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hito no sekai no arukikata
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
読み返し。
続けて2作目に突入です。
お話の流れ自体がすごく良くて、読むのをやめられません。
こちらはローマンの魅力にメロメロにやられます。
犬時代の壮絶な過去があって今の幸せにつながっていくのですね。
山登ったり、自転車漕いだり、アクティブな2人のラブは爽やか。
ローマンから、下の事を色々相談されるランス保安官を、大変気の毒に思うと共に、爆笑しました。自分なら耐えられないだろうと。
でもティムが教えるのはテレフォン〜になるからダメってやきもちが可愛すぎるでしょ。
ランスは悪人に対してはビシッと決めてたけど、最後にはマーケットでは睨みをきかせすぎて、ちょっと邪魔者扱いされるところも魅力ですね。
ティムの薔薇も野菜も順調みたいだし。良かった。
今回も、怪我をしたローマンが犬の状態でマットから世話をされて親密さが深くなるところが良かった。
犬好きじゃないと、つがいにはなれないよな。
最後は大円団感がすごい。
読後感は最高に良い作品なので、みんなに読んでもらいたい〜
シリーズ一作目も良かったが、二作目のこちらはさらに面白さが増していた。くすくす笑えるシーンがたくさんあって萌えられて、山場は手に汗握る盛り上がり、最後はほろりと泣かせてくれて大満足。幸せな余韻に浸れる一冊だった。
大事な人との死別後にクイックとなったローマンと、DEAから派遣されてきた捜査官マットのお話。前作でカップルになった二人の出番もあって、楽しく読めた。
前作同様、序盤からぐいぐい引き込まれる。マットは完全に街の外部の人間で、そのマットを通した街の様子はあまりにおかしく面白い。より一層この世界が広がって見える気がして、魅力に取り込まれていくのを感じる。
クイックになってまだ二年のローマンは、真面目な言動の全てが微笑ましく、笑えて萌える。特にマットとの掛け合いが良い。あの堅物ランスを純粋無垢な質問で困らせる会話も最高。こんなのニヤニヤするしかない。
マットに出会って初めての恋に落ちたローマンは、他にもたくさんの初めてを経験する。その一つ一つに感動して興奮して喜ぶ様子は可愛すぎて悶える。心に犬の純真さを持つローマンを、気付けば全力で応援したくなっている。
傷つくシーンは犬とヒトの両方の悲しみ方が入り混じり、何倍もの辛さが伝わってくるようだった。
麻薬絡みの事件ももちろん素晴らしい。クライマックスの展開たるや!映像で見ると壮観だろうと思う。
全てが綺麗に納まって、マットの父問題だけは解決とは言えないが、それでも心が温かくなるような結末だった。エピローグですっかり地に足を付けた生活を送るカップルが安心させてくれるのも良い。終わり方はじんわり泣けた。
悲しい過去を持つクイックのローマンと、自分を抑えて人生を送ってきた人間のマットが出会い、どんどん惹かれあい結ばれるまでのストーリーです。
クイックになってまだ数年のローマンは、人としてかなりの変わり者。元々犬であるため純粋すぎる故のおかしな言動に、マットは最初は戸惑いますが、ローマンの魅力には抗えずどうしても惹かれていく。二人が仕事を通じてお互いを信頼していく過程が読んでいて心地よかったです。
しかしこの物語の核は、ローマンの軍用犬としての壮絶な過去であり、その悲しみを越えていくローマンの、純粋な強さだと思います。
もうこのアフガンでのシーンが辛すぎる!涙が止まりませんでした。
このシーンのためだけでも、読む価値がある作品だと思います。
「月への吠えかた~」「星に願いを~」と順番逆にしてしまいましたが、ようやく読めました。
人生豊かそうな作者の力でしょうね、似たキャラはおらず魅力的で個性豊かな登場人物たちがどのお話も楽しませてくれます。
純朴なローマンがガッシリとした軍人さんのような見た目に反しとてもチャーミングでギャップにやられました。
人間としての性知識はまだまだ未熟で…ランスに教えを乞いながらも(こっちまで赤面したくなる面白場面でした)純粋に快感を楽しむ様にはニヤニヤです。
マットの下半身の匂いが大好きなとことも萌えました(笑)
訳あり部分も知らずにローマンにモーションかけるマットも良かった。
ローマンが無知なこともあり相思相愛なのにすれ違った時はヤキモキしましたが、二人の幸せが長く続けばいいなと思います。
マットは小野友声でちょこちょこ再生される時がありました。似合いそう。
「月への吠えかた教えます」でとても気になっていたローマンが番を見つけるお話でした。
前巻ではゴツくてムサくて融通がきかない大男を想像していましたが、全然違って無垢で真っ直ぐで悲しい過去を持っていると知り一気に大好きになりました。
ローマンのハンドラーであるジェイムズが亡くなるシーンでは悲しくて切なくて、ローマンが変化して人間になってからの苦労を知るとマッドクリークに辿り着いたのは奇跡だったと思いました。
ローマンのお相手であるマットがクローゼットゲイである事、ローマンにはクイックである秘密がある事から2人の仲はなかなか進展しません。
そして保安官であるランスが余所者であるマットを警戒した事から余計ややこしくなって、今回ばかりはランスを恨みました。
さらにマッドクリークで大麻を栽培しようとする輩まで現れて、ローマンに最大の危機が訪れます。
もうハラハラドキドキでページをめくる手が止まりませんでした。
あれだけ麻薬売買組織にバレないように監視していたのに、仲間意識が災いして口の軽いクイック達から作戦がバレてあり得ない方法で捕まえようとします。
そしてそれがきっかけでマットがローマンの正体に気がつくのです。
ローマンが人間として時間が経っていない事から、セックスにおいてマットが積極的でとてもエッチです。
そしてローマンがランスに2人の仲を報告や相談して、ランスが慌てる様子がとても面白かったです。
■ローマン(保安官助手)×マット(麻薬取締局員)
「月への〜」で頑強で強面の190cmの男と書かれていたので、海坊主(ファルコン…シティー○ンターの)を想像していたマットが主役です。すっかり脳内は海坊主のイメージで定着していたせいで脱却が大変でした。いや、結局最後まで海坊主の名残が脳内に…
海坊主と悩めるクローゼットゲイの作品と認識したにも関わらず、楽しく読めたと思います!合法的おねショタ(190cm強面)でした。
生まれたまんまみたいなローマンが可愛い!精通やら赤面やら、ローマンがヒトとして色々な初めてを体験する描写が印象的です。エピローグでの所謂オチにも使われていました。自分はどうやら先生のさりげなく巧みな構成が好みのようです。
疑問だった活性化した犬(ヒト)のマッドクリークへのたどり着き方も読めて嬉しい。それにしても多くの目覚めた犬たちは、安住の地にたどり着く事なく気が狂ったヒトとして捕まってしまうのでは…と思ったり。
いちゃいちゃ描写が後一回ぐらいあるかと思いましたが、なくて少々残念。69のイラストも良かっただけに。
そしてランス!「月への〜」のランスはたまたまマッドクリークとティムへの溢れる情熱のせいで失敗してしまったのかと思ってましたけど、今作で彼の通常運転だと気付きます。やり過ぎ、暴走気味、愛ゆえに。
彼とティムがどうやらトップとボトムを入れ換えて人生をより楽しんでいるという情報は、続刊のこちらをすぐに読んでよかったと思うところの一つです。
萌2〜神
前作よりも面白かったです。
それは、主人公のローマンが後発的なクイックだから。
いい男の無知さって最高ですよね。
いや、ほんとに。
炭酸を「シュワシュワするやつ」っていう成人男性に萌えまくりでした♡
勃起も知らず、性的な事全てが初体験。
性について質問されて恥ずか死にそうなランスに、ニヤニヤが止まりませんでした。
ランスの恥ずかしがり屋も可愛くて死ねる。
素直で、スポンジのように色々な事を吸収していくローマン。
そんな可愛いローマンに惹かれていくマット。
これは必然の恋ですね。好きにならなきゃおかしいってくらい、ローマンが魅力的でした。
「俺とセックスするのを好きになってほしいんだ。だって、きみとのセックスが大好きだから」
……って、健気過ぎてキュンキュンしました♡
マリファナ栽培組織との対決に、住人全員で望むところはワクワクしっぱなし。
ローマンが死にかけた時には涙が出たし、犯人を捕まえた時には胸躍りました!
マットと父親との確執なども見どころの一つで、ゲイとそれを理解できない親という構図が浮き彫りになって、意外と深い話だなと思いました。
まだスピンオフ出ますよね?
もっと人間とクイックの物語を読んでみたいです。
2019年刊。
『月への吠えかた教えます』の続編で、今回の主役は元陸軍訓練犬だったジャーマンシェパードのローマンだ。
話の進行と共にローマンの犬成分が滲み出てくるにつれ、入り込めていった。
人間歴の浅い新米クイックのローマンだからこそ出てくる行動にプッ!?と吹き出す部分もある。
コーヒーの代わりに肉汁、アソコが勃ったと大騒ぎ、ヒトの知識を一つ覚える度の反応…など、ね。
相談相手のランスも、ローマンからのセックスに関する質問には目に見えて狼狽えている様子が微笑ましい。
DEAより派遣されてきたマットにマッドクリークで暮らすクイックの秘密が漏れないようにとランス、ローマンが先手を打つのだが、住人達は変に警戒したり好奇心が強かったりで逆に怪しいと微かな疑問をもたらしてしまう。
ローマン自身も気付かずに軍用犬時代の前職を暴露しちゃってヒヤリとする場面に遭う。
それでも自然豊かで穏やかな雰囲気になれるマッドクリークの地を大層気に入ったマットは、密かに気になっているローマンと進展を望んでいるのだった。
ローマン視点でもマットに惹かれていく過程の心情が伺えるので、満足できる。
この一冊は前巻から引き摺っていた二人の出会いから、ローマンの種火(スパーク)からクイックとして目覚めた時の回想、マリファナ密造犯との決着までが盛り込まれている。
しかし、肝心のマットがローマン=クイックだと受け入れるクライマックスの場面は、もう少しページを割いて欲しかったかも。
ここが一番グッとくるシーンなのに…
でもまぁ、ローマンの中ではかつてのハンドラーだったジェイムズとの絆と、これからのマットへの恋心はきちんと線引きできているだろうから問題はないかな。
次のクイックの話を読む際には、二人の絆の進展具合を覗ける楽しみも付いてきてほしいものだ。
前作も好きですが、今作の方が断然良かった。
益々このシリーズが好きになりました。
もう、ローマンが愛おしい…。
クスッと笑わせてくれて、ウルっとさせられて、萌えも楽しめる。
そんなクイックの世界が本編391ページの中にバランスよくギッシリと詰まってます。
早く次を読みたいけれど、また一年待たなければならないのか…長いぃぃ…
次は何犬が来るだろうか? すでにわくわく♡
亡くなってしまった大切な人を思い出すのは、すこしばかり不思議な気持ちだと思います。
勿論、まだ生々しい記憶の時は悲しかったり辛かったり、心がグサグサに傷つくだけなのですけれど。
でもある程度時が過ぎて『時間薬』が効いてくると、その悲しみや辛さの中に、ほんの少しばかりの『甘さ』が混じって来る様な気がするんです。一緒に過ごした大切な時間や、もらった嬉しい言葉、与えられた影響などなど、自分の中に『その人によって変えられた部分』を発見する度に、とてもとても悲しいのに胸のどこかが暖かくなるような感じ。現実にはいない人がいつも側にいてくれる様な錯覚。
それは今後を生きていく力を与えてくれる様に思うんですね。
この本はそのことについて書いています。
とても心を揺さぶられました。
前作『月への吠え方教えます』と同じ世界観(犬から人に変身する『クイック』という種族がいる。元々クイックとして生まれる者もいれば、人と精神的な深い関わりを持ったためにクイックになる犬もいる。彼らはカリフォルニアのマッドクリークという田舎町に集まって『人間として』暮らしている)。
この世界観の概要さえ掴めればこのお話だけでも読めないことはないと思いますが、マッドクリークでのクイックの暮らしや、様々な登場人物(これがまたそれなりに数が多いのですよ。で、それぞれ個性が面白い)について分かってから読んだ方が更に面白いと思います。
前作の後半で活躍したローマンという『元ジャーマンシェパード』が主人公。
私、彼がやたら気になっていたんですよね、前作を読んだ時に。
軍用犬で深い絆で結ばれていたハンドラー、ジェイムズ・バトソン軍曹が戦死したため、クイックになった後も深い孤独の中にいる彼。
おまけにクイックになってからまだ年月が浅いため、群れの中に居場所が確立しておらず、正直で『デキる奴』なのに愛想をふりまけない不器用さもあってクイックの中でも孤立しがちなんです。
そんな彼が保安官助手として『群れ』の中に自分の居場所を見つける所で前作は終わっているんですけれども「え?これで終りかい?」って思っちゃったのね。だってあっさりしすぎているんですもの。
多分、作者さまだけでなく、私の様に思った人が多かったんでしょうね。
前作でローマンが助けたマットというSWATがDEA(麻薬取締局)としてマッドクリークに赴任します。
クイックの秘密を守るためにマットが町の人たちと深く関わらない様に、保安官(群れのリーダーですね)のランスはローマンにクリスを監視し、町から遠ざける仕事に連れ出し続けるよう言い渡します。
でもね、ローマンはクリスの中に、心から慕っていたジェイムズによく似た部分を感じているんです。
もう、どんどん惹かれて行くの。
その結果『外部の人に町の秘密を洩らさない』ことと『マットに隠し事をせず、もっと近くに寄りたい』という気持ちの間で、ローマンは大揺れに揺れます。
ストイックな(元)軍人さんの、この『揺れ』が……もう萌え滾りました。
マットの方も父は退役将軍、優秀な兄は戦死という家庭環境の中で、ゲイであることを隠して暮らさなければならないという、ローマンに恋をしつつもなかなかキツイ状況下にあります。
こっちも切ないのよね。
お話は現在のマッドクリークでの違法麻薬栽培事件の間にローマンの過去が挟まれて書かれます。
犬として生きることと人として生きることのお話が交互に出てくるんですよ。
これが非常に良かった。
お話が多重的で面白いだけでなく『人と犬の違い』みたいなものが良く解ったんですよね。
ちなみに、クイックは徐々に人間の反応が出てくるんです。
このお話の始まりには、ローマンは勃起せず、赤くならず、あまり笑わず(上手に笑えない)、そして涙を流しません。
このそれぞれが、いつ、どうしてローマンに訪れたのか?
笑えるもの、キュンと来るもの、様々なエピソードはバラエティにあふれていますが、何と言っても涙のシーンは白眉です。
私も共に涙しましたよ。
失ってしまった大切なものに捕らわれるのではなく、それと共に歩んで行こうとする涙でしたので。