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作家さんの新作発表
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今市子さんの画風が好き。
丁寧でどこか哀愁を感じる表情が上手です。
今市子さんの耽美な表紙から想像つかない、想像を裏切られる中身。
B級グルメ倶楽部 のタイトル通りB級グルメにまつわる、痛々しいギャクコメだった。
学生時代の先輩、鬼塚はこだわりを持つカレーパン好き、派遣勤務。
吉野がカレーパンが嫌いになったのはその人のせい。
会社でゲイを隠しているのに、先輩はお構いなし。
こんな調子で、冒頭から笑ってしまう。
でも段々追い詰められていく吉野が気の毒になってきた。
ゲイを隠したい吉野と、マイペースでカミングアウト済みの鬼塚。
考え方が違う二人、この先、どうなるんだろう?
続きを読みます。
表題作が一冊丸々読みたかったー!
二話しかないのです(涙
あとは短編と今さんの入院レポ漫画と、ちょっとしたシリーズ物。
そちらは大学生同士の作品。絵柄もそこは古めですが、テイストは他の今さんと変わりないです。
表題作は高校時代の先輩後輩カップルですが、攻めの鬼塚(25歳)の意地悪メガネなところたまりません!
鬼塚は普段はことごとく「チッ」などと舌打ちしてくる怖い先輩でしたが、受けの吉野(23歳)が学校内でカミングアウトしてしまった時に懇々と説教してきたような面倒見もありました。
怖いながらも吉野は鬼塚へ片想いしていましたし、鬼塚も同じ想いを抱いていたらしいのですが…伝わりづらい!
それは高校生には伝わらないよ!もっとガッツキたまえ、君たち!…まあそこが今のさんの魅力だよね…
そんな二人が社会へ出て偶然再会し、恋を育むラストの可愛いストーリーでした。(続刊ありますが)
笑いもふんだんで、特に二人の家族が笑えるんですよねー。
今さんは家族を描かせると天才だよなあと思っておりまして、暖かい気持ちにさせて頂けます。
そして短編の中でなんとも雰囲気が良いのは『微笑』でした。
政治家の息子(受け)と元私設秘書(攻め)の話。
ただ今対面しているのはこの二人でも、受けの恋と苦しみはまた別の人間との間に展開されていて、攻めの方は人の良い当て馬的位置でした。
彼は自分が片想いのままでも、受けへ相手と真摯に向き合って欲しいと仄かに感じているわけで、大人の男なのですよね。
はっきりと受けがその恋に再び向き合うのかは描かれていませんが、今さんらしいお話でツボでした。
入院レポは女性にはなかなかに面白く読めるのでは。(反面、男性には生々しい?)
わたしはこういうの結構好きなので、面白かったですし興味深かったなあ。
女性なら他人事じゃないよ!
派遣SE鬼塚×新人会社員吉野。
攻めはカレーパンの王子様ですwww
格好良くて仕事も出来るのに何か変な先輩www
ってか読んでいたら無性にカレーパンとクリームパンを食べたくなる本です。
2人がそれぞれパンにこだわり持ってるんですよね。
タイトルの所以はそこかな?
のほほんなバカップル本で気楽に読めました♪
でもでも「絶対零度」3部作はホラーな感じがして…夜に読む勇気は私にはありませんでしたorz
ちょっと絵は古い目なんですが…ぞわっ!とさせられます。
タイトル作はおもしろいんですが、同時収録の同人誌作品がどうにも性に合わないというか、作品の雰囲気や系統が違いすぎで、ちょっと。
タイトル作はアホの子受けというか、ダメな感じで攻めに押されまくっているわりには、わりと言うことは言ってるあたりに頑張りが感じられます。
高校時代の憧れの先輩・鬼塚に再会した吉野。
再び鬼塚へ心惹かれる吉野だが、どうも鬼塚も吉野のことを……?
7年越しの恋は実るのか?!
鬼塚の非常に分かりにくいアプローチに、ぼんやりさんな吉野。
そんな二人の距離が縮まるまでは、笑える紆余曲折がてんこもり!
ほのぼのとコミカルに物語りは進みます。
カレーパンに始まる鬼塚のマニアックな拘りは素敵でした。
下唇のぽっちゃり具合は萌えますね。
好きになる理由には充分です(笑)
同時収録作品は『微笑』『木村&為永シリーズ』です。
『微笑』は非常に短いお話なのですが。雰囲気があってとても好き。
枯沼はどういうつもりで禎之に手を出したのか?
上手く誘いをかわしてきた禎之が、枯沼の手に落ちたのは何故か。
禎之は枯沼に連絡をするのか?(私は多分、しないと思うのですが)
色々と妄想に想像が出来て、お腹がいっぱいです。
水と油のダンス。それを眺めるだけの小野塚のトライアングルが切ないです。
『木村&為永シリーズ』は今市子さんお得意のホラー。
「灯火をかかげて」が、地味に恐かったです。