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絵が個性的で、ちょっとアクがあるけど巧い話を描く作家さんだと思う。
髭受け、へたれ攻、マッチョ兄さん受が好物の方なら物凄く楽しんで読めると思います。
正直、カクカクの線とメリハリのあるペンワークが苦手だなぁと思っていましたが、ページを捲るにつれて引き込まれた。動機とか、理由とか、そういう謎解き過程を凄く巧みに描きやがる作家さんだ。やられた、全然好みの絵柄じゃないのに最後まで読まされてしまった。
母親の存在とお金への執着の描写が、上手だった。
散財する事が、親孝行になる。抱かれたいから、体を売らせる事が、母親の為になる。深いなぁ、と思った。
ネタバレ過程が深い作品なので、頑張って黙ってレビューすると、こんな感じです。
主人公CP2人の関係が、これからも今のまま穏やかに続けば良いと思った。
うーん、読み返す度に深さに唸る。
同人作品の方もチラッと拝読したけど、深い話を描くのに4コマまで上手で軽く嫉妬します。凄い作家さんだ。
短編集です。
井波さんの作品を読むのはこれが3冊目です。
いつも勢いのある作品が多いなと感じていたのですが、今回もそんな感じでした。
全部で6組のカップルのお話と4コマ漫画シリーズ、描き下ろし漫画が2作品収録されています。
カップルが登場する作品については結構甘々だと思うのですが、どちらか一方の思い込みで暴走するパターンがこの作家さんによく見られて少し飽きてしまいました。
あと『福引少年』という4コマ漫画のシリーズがあるのですが、得体の知れない少年とその少年を福引で当てたお人好しの青年、そしてその青年の友人のギャグ漫画なのですが、これがなんとも私には合いませんでした…(汗)。
何が合わなかったかというと、ギャグが余り面白く感じられなかったのと、時々何のことを言っているのかよく分からない現象が起きてしまって…(すみません、理解力低くて…泣)。
この4コマ漫画を読んでいる間は、正直辛かったです(汗)。
6つの短編の中では表題作と『攫われたいの』が好きでした。
猫耳からヒゲ受け様まで色々詰まっている作品集でした。