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kisetsu no kuni no kemonotachi
人獣たちの世界「秋の国」
狐型の東音はある日、森の中で虎型の詩と出会い…が始まりのお話。
お互いにすぐに番同士だと分かり、結ばれた2人。
ですが、東音が暮らす狐型の村には「虎型は凶暴で狐型を襲う」「過去に獣化した虎型に狐型が食べられた」という言い伝えがあり。
周りに簡単に受け入れてもらえない苦しみの中で闘う2人の健気さがとても健気でホロッときます。
そして実は、虎型には「狐型を襲いたくなる」本能があり。
狐型の村人に信じてもらうため、肉を食べることをやめたことで詩の本能が抑えきれなくなってきます。
時々理性を失いかけて東音に噛み付いてしまいそうになる自分がいることに気づいた詩は、自分から身を引こうと東音の元から去りますが、それを東音は追いかけていき…。
種族を超えた愛だからこその苦しみ、そしてそれを乗り越える2人の愛の大きさが描かれたお話でした。
優しくてちょっと気弱な虎型・詩と
意地っ張りなツンデレ系狐型・東音もとても可愛い。
最後は虎型と狐型が共存できる別世界に飛ばされた2人はそこで子供も産まれハッピーエンド…でしたが、
二度と息子に会えなくなってしまった東音のお父さんがかなり寂しそうに弱ってるのが最後に描かれたのが可哀想で、ちょっとモヤモヤも残る終わり方ではあったかなと思います。
もう少し別の、みんなが幸せになる形はなかったのかなあといった感じ。
完全なハッピーエンドではないと感じてしまったのでこの評価ですが、
2人のキャラクター性はかなり好きだったので萌寄りの中立です。
人獣が暮らす国の、狐型たちが暮らす村。
竹林に虎型が一人住みついてると噂になり、ビビりな東音は友人たちに揶揄われ肝試し感覚で竹林に行くことに。
そこで虎型の詩と知り合い番となる。
離れがたく東音の村で暮らす事にした二人だけど、人獣は理性を失うと「先祖返り」と言う獣化をしてしまう為、狐型の村人たちからは恐れられる。
ご飯の肉を食べてる姿が怖いと言われた詩は、肉断ちをするが空腹によって愛する東音に「美味しそう」という感覚を一瞬抱いてしまった事に驚き村を去る。
虎の詩が体は大きいけど心は優しく、狐型達に恐れられてる事で逆に委縮してしまってる姿は可愛かったです。
お話はハピエンなのですが、、、
「竹林で一人で暮らすのは寂しいだろうから村に来い」って、東音が村を出るって選択肢が最初からないし、村の仲間たちが恐れてそれに対して委縮してしまう詩を見てもそれでも村を出ようとしないのには、若干の傲慢さを感じてしまいました。。。
そして、思い悩んだ顔で今後肉を食べないと言い出した詩に対して心配はしているものの「キュン」って。。。ときめいてる場合??最後には空腹を分かってあげられなかった事を後悔し謝ってはいるけど。
個人的に「何でこんな道を選んだの?」と詩への同情がデカくなりすぎてしまい、東音に対する不満が拭えず萌えきれませんでした。
季節の国の「秋の国」で暮らす
心優しい虎型人獣の詩(ふみ)と強気だけどビビリな
狐型人獣の東音(あずまね)がつがいとして出会い
異種間の壁を超えて繋がり、想い合うお話。
人耳は無しのケモミミとしっぽ。
東音は狐なので足が黒く、元の動物の姿をいいかんじに
踏襲しています。
狐型は身体も大きく先祖返りをして獣化する恐れのある
虎型を良くは思っておらず、さらには不吉の予兆である
『魂守』も共に現れると信じているので近付かないよう
警戒をしていましたが、
ひょんなことから東音が詩に助けられる事態になり、
初めて会った時から触れた時の痺れるような感覚で
お互いがつがいだと感じ取ったふたり。
東音はその感覚に誘発されるように初めての発情を迎え、
そのまま詩と三日三晩睦み合います。
そして東音の村で一緒に暮らすようになり、
詩の人柄の良さが警戒していた村人にも伝わり、
少しずつ雰囲気が和らぎ溶け込んできていたのですが…
東音や周りを怖がらせまいと肉を絶った詩。
そのせいで愛しい東音を捕食対象として捉えてしまう
獣の本能が日に日に強くなり、苦悩し抗いつつも
ついには東音の首元に牙を立ててしまいます。
つがいなのに、つがいだから。
詩になら食べられてもいいと覚悟する東音。
食べてしまうくらいなら自分が死んだほうがいいと言う詩。
一緒にいるために魂守が示した道を進みふたりが
辿り着いた先は…
悲しくもあり、温かくもあり、せつない、です。
ちょっとその世界への描写が急展開でびっくりもしつつ、
きっと違う選択もあったはずなんですけど、
ずっと一緒に生きられる場所なのならきっとよかったんだな、と
ふたりの幸せそうな表情を見て思いました。
霧嶋先生の単話配信中「Loveless SEX Dog」にハマっていて、こちらも電子購入しました。
人獣たちが暮らす「季節の国」の一つ「秋の国」で、
虎型(捕食者)詩と、狐型(被食者)の東音が出会い、
異種間で番となり、東音の種族と共に詩が暮らすことになりますが、
恐ろしい言い伝えから種族の長老に反対されます。
魂を攫っていく者と言われる不吉な兆し「魂守」が現れた後に、
虎が先祖返りで獣化して番を捕食し、
魂守が倒した虎を蝶にして、一緒に消えて行くのを見た長老の話…
東音は自分を襲ったりしないと言い、押し切って詩との生活を始めます。
優しい詩は番の東音にとって愛しい存在ですが、被食者の種族にとっては恐怖の存在。
偏見の中でも東音の側にいたい詩は、皆が怖がらないよう気遣いし、
肉食を怖がる種族の為に肉断ちをする詩。
穏やかな生活の中、種族に受け入れられつつある詩と喜ぶ東音ですが、魂守が現れては消える不安。
捕食者の肉への欲求と、被食者が持つ捕食者への恐怖…生存本能はコントロールできないもの。
詩の肉欲が東音を美味しそうと無意識に感じ、
東音はいくら否定しても、詩を捕食者と感じてカラダが恐怖で震える。
獣の本能を無視して生きてはいけない。
有名な絵本では狼と羊、何度読んでも泣いてしまうメリバですが、
この作品はまたひと味違います。
「魂守」の捉え方で結果が変わるならメリバ?なのかもしれませんが…
個人的には良い読後感でした。
人獣描写が好みだったこともあって購入したんですが、
ミミとシッポが細かく描かれていて、足も少しケモノっぽさがある。
詩だけ虎型から少しずつ獣化する描写があるんですが、虎のシマの入り具合がいいいですねぇ。
エッチシーンは出会って番になった序盤と、魂守に導かれた先で少しあります。
詩の虎のシッポが太めで、狐のシッポよりこだわりを感じる描写で、個人的にも虎びいき。
詩は完全には獣化していませんが、同種族の獣化した虎が少しありました。
※Renta:修正は大きめの発光です。
人獣たちが暮らす〝秋の国〟を舞台に、
キツネ型の東音とトラ型の詩か出会い、
番になり、そして……
東音と詩は出会って直ぐ、
お互いに番う相手だと分かります。
キツネの村で一緒に暮らすようになるのですが、
詩は皆に怖がられる存在に。
そこで、詩は肉を食べない決心をするのですが……
トラ型と番になった過去のキツネ達は、
〝先祖返り〟と呼ばれる獣化によって食い殺されています。
そして、肉を絶った詩もまた、
東音を美味そうと思うようになるのです。
詩は優し過ぎるあまり肉を食べる事をやめてしまい、
その飢えが理性を失わせることになってしまいました。
東音が大好きな詩が可愛くて、
寂しそうに笑う表情にはキュンときました。
結局、東音のそばを離れる詩ですが、
そう簡単に忘れられるはずもなく……
しかし、それは東音も同じで……
時折現れる〈魂守〉と呼ばれる不吉な存在。
しかし、トラ達には獣の魂を救う存在、
《渡し守》と呼ばれていました。
詩に会いに行った東音を連れ戻そうとする村人たちと、
久しぶりに会った東音に食いつこうとする詩。
二人の運命は?
結局、魂守の導きによって、
二人だけの世界に行ってしまう東音と詩。
なんか寂しい結末だな……と思いましたが、
描き下ろしに救われました。
描き下ろしでの二人の姿、
東音の父の姿にホロっときました。
お互いを想う気持ち、
子を思う親の気持ちが溢れた優しい作品です。
二人が住むのは、もしかして〝春の国〟なのでしょうか?
二人にとってのハッピーエンドにホッと胸を撫で下ろした読後感は、決して悪くはなかったです。
Hはしていますが、局部発光タイプの修正なので、
肝心なところが全く見えず……でした。