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omae no ai wo marukajiri
攻め様である北斗(鬼と狼のハーフ)の魅力が足りないと感じました。
ファンタジーblが好物な私は、すごく期待して読みましたが、とにかくもったいない!
過ごした時間の短さ故なのか、受けさんの性格の問題なのか、受けさんが攻め様に心を許す描写、少なすぎると思いました。
疲れ果てた体と心で逃げるように田舎にきたけど、なんだかんだドタバタした毎日を過ごす。いいと思うんです!ここまではアットホームなほんわか系↑です。
ただ、なぜか2人の初めてのセッが、祓うという行為のもと無理やりだったり、変態ヒールがでてきたり、精神的に摩耗したと恋愛に繋がるのが難しい物語になってしまう。なぜなのだ(T-T)
子供ではないのだと意識させないといけないのはわかりますが、他にも方法はあっただろうとすら思ってしまう。
受けさんにとってかけがえのない存在にはなりきれていない感が否めなく、もっと心の距離が縮まる過程、描いて欲しかったです。
神様、狼、鬼、部品が色々あるのに、色々なかった感じでした。
一冊まるまる表題作と描き下ろしの、人外ファンタジー作品です。
立て続けに人から裏切られ、山奥で世捨て人として自給自足生活を決めた元エリート瑛一が、
ひょんなことから狼と鬼のハーフである山の守り神 北斗の食事を作ることになり、
山奥の田舎でなぜか賑やかな生活を送ることになるお話です。
けっこう色々と詰め込まれてワチャワチャした感じがするんですが、
北斗が成長して瑛一を番だと勝手に決める前半と、
家族への不信を抱いたままの瑛一が、都会から厄災のカラスを引き入れて起きる騒動が後半で、
北斗が山の守り神として成長し、瑛一も自分の居場所を見つけて前進する内容です。
この作品は色んなキャラが個性的で、見ているだけで楽しいです。
鬼と狼のハーフと、隣山の鬼熊(こちらは妖怪)が子どもで初登場する場面がメチャクチャ可愛い。
成長が早くて1年で瑛一より大きくなってしまって残念でした。
負けん気が強くて威勢のいい北斗が、いつも腹ペコで雷が大の苦手という設定がよかった。
驚くと直ぐに獣化するのも可愛くて、仰向けの瑛一に俯せで寝ている北斗の描写に癒されます。
村の婆ちゃんと孫もいいキャラで、全編通して活躍してたのがスゴイわ。
鬼熊がもっと面白い場面で登場して欲しかったなぁ…子どもの鬼熊が本当可愛かった。
ラストは厄災カラスのお目付け役になってたのも何だかな…。
悪役の厄災カラスも救われた感じになっていて、大団円なラストにビックリでしたが、
どんな人にもやり直すチャンスがあって、救われてもいいでしょっていうメッセージかな。
テンポよく展開していくドタバタコメディなので、気付けば一気読みでしが、
どのキャラも魅力的だったので、もっと読ませる内容になった気もしますね。
半分くらいカラスネタ?なのが、どんよりして面白さが半減した感じでした。
人にイヤな事を吹き込んでいる場面って、見ているだけで気が滅入るわ。
カバー下のイラストがステキです。
瑛一の上で大の字で寝る小さい北斗と、瑛一を乗せて寝る成長した北斗。
※シーモア:見えない描写で修正なしです。
エリート瑛一が挫折し逃避行したド田舎で自給自足ライフを満喫しつつ、その地の守り神と生活を共にするお話。
守り神の北斗が、出会った当時は超ちっさいおこちゃまで傍若無人な態度や雷を怖がる子供らしさにめちゃくちゃホッコリしました!
まぁ、態度も雷恐いのもどちらも大きく育ってからも変わらないんですけどね♪
北斗達の飯当番の如く毎度料理を準備し食べさせる半共同生活にも癒されました。
北斗が大きく育ってからもやはり瑛一の保護者巻にはホントほっこり。
エリート街道を突き進んでいた瑛一は辛い出来事が続き
人生のセミリタイアを決め、山奥の村に独り籠り
野菜作りに精を出す生活を送る中、その野菜を度々
食い荒らす鬼と狼のハーフで山の守り神でもある北斗の
食事のお世話をし始めます。
ちび北斗がちょっとぶちゃカワ(笑)なんですが、
成長すると長身で顔も整い、鬼のツノと狼の尻尾と
興奮時にはケモミミも現れアレの瘤も兼ね備えて、
さらには山の守り神といういろいろ詰め込んだ
人外攻めへ。雷が大の苦手とかわいいところも。
普段はあんまり神様らしくない北斗ですが、
瑛一に憑いた穢れを祓うガチなお清めエッチもあります。
全てを無くして空っぽだった瑛一が強気で生意気だけど
純粋な北斗に満たされて表情が柔らかくなっていくのが
よかったです。
鬼と狼のハーフ…というまた意外な組み合わせに
人外の可能性は無限大だな…としみじみ感じました。