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boku to Mona Lisa
美大時代に天才と言われる同期の絵を見て早々に自分が凡人だと悟った一ノ瀬は、
アーティストたちをマネジメントしたりするプロダクションに就職。
下っ端で雑用ばかりの一ノ瀬の元に、
学生時代自分が凡人だと悟るきっかけとなった天才・堤が現れ
海外でプロとして活躍していたが日本に活動拠点を移したので自分のマネジメントをするよう依頼。
学生時代に、学生全員が認識する程有名だった堤とは違って
地味な一ノ瀬の事など堤は認識もしていなかったのに
卒制で自分の絵を見ている一ノ瀬を見た瞬間フル勃起・・・
この「フル勃起」を一ノ瀬との会話で堤が何度も口にするの可愛かったデス(笑)
その時の一ノ瀬があまりにも衝撃的(刺激的?)で
「行き詰まったら一ノ瀬を描けば自然と降りてくる」
となるまでに堤の中で特別な存在に。。。
学生時代に会話もしたことない二人が
数年後に出逢うまでお互い意識し続けてるのが素敵ぃ♡
堤が絵を描く天才だけどそれ以外がてんでダメで、
自分の管理は出来ないのは勿論だけど、自分の一ノ瀬への感情を形として理解したり相手に伝わる言葉にするのが下手すぎるのが可愛かったです!!
男性画家のヌードモデルが男性。しかもモデルが見られながら昂ぶり画家の方も同じく昂…えっろ!その設定萌えすぎる。だって私腐女子だもん。小説だとそんなエロ話何作か読んだことあるけどそれを漫画でやってくれるとは。風緒さんブラボーです。
若手天才画家七生はマネージャーの一ノ瀬とは美大の同期。二浪の為一ノ瀬は年上。在学中から有名人だった七生の絵を見て打ちのめされ一ノ瀬は絵を描くことをやめてしまう。実は七生も自分の卒業制作を見つめる一ノ瀬の姿にインスピレーションを得ていた、という話。
卒業して3年後、七生に依頼されて専属マネージャー兼ヌードモデルになった一ノ瀬。モデルをしている時、昂ぶってしまったら2人で扱き合うという何とも奇妙な関係に。アメリカから意地悪な元彼兼元マネージャーがやってきて色々かき乱されましたが、最後はちゃんと恋人同士になり、一ノ瀬は七生のミューズであり続けたのでした。
後世の美術史には一ノ瀬の名もミューズの男性モデルとして残るんだろうな、と想像すると楽しい。同時収録は高校生同士のラブ。受けが魔性のゲイでした。
漫画家が全て美大卒だとは思わないけれど、ナツキの気持ちは分かるんだろう。
高校の頃、進路指導の先生に芸大を目指せと言われた私は、美術教師にストップされた事がある。
私の同級、先輩、下級生に至るまで。普通科高校なのに、美術の秀才が多く在籍していた黄金時代で、下級生などは 架空の宗教画を描きあげてしまう天才だった。先生は 大袈裟な身振りで絵に掛かった布を剥ぎ取り、「お前、コレを描けるか? こういう奴が芸大に進むんだよ。」と、言われてビビらせられた事がある。今でもその圧倒的な存在感は忘れられない。彼がどういうつもりでその宗教画を描いたのかは知らない。ただ、「お前は凡人だ。」と突きつけられたその気持ちだけは覚えている。悔しいとかそういう気持ちでは無くて、圧倒される何か。
なので、私は一ノ瀬に物凄く共感したし、ナツキの、心の底から湧き上がって来る「描きたい」という気持ち、衝動、創作意欲そのものにも共感する。
彼らにはそれを止められ無いのだ。どうしても湧いて来る、それを。ナツキは「降りて来る」と表現していたが。
彼らの出逢いはほぼ一目惚れなんだけど、それが恋だと気付かないところもまた。天才ぽくて良い。
そんなナツキの才能に惚れ込み、彼の創作の為に、自分よりもスペシャルな環境を用意出来る当て馬くんの会社の方が良いと思って身を引こうとしてみたり。
ちょっとだけモダつくんだけど、一ノ瀬そのものが ナツキの創作の糧、ミューズなのだから。2人はずっと一緒に居る事を選ぶ。結構重めなテーマの筈だけど、ナツキが天才ならではのトンデモだったりして。実にコミカルにさらりと描かれているんだな。
ナツキがずっと一ノ瀬を想っていた筈なのに、会わない間にちゃっかり恋人を作っていたというのは 納得行かなかったりもするんだけど。元恋人の当て馬のアルにしたって、ナツキ本人よりもその才能に惚れ込んでいるんだから。も〜天才ってズルいよね。それこそ芸術の神に愛されし者の特権だよね。
描き下ろしの、ナツキが ちょっと遠くに額を見ているカットもニクい。これは、モナリザの額が意外に小さい事をフッと思い起こさせる。タイトルの回収になっている。
同時収録の「現在進行形恋愛」も、めちゃめちゃ可愛かった。
ワンコDK × ツンデレ黒髪メガネ美人。押せ押せのワンコ 廣瀬に対し、臆病気味な五樹。けれど、五樹の臆病さには精神的負債もあって…。短い中にもきちんと2人の気持ちを丁寧に描いていて。とても読み応えありました。常に当てつけられている2人の友達、是永くんがいい。作者のお気に入りだというのに、活躍シーンは無しですが。ほんわか癒される存在感でした。
風緒先生大好きです
またまたリーマンもので楽しみに読みました
が、ちょっと物足りない
恋愛の熱量みたいなものが伝わってこない
残念
アーティストだから、仕方ないのか
絵を描く以外はちょっとポンコツな感じもあったんですけど、最初きっちりした雰囲気醸し出してたのでそのあたりのキャラ設定が曖昧かな
受けも憧れか情愛かしっくりこない
当て馬もいるのに、恋愛色が薄かったです
それがもったいない
短かったのもあるのかな
書き下ろしの雰囲気もいまひとつピンとこなかったです
表題作と同時収録の2作品+それぞれの描き下ろし、どちらもコミカル作品です。
表題作は美大同級生時代に関わりのなかった、
天才画家の執着攻め×努力型凡人受けの再会もの。
少しアッサリな気はしますが、それぞれの芸術に対する熱が感じられるステキな作品でした。
世界で活躍する天才アーティストの堤が、
日本に活動拠点を移しマネージメントを依頼したのが、一ノ瀬の勤務する会社。
学生時代から抜きんでた才能で有名だった堤、
初めて見た堤の画で選ばれた天才という存在を知り、認識されないまま羨望の眼差しを向けた一ノ瀬。
堤の卒業制作作品に打ちのめされてから、3年ぶりに再会した二人。
実は堤の卒業制作作品を見て、
様々な感情がない交ぜになった一ノ瀬の表情を目にし、フル勃起したという堤。
それ以降、行き詰まると一ノ瀬を描いてきたと言い、
ずっと海外から一ノ瀬の動向を調べて密かに執着されていたことが解る。
マネージャーとなり、なぜか裸で絵のモデルまですることになった一ノ瀬と、
毎回コキ合いをする展開の二人。
堤の元マネで元恋人が当て馬として登場し、自分の元に戻そうと策を練りますが、
本当に堤の才能に惚れているタイプで、けっこう正当派。
一ノ瀬がマネージャーを辞めたら絵は描かないと返す堤に、ごねる訳でもなくて、
しっかり今後もサポートするというイイ人でした。
情熱家の努力する凡人の一ノ瀬と、降って来るものをカタチにする選ばれた天才の堤。
芸術に携わる二人がみせるスタイルの違いが、解りやすく描写されていて熱が伝わります。
天才のエッセンスの元は一ノ瀬なので、描かないというよりも一ノ瀬がいないと描けない。
この二人は性別を超えたところで、お互いに心を鷲掴みされている…
時期は違えど「一目惚れ」の二人でした。
最後にマネとしての能力不足を指摘されていた一ノ瀬が、
「努力する才能しかなかった」と前向きに転換する場面が最高でした。
本当にそうですよ、努力し続けるってスゴイ才能で、最後に一番スキルアップしているタイプです。
この作品はアッサリではあるんですが、熱量が感じられて好きです。
それにしても、裸で絵のモデルって何度見てもエロい…好きなシチュエーションでした。
描き下ろしは堤が寝顔を描いて途中に目覚めた一ノ瀬。
これからはいつでも描ける…という堤の表情が色っぽくてカッコいいですよ。
★現在進行形恋愛★
ワンコ攻め×優等生黒髪メガネ受け、同級生DKのコミカル短編作品です。
五樹を恋愛対象として意識しだした廣瀬、
毎日のように好きだと告白しては冗談として流される。
男に言い寄られるのは自分のせいという、実はトラウマ持ちの五樹に、
真っ直ぐ向き合うワンコ攻めがカッコイイ。
廣瀬の友達 是永がいいキャラで、本当の友達って感じで好きです。
描き下ろしは1Pですが、学校で頬にチュっとする廣瀬に、人前でやめろと赤らむ五樹。
人前じゃなくて是永だろと返す廣瀬に、慣れっこの是永は気にもせず…
こんな感じのワチャワチャ感がDKの醍醐味ですね。
あとがき漫画が面白かったです。
風緒先生、三年前の謎の救急搬送話…そこは出すところで入れるとこじゃねぇ!
確かに「どの口が!」と言われますよね…。
ご自愛下さいませ。
※シーモア:修正はトーン描写に白短冊です。
同じ大学の頃から憧れていた天才画家、堤七生。
自分に絵の才能はないとあきらめて、美術関係のマネジメント会社に就職した一ノ瀬。
突然、堤が帰国し、一ノ瀬を、担当マネージャーに指名してくる。
という設定。
なぜか堤は一ノ瀬に執着している。一ノ瀬も、圧倒的な才能を活かそうと仕事に奮闘する。
そこへ、元マネージャーで恋人だという当て馬くんが。彼を本当に活かすなら、大きな会社にマネジメントさせるべきだ、という当て馬くんの主張に、自分の会社での立ち位置も顧みず、マネージャーを辞めようとする一ノ瀬だったけれど、一ノ瀬自身が創作の源なのだという堤の前に折れてハッピーエンドでした。
おしごとものになっているのがいい。
けど、ちょっと短かったかなあ。
他に、高校生ものが1つ入っています。大人しめの黒髪メガネくん(ゲイ)と、ワンコのカップル。見守る友人のクールさがナイス。
ひたすら、アーティストってこういうものかぁ…と感じました。
大学の卒業間際に、堤の描いた絵の前で立ち尽くし、ただただ絵を見つめていた一ノ瀬。
更に、それを見た堤が一ノ瀬に天啓みたいなインスピレーションを受けるって。
絵が好きで、でも思うものが描けない一ノ瀬は、美術に関わる仕事を選び頑張るわけです。
対して、堤は順調にキャリアを積み、突然一ノ瀬のところに現れる。
まあ、なんだかんだ2人はくっついちゃうわけですが。
個人的には、何となくストーリーに乗りきれなかったのです。
一ノ瀬を見て、天啓が来るように絵を描く堤が、何でそこまで一ノ瀬に惹かれるのか。
一瞬で、心掴まれて離れないほどの魅力を一ノ瀬に感じなかったのです。わけのわからない感情を絵に載せていくも、アーティストだからで片付けられた気分。
恋は理屈じゃないから、仕方ないかもしれません。
でもストーリーに入り込めなかったです…
後は、初々しい高校生の話。受けちゃんにはまる攻めの男の子が大胆。
黒髪めがねは、萌えちゃうよね!