はバラエティにとんでいますし♪
このお話は、毎年お盆とお正月に遊びに行っていた田舎に住むいとことのお話。
主人公の瑞穂は大学生二年生。
姉と妹に挟まれて、なかなか大変そうです。
一つ下のいとこ円治が大学に合格し、瑞穂達の住む家に居候する。
というところから、物語は始まります。
小さい頃はすごく仲良かった瑞穂と円治。
些細な出来事で気まずくなり、瑞穂だけがずっと疎遠でした。
再会しても、瑞穂にだけ距離を置く円治。
幼い頃は、いつも一緒に星を見ていた仲の良かった二人。
瑞穂は子供の頃の夢とアッサリ諦めていて。
円治は今でも夢に向かって、天文学の勉強を続けています。
瑞穂の幼馴染みで親友の一成。
円治の家庭教師だった、内科医の吉見。
このへんの人達が色々とややこしくしてくれて、物語は進んでいきます。
瑞穂のボンヤリした性格とか、ウジウジ悩むところが災いしているとも言えますが。
誤解やら何やらが重なって、プライドも邪魔をして。
一冊だけのお話なんですが。
なかなかにぶ厚い一冊であります。
私にもいとこが沢山おりまして。
年が近くて仲良かったいとこがいます。
年下のいとこって、年が近いほど上下を意識してしまいまして。
情けないところは見せたくない、と思ってしまいます。
小さい頃はすご~く仲良かったんですが、今ではなんとなく、彼女が一番疎遠です。
不思議なものですね~。
このお話には、まさに年上いとこのプライドが素直さを邪魔するエピソードがあり。
ものすごく共感しちゃいました!
瑞穂はさらっとしてそうで、意外とウジウジしてたりプライド高かったり。
でもわかるわかる!とうなづきまくりです。
年の近い同性のいとこ、微妙な距離感、思わず応援していました。
それにしても、星好きな二人。
原作者の桜木先生が星好きみたいです。
意外とアッサリと描かれただけでしたが。
男の子にしてはロマンチックなつながりに、ステキだなぁと思いました。
久しぶりに、プラネタリウムにでも行ってみようかな?
余談ですが、親友の一成くんが一番好みのキャラクターでした♪
私、穂波さんの漫画が好きです。
と言っても原作付きのしか読んだことが無いのですが、ぜったい穂波さんの味はそのなかにも醸し出されていると思っているのです。
出された原作をただなぞるだけじゃない、穂波さんのオリジナリティ。
それが感じられるのでとっても好感を持っています。
主人公の瑞穂の心理の揺れが凄く丁寧に表現されています。
従弟の円が出て行くことになって、泣きたいはずなのに心が動かない。
周りに合わせることを優先してきた瑞穂が円が他人のものになるのはイヤだと思い、好きだと気づく。
欲しいものがあるなら、ぶつかって行かなきゃと思う。
唐突に気づいたり、人に言われるとかじゃなくて、自分と向き合うことで気持ちに気づいていく瑞穂が上手い。
あ、上手いって変な表現になっちゃいましたね。
作者が伝えたいことがあって、それを語るのではなく、「伝える」というか「伝わる」ってこいうことかな・・・と思ったわけですよ。
ただ、画面に書いたり描いたりするんじゃなくて、瑞穂が心を震わせたり、、気づいていくことによって伝わることってあるよなぁ~と。
これはきっと原作の桜木さんと穂波さんの相乗効果だと思うの。
桜木さんの小説は2冊くらい読んだことがあるけど、センシティブ系でキラキラしていました。そこに穂波さんの読解力と表現力が加わったら最強ですね。
ナイスカップリング。(笑)
そして、穂波さんの漫画を読んでて、いつも思うんだけど、アングルが上手い。
それは単行本の表紙でも、お話の扉絵でも、漫画の場面でも感じます。
今回は、特に第3話の扉絵の構図が素敵でした。
雰囲気が伝わってきて、うっはぁ~とため息が出ちゃいますよ!
目でも楽しめて、お話も面白くて満足でした。
ただ、瑞穂のメンタルは大学生にしては幼いような気がします。それをいうと円もかな。中学生か!おまえらは。
そこだけがちょっと惜しかったですね。
それを受け入れられるかどうかで楽しめるか楽しめないかが分かれるかもしれません。
個人的には総合力で萌えでした!
穂波さんの絵柄は「ヤバイ気持ち」でアングルの良さと、線の細さにときめきました。
今回も、体のラインとか可愛すぎない受のさわやかさとか、良い意味で淡泊で良かったです。
お話のメインは従兄弟、大学生同士、年下攻です。
数年ぶりの再会で戸惑う二人は、お互い歩み寄りたいのにうまくいかない。
だけど「星を見るのが好き」という気持ちはお互い昔のままで、ぎこちなくも二人の距離は縮んでいく。 円冶の元家庭教師や瑞穂の親友が登場して恋模様は波乱に…っ、って感じのお話です。
深刻にならない程度のスレ違いとか、もどかしさとか、そういうピュアな要素がいっぱいでした。星を見るのが好き。星も好きだけど、一緒に見るのも好き。とにかく距離感がじれったかった…!なんか中学生の恋を見ている様な気分になりました。
出てくる人がみんなほのぼの温かい人だったのと、濡れ場もシリアスな場面も穂波さんのサラッとした絵柄でとても読み易くなっています。
ラストの誤解していた事に気付いて真っ赤になるシーンとか、見た目が可愛い子がやったらくどくて口から砂糖が飛び出るよって位甘くなっちゃうんだけどこの絵柄だから胸焼けしないで読めるんだと思います。
絵柄とストーリーが凄く合っていたと思います。
大学進学を機に、円治が瑞穂の家にやってきます。元々瑞穂と円治は年がひとつしか離れていないので、子供の頃は仲良しだったのですが、いつの間にか二人の間は疎遠になってしまうのです。
他の家族には笑顔で接する円治も、瑞穂の前だと何だか無表情でとても無愛想です。
瑞穂は、円治と古いつきあいの医者、吉見との関係を誤解したり、ひとつ自分が年上ということで、弟のような円治には弱いところを見せたくないと思っているようで、それはちょっと切なかったです。
瑞穂の一番の理解者であり、友人の一成ですが、瑞穂と並ぶと確かに絵になります(笑)「一成くんありがとー」と萌えている女子に共感でした(笑)一成がどんな恋愛をするのかも興味があります。
すべての誤解が解けて、また二人は歩き出します。穂波先生の柔らかい絵と、桜木先生の優しいお話が素敵でした。
桜木先生の「教え子のち、恋人」が結構ツボに入ったので、この作品も購入してみました。
いとこ同士もので、子供の頃はとても仲の良かった二人が、主人公の些細な勘違い(男の意地)から、疎遠になってしまい・・・大学生になって再会、しかもひとつ屋根の下に暮らすことに・・・、ところがいとこは主人公に対して無愛想で・・・という展開。
実は同居することになったいとこは、ずっと主人公の事が好きで、でも不器用ゆえに思いがうまく伝えられずもどかしい感じで進みます。
主人公もいとこへの恋心のようなものを意識し始めるものの、これまた臆病で・・・
主人公の親友一成とあて馬の吉見先生のおかげで、ようやく二人は気持ちを確かめ合い、結ばれます。
二人とも初体験(女性経験も男性経験もナシ)というのは萌えるポイント。
色々とピュアで、青春を感じる作品でした。