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kouteiryu wo kainarse
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
7〜8巻は上下巻といった内容なので、7巻の続きになります。こちらは表紙がハピエン保証みたいになってますねw
7巻でツァーリに潤が攫われてしまいました。
8巻では、可畏が双子の面倒を見ながら潤を探し出そうと奮闘します。可畏がメインで、いつもより潤の登場が少ない巻となっています。
可畏は最強の暴君竜ではありますが、潤がいなければ生きてはいけないような、心の弱さも持っています。
でも今回は双子たちが、潤のいない寂しさをこらえて気丈に振る舞い、健気に父を励まし支えます。それで可畏はなんとか踏ん張って、あの手この手で潤を探します。そんな3人の家族愛や、可畏の成長にキューンとなり、何度もホロリとさせられました。
一方潤も時々登場します。7巻ラストでツァーリの毒により暗示をかけられて、ツァーリを恋人と思い込まされています。ツァーリとの濡れ場も出てきます(最後まではいかず)。辛くて読めないかと思ってたら、想像以上にツァーリが素敵でドキドキしました。
今回は4巻以来、久々の恐竜バトルシーンが!しかも3回も出てきます。バトル大好きなので嬉しい!色々な恐竜が登場して、どれも白熱した戦いでした。やはり恐竜バトルかっこいいです、痺れます!
またバトル中、双子のひとり慈雨が異能を発揮して、ピンチの可畏をサポートするシーンがあり、頼もしいやらカッコいいやらでグッときました!
後半ロシアに渡り、可畏は血眼になって潤を探します。ここでは可畏の潤や双子への想いがたくさん描かれて切なさMAX!何度もウルウルしてしまいました。
そしてついにツァーリとの戦い。
王者としての格で負けても、潤の夫としては負けない!の決意が痺れました!
潤は無事取り戻せましたが、ツァーリは諦めておらず。9巻に続くようですね。
ラストは四人が水入らずで島で過ごします。
二人とも苦労していたので、ベッドで談笑してるだけでほっこりします。最後の濡れ場はとうとう!という感じで大変激しくて良きでした♡
8巻はとにかく可畏が頑張り抜きました!可畏視点が好きなのですごく良かったです!可畏お疲れ様〜!って言いたくなる巻でした。
一応キリ良く終わってますが、最後は含みを持たせた終わり方でした。9巻はどうなるのか!?楽しみです♪
感想
潤は、千年以上生きている皇帝竜も飼いならしてしまった。
最初は、自分の卵を産むだけを望んでいた筈が、卵ではなく、一緒に潤と永く暮らしたいと望むようになり、潤に恋する虜になってしまう。
暴君竜が潤を迎えにきて、どうなるのかな?と心配したけれど、
皇帝竜は潤が望む通り暴君流と一緒に異次元から返してあげる。
でも安心できない、ひとまず返すだけで、まだ潤を諦めてはいないみたい。
1-5迄で、潤と暴君竜が番になるまで。
6巻で、子竜が生まれて、潤の母に子竜を見せに行く。
7-8巻が、皇帝竜の潤拉致事件
これで終りじゃなくて、まだ暫く続くと嬉しい。
面白かった。
潤が連れ去られて手掛かりもなく日にちだけが過ぎていく。
ジーウはニコニコ!マーマもニコニコらね!
コーも、コーもニコニコしゅるよ!
コーたん!パーパニコしたよ!
ん、ニコらねー。ジーくんもパーパも、おげんきらね
と子ども達に支えられて何とか耐えてる可畏。
父だし、強くあろう、泣いてはダメだと奮い立たせてるのがギリギリの状態。
つい、拷問も残虐になってしまう。
こんなところ潤には見せらんない。
今回、残虐なシーンがシリーズ1多かったかも。
にごたん重傷負っちゃったし。
(地味にユキナリが苗字だったのが驚きだった)
一方潤は、ツァーリに自分は[ガイ]で潤のパートナーだと洗脳されても違和感を感じまくる。途中で完全に洗脳解けたけど、生き残って可畏と子どもたちに会う事を目標に、洗脳された状態を演じ続ける潤。
貞操は守りながらも、身体は重ねてたんだなー。
潤は、感受性豊かで、共感性高いからすぐ絆されちゃう。愛情はないけど、憎めないって思ってるもんな。
で、双子ちゃんの能力スゴイ!
湖の氷が割れてこのままじゃ水中に、落ちてしまう大ピンチ!って時に慈雨くんの氷を瞬時に凍らせる能力でパーパのピンチ救っちゃうし
倖くんは、慈雨くんだけじゃなく
チーム可畏を空中に避難させちゃうし。
わるいちと!ないなーい!で、瞬時に氷を溶かしてルチアーノとファウスト兄弟を湖の中に消え去る所行を行っちゃうし。
暴君竜の、可畏が呆気にとられてしまってる。
潤と過ごすうちに人間的な道徳観念が育ってんだな。
みんな成長してるなー。
ツァーリの虚しく切ない気持ちもわかるなー。
1000年以上1人で生きてきてると
神のような視点になってくるんかな。
潤の事は諦めてなさそうだし、ラストあれは絶対
ツァーリの子ども身篭ってると思うから
自作でも絡んでくるはず。
コーくんは予知能力があるのか、はたまた潤みたいにテレパシー的な事が出来るのか。
奪還された潤と可畏のSEXシーン!
激しくてすんごくよかった。
子ども達がハート型になって手を繋ぎながら寝てる隙に、バスルームで立ったまま激しく。
後はツァーリに許してない、可畏だけって伝えた瞬間
堪らなくなって姫抱っこでバスルームに連れ込む可畏。
感情昂り過ぎて、涙も流しちゃう可畏。
こんないろんな可畏を見られるなんて、1巻から読んでる読者は感無量。
今後も難関が待ち構えてるだろけど
見届けたいし、まだまだ続いてほしいシリーズです。
電子でセット購入。
これは一気に読めて良かったです(涙)
紙でドキドキしつつ次巻を待つのも、
また楽しそうではありますが!
さて、お話は、
ここ暫く子育てラブラブが続いていましたが、
今回はいろんな意味で犬飼さんの本領発揮な感じが!
ストーリーの盛り上げ方が上手すぎて、
紙だと身悶えて次巻が待ち遠しかっただろうなと!
青春学園生活あり、ほのぼの子育てあり、
頑張ってる初仕事あり、
そして怒涛の大事件からの切ない別離。
血生臭い迫力の大格闘からの、甘々トロトロvvv
とにかく一気に読めてしまいます!
そしてぐるぐるしてしまいそうな伏線バリバリなラストに、
こ、この続きは⁉︎……と、ここでも、
もう次巻が待ち遠しくて仕方ない!
ああ、すっかり犬飼ワールドに引き込まれてしまってます!
この持って行きようは「神」評価しかないでしょう!
正座して次巻を待つ!
長く続いている作品では定番の記憶喪失モノの亜種って感じでした。
前巻から一転してサクサク読み進められました。苦手としている潤視点が少なめで、可畏視点が多く、ツァーリ視点もあったことと、好きな恐竜化&戦闘がしっかり書かれていたからかと!
ガイ(ツァーリ)が潤と出会って2週間後のガイ目線が、まるで可畏のようで、少々愛しい。潤以外見えなくなって全てが二の次になる男たち…潤、恐るべし。とはいっても、正々堂々と勝ち取らず、本人の本意ではなく誘拐したらもう負けですよ。
ツァーリの退場があまりにもあっさりしていたので、なんだったんだと思いましたが、これは終盤の匂わせ的に…出来てるんですよね。そして再登場するんですよね。なる程なかなか難しい展開
期待を裏切らない進み方!
ってか、期待以上だよ!
何が期待以上だったかと言えば可畏もその本質では無理をしているわけじゃないと言うのがわかった事。
潤くんを取り戻すために、憎い相手やいけすかない人達に頭を下げ、挙句の果てには戦闘途中に人間化するなんていう、プライドの塊である可畏にとってはもう耐え切れないほどの屈辱を感じさせた後のツァーリとの戦闘シーンですよ。
ここでの可畏の弾けっぷりがイイ!
暴君竜の本性が消えていない事が明かになる、このシーン、大好きだー!
それと同時に以前ならその本性に飲み込まれてしまった理性が消えないの。
潤奪還という目的を決して忘れない。
これ、今までの流れから行くと凄い事ですよ。
そして、異能を開花させて『敵』を倒し、悪びれない慈雨に対する『教育的指導』についてまで想いを巡らせるなんて「すんばらしい!」としか言いようがないですよ。
ここまで可畏を変えたのが潤くんへの愛って言うのがね。
もう乙女の夢としか言いようがありません。
これは名作でしょう。
恋愛だけではなく、子どもに対する愛情がふんだんなくちりばめられているのもイイ。
ラストの『潤、3人目のご懐妊?』の含みも期待をそそられますねぇ。
個人的見解ですが(そして多分私みたいなのは少数派だと思うんですけれども)その事実はどうあれ、ツァーリの子かも?っていう流れでもいいんじゃないかと思ったりしているんですよ。
「それでもその子も含めて愛する」と決める可畏が見たいなぁ……それ、最高にカッコいいとおもうんですけれどねぇ。
あー良かった。このシリーズで一番好きな巻になりました。可畏と潤と慈雨と倖の幸せを願って神です。本編300P弱+あとがき。
7巻でどこかに攫われちゃった潤。可畏は潤がいなくても暴れたりせず、一生懸命お利口にしている慈雨と倖の世話をしています。また、お子ちゃま方はマーマが居なくてもパーパを応援して、自分たちに出来る事をしようとしています。片や、潤は記憶を操作されているのですが、双子が夢に出てきて、なぜ現実には子供がいないのか?と苦しんでいて・・と続きます。
7巻に出ていなかった新しい登場人物は
汪束蛟(水竜王)、ファウスト、ルチアーノ(双竜王)ぐらいかな。
**好きだったところ
慈雨は大きくなって力を使えるようになってきて、パーパを一生懸命助けて!「おお、カッコよい!」と目が♡になっていたのですが、マーマが帰ってきたら途端に倖と二人して号泣するわ、ぷんすか怒って「おこよ!」と赤ちゃん返りしたりと子供っぽいところもあって、めっちゃ可愛い。たどたどしい赤ちゃん語「わるいちと、ないなーい」等も猛烈キュートで、スプラッタ的な要素をぶっとばしてくれていて、とっても嬉しいです。(もう一人の倖は大人しいんだよな・・先生、何仕込んでますか・・・と一人ドキドキ)
そしてこの巻で最も好きだったのが可畏。信じられない。あの暴君竜がこんな進化するなんて!!!!と本当にびっくりです。子供の事を考え、潤の事を考え、慎重に、そして感情に任せて怒ったりしないし、ツァーリと自分を比較して、まだ届いていないところがある事をきちんと認め・・・
偉いなあ、可畏パパ。可畏に健気なんて言葉が似あう日がくるとは、思いもしませんでした。
潤も本当によく頑張りました。子供に抱きつかれて嬉し涙をこぼしている潤の絵、見ているこっちも涙ぐんじゃうぐらい素敵です。(このタイプの表情はあんまり見たこと無い気がするなあ・・レアなのではないでしょうか)
そしてまだまだ続く感満載のまま、8巻終了。さあ・・・どうなることやら本当に次巻が待ち遠しいです。1巻を読んだ時は「・・・これダメだ読めない・・」と半泣きだったスプラッタ苦手な私でも、超可愛いお子様パワーで全く問題なく読めたので、スプラッタ苦手な方も一度ご検討いただいても良いのではと思います!とにかくこの巻は、やった!という到達感、幸福感でいっぱいです!!
私は電子版の皇帝編ⅠⅡ特典付セットを購入。
挿し絵については相変わらず美しいイラストの数々に大満足間違いなしです。
また、今作は潤よりも、可畏の成長が著しく、子供達と一緒に父親として、夫として、恋人として、不安と苦悩、自身の足りなさに打ちのめされながらも力強く立ちあがり成長していく様が見える巻でした。
※以下ネタバレありますのでご注意下さい。
神経質な程に対策を高じて尚 潤を拐われ、精神的に追い詰められながらも子供の為に、子供を案じているだろう潤の為にとなんとか自身を奮い立たせながらもギリギリの所で踏ん張る可畏。
そんなギリギリの父親を察して母親不在の不安を我慢する双子の姿。また、可畏との記憶を改竄され、双子は実在しないと言われた喪失感に苦しみ子を求める潤の姿には涙腺を刺激される事と思います。
可畏視点で続く潤奪還までの苦悩や戦闘は読んでいて苦しくなってきますが、その分潤が戻ってきた時の安堵は凄いです。双子の弾けるような歓声が聞こえてくるようでした。
家族の四人揃って、他愛ない日常の尊さを噛み締めてる可畏と潤ですが、最後の最後に気になるシーンが……。
可畏に隠れて潤が小川に吐き出したもの、血と白いものとあったので、白いものは直前に飲んでいた可畏の精液とも取れるのですが、血は何なのか。
他の方のレビューにもありましたが、今回再会し可畏と愛を確かめ会う潤は双子を宿した時と酷似した想いを抱えていた事、倖くんの弟発言もあり、 卵関係のフラグなのは間違いないと思います。
ただ、もしかしたらあれは白いもの=精液ではなく、卵だったのでは?と思いました。血は卵が剥離した際の出血という予想です。吐いた先も慈雨くんの為にと用意された海水の小川だったので密かに成長していく土台はあるように思いました。
あの一瞬で卵が出来て成長して排出されたとしたら超展開ですが、潤は再びリアムの血を、可畏も伝説の竜人の血を摂取しており、進化していると思います。その子の成長が異常に速いのも納得できる気がしました。ただ、5巻で蛟が話していた過去に二人の父親を持った子の話もあり不安が隠せません。
次巻への引きとはわかっていますが、願わくば潤が元気に発情して可畏にかぶりついていますように!!
評価は皇帝編最終巻、記憶が戻った潤サイドの話も見たかったなと萌2とさせて頂きましたが限りなく神に近い萌2とお考え下さい。
電子のセットで読みました!最高でした。
まだツァーリは諦めて無いと思いましたが、ツァーリの血を取り入れて進化した可畏と双子が成長したら、それこそ無敵になるんじゃないかと思います。双子の能力の開花にワクワクしました。慈雨は本能で潤を奪いそうな相手には気が付きそうですし。
可畏の想いが切なかったです。狂おしく潤を捜し続ける姿に感動しました。そして自分の気持ちを抑える姿に成長を感じました。とても良い男になりました。父親としても最高です。潤が惚れるのも分かります。
私は倖の夢は正夢だと信じます!
そして電子限定SSは最高でした。本編の直後の朝のお話です。
あくまでも離乳食を拒否してミルクを濃くしろという双子と、余った離乳食を食べてる可畏とその姿に感動する潤に胸いっぱいになります。
そして可畏の父親としての姿にホッコリしました。それから双子を抱っこしながら潤におはようのキスをして照れる可畏最高!!!
セット購入特典の笠井先生のラフ画も眼福でした。
暴君竜シリーズ8作目で、皇帝竜編完結巻になります。
もう、めちゃくちゃ良かった!
とにかく良かった!!
離ればなれになりながらも、互いを想いあう二人に心を打たれ、双子の可愛さといじらしさに胸を撃ち抜かれ、何より、潤たちの強い絆に涙する。
えーと、実は前作ですが、ラストで爆弾が投下されたものの、比較的甘くてほのぼのな巻だったんですよ。
ちょっとシリアスだったり切ない部分はあれど、双子は可愛いし、二人はラブラブだし、潤のモデルシーンなんかもトキメかせてくれて。
が、今作では、一気にシリアス寄り。
いやもう、離ればなれの二人が切ないんですよ。
可畏も痛々しくて仕方ないけど、潤の状態がなお切ない。
だからこそですね、どんな時でも真っ直ぐ互いを信じ合う二人に、熱く感動しちゃって。
「おかえり、潤」
「ただいま」
この短い会話に、二人の万感の想いが込められてるんですよ。
読者も万感の想いですよ。
読者と言うか、私がだけど。
ところでですね、今回はバトルがバンバンあります。
スプラッタ部分も多いので、血に弱い姐さんは心して読んで下さい。
足は吹っ飛ぶし、敵は上半身だけになっちゃうし、拷問シーンも痛い痛い。
これ、可畏が、沸き上がる凶暴性を抑えきれないんですよね。
いや、潤の事を想い、ギリで踏みとどまってる感じ?
読みながら辛かったですよ。
やっぱり、可畏の隣には潤が居ないとダメなんだよ・・・。
あっ、皇帝竜との対決にはワクワクしたけど。
あと、ここから、前作での爆弾を踏まえて語らせていただきます。
前作を読まれてない方はご注意下さい。
竜人組織のトップ・ツァーリに浚われた潤。
千年以上の時を生き、孤独を抱えていたツァーリは、自分の子供を産める可能性のある潤に、自身の特殊能力で洗脳を施して「恋人」となります。
可畏との出来事や彼への愛情を、そっくり自分と入れ替えて、自身が「可畏」に成り代わったんですね。
そして、可畏への愛情を、そのままツァーリに向ける潤。
と、ここまでが前作。
ここから、行方不明になった潤を懸命に探す可畏。
そして、竜人組織の本拠地で異空間にある特殊な場所・エリラダーラで、強い絆を持つ恋人「ガイ」と暮らす潤。
使えるものは全て使い、プライドも何もかもかなぐり捨てて懸命に潤を捜索する可畏ですが、クリスチャンの協力もあり、ジリジリと答えに近付くんですね。
一方の潤ですが、自分にはいないはずの子供に強い喪失感を覚え、ガイとの子供を強く望む。
しかし、幸せなはずの毎日に、何故か違和感を覚える事が多く・・・と言った所でしょうか。
繰り返しになりますが、今回二人は離ればなれです。
これ、双子の面倒を見ながら、追い込まれるようにして潤を探し続ける可畏が切ないんですよ。
また、大好きなガイと暮らしつつ、これまでは手に取るように分かった「恋人」の気持ちが分からないと、悩む潤も痛々しい。
ツァーリですが、すごくやり方が卑怯なのです。
きっと、「自分が恋人」だと洗脳したのなら、潤はここまで騙されなかった。
しかし、可畏とのこれまでの出来事や結んだ絆。
それをそっくりそのまま利用した形で成り代わった為、ガイに対して可畏への愛情をそのまま向けてしまう。
いやね、実はツァーリと潤との絡みがあります。
「もう読んでられないわー!」てなもんですが、ここで働く潤の違和感。
最後までは、決して致さないのです。
「子供への誠意の為」とは言っちゃいますが、明らかに無意識の所で、絶対ダメだと思っている。拒絶してる!
更に、違和感を覚えた部分を考えようとすると、決まって起こる強い頭痛。
そう、潤の本能が、戦ってる証なのです!
洗脳されてどれだけ巧妙にお膳立てされようと、その上でなお、可畏や双子への愛情が勝るのです!
頑張れー! 潤!!と、読みながらこぶしを握ってしまう。
で、可畏は可畏で、様々な情報の断片から潤の状態を正確に把握しつつも、潤は戦い続けてると真っ直ぐ信じる。
そして、心の中で呼び掛け続けるー。
しつこいですが、二人が離ればなれの状態でも、互いを信じ続けるのに、とにかく心を打たれて。
だって、この強い絆と信頼って、これまでの二人があってだからこそなのです。
たくさんの試練を乗り越え、ここまでの強い絆を育てて、双子まで生まれて、家族になった。
もうこれだけで「ああああ」と感動しちゃうんですよ。
で、この後ですが、可畏とツァーリの直接対決でしょうか。
これまたスプラッタではございますが、もうめちゃくちゃ面白くて小気味良い展開が来るから!
最高だから!!
いや、双子の能力といい、完全に劣勢のはずの可畏に訪れるニヤリとしちゃう出来事といい、潤のとある行動だったり。
あと、個人的に当て馬展開と言うのも大好きでして。
こう、当て馬は永遠に、受けを想い続けて欲しいんですよねぇ。
想い続けてくれそうですよ。
潤を本気で愛してしまったツァーリが、自分の行動に後悔する所まで、とにかく滾りました。
まぁ、本当の愛を手に入られなかったのは、完全に自業自得だけど。
最後がですね、とても感動的で、胸に込み上げてくるものがあるんですよね。
「おかえり、潤」と「ただいま」が、とにかく素敵で。
良かったねえぇぇぇ!と。
と、すっごく面白い完結巻でした。
ラストが何とも謎を残す感じではありますが・・・。
ところで、表紙が7作目との対比で、とっても優しくて素敵です。
口絵カラーも、浴衣で川の字で寝る四人と、とっても可愛いんですよ。
ただ、もう一枚の口絵カラーが、ツァーリと潤との絡みシーンなんですよねぇ。
ここは、可畏とが良かったよ・・・。
ツァーリ、超美形だけど、やっぱり可畏とが良かったよ。