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cat&dogs
実はこの物語、陰の主役である柏木(書影参考:白服の美人)が
存在しないと全然進行しません。
柏木がいる事で受と攻の想いが通じる訳ですし、また柏木が
そこから一歩踏み出さないともう一つの物語…『Cat&Dog』など
…が展開しないのです。
そうして捉え直してみると、この物語世界は一人の猫に三匹の犬が
翻弄される物語なのだとも言えます。猫もそれなりに波に揉まれて
いますけど。
剣道部の先輩後輩モノで、三角関係モノです。
だからって3Pモノではないです。ゆっるい三角関係モノで、犬系キャラと猫系キャラの子達が部活頑張りながら恋愛をしている…って感じの話です。
猫系キャラの子がメインです。
犬っぽい恋愛と、猫っぽい恋愛。
ただ甘いだけじゃなくて、剣道というスパイスがあるので「強い男」に惹かれ強くなろうと目指していく感じは青春モノっぽくてなんか良いなぁと思いました。
ただ、あっさり心変わりするエピソードとかがあるので、じっくり絡んだ三角関係モノが読みたい人には向かないかもしれません。
この本のタイトルからも分かりますが、登場するのはネコ科系とイヌ科系のキャラ達です。
主な登場人物は全部で4人なんですが、全員剣道繋がりです。
ちっちゃいけど元気なワンコ、大柄で懐の深いワンコ、普段は温厚だけどスイッチ入ると一転するワンコ、美人で気高いネコ。
どのキャラも個性があって魅力的でしたが、特に気に入ったのは犬派の私には珍しく、美人なネコちゃん。
さっぱりした性格がとても好きでした。ほんとはかなり一途なのに、ちょっと気まぐれに人を振り回す所とか、意地らしかったです。
他のワンコ達も男前な性格でした。
欲を言えば、もうちょっと攻め様の心境を知りたかったなぁという気はしますが、このページ数ではこの位の描写が妥当なのかも。
絵も綺麗で読みやすい。剣道部のシーンが多く、剣道着がたくさん登場するのも嬉しかったです。