龍を飼う男

ryu wo kau otoko

龍を飼う男
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神7
  • 萌×27
  • 萌13
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
10
得点
102
評価数
28
平均
3.7 / 5
神率
25%
著者
ふゆの仁子 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
奈良千春 
媒体
小説
出版社
竹書房
レーベル
ラヴァーズ文庫
シリーズ
駆け引きはベッドの上で
発売日
価格
¥571(税抜)  
ISBN
9784812423530

あらすじ

高柳は今、一世一代の決心を胸に香港の超高級マンションの前に立っていた。
目的の相手は、大学時代の同級生、ティエン・ライ。
香港での仕事をマフィアに邪魔され、失敗しそうな高柳は、最後の手段にティエンに交渉を持ちかけに来たのだ。
交渉金のない高柳は、自分自身の身体をティエンに売るから、それでマフィアをなんとかしてほしいと頼む。
必死な高柳に、香港でも有名なマフィアの血を引くティエンは、妖しい取り引きを持ちかけてきた。
「お前の身体だけで報酬が足りない場合は、俺に一生飼われる覚悟はあるか」危険な魅力を放つティエンの目の中に茫然と頷く自分の姿を高柳は見た…。

表題作龍を飼う男

ティエン/香港マフィアの血を引き「龍」と呼ばれる
高柳智明/米国大手スーパーチェーンの社員

レビュー投稿数10

危険な魅力

攻め:香港マフィアの血を引く ティエン・ライ
受け:ウェルネスマート社員  高柳智明

高柳は大学時代の同級生、ティエン・ライのマンションを訪れる。
香港でのスーパー出店をマフィアに邪魔されたため、身体を売る代わりにマフィアをなんとかしてほしいと頼む。

大学時代から高柳が好きだったティエン。
ティエンの好意に気づいていて自分では気づかないうちに惹かれていた高柳。
俺様攻めのティエンが高柳に振り回されたり、動揺したりするのが微笑ましいです。
エロシーンの服の脱ぎ方や身体の触れ方の描写が色っぽいです。
ティエンの一重とか高柳のホクロがセクシーですね。
奈良先生の挿絵も良かったです。

前作は未読なのですが、CPが違うみたいなので未読でも十分楽しめました。

3

このカプ好きだわー

…え?
このティエンってあのティエンですよね!?
『駆け引きはベッドの上で』でお腹抱えて爆笑してた人のよさそうなティエンΣ(・ω・ノ)ノ!
前作より2年前設定らしいのですが…2年の間に一体何があったんだ。
高柳と接している内に性格丸くなったのか?
だとしたら凄いな、高柳。
取り敢えずティエンに驚かされました。
すっごく格好良いのですよ(*´Д`*)
終盤のティエンの告白シーンは…思わず再会時までページ戻ってニヨニヨしました(。-∀-) ニヒ
ティエンってばそんなこと考えながら対面してたのねwww

高柳は天然ちゃん。
「出来る男」なんだろうけど、そんな感じはあんまりしない(ノ∀≦。)ノぷぷ-ッ笑
観光の時のはしゃぎっぷり可愛いかったー(*´∀`)

既刊リストを見るとこのCPで続刊出ているみたいなんで読むのが楽しみです!

1

闇に生きる者の純愛

「駆け引きはベッドの上で」のスピンオフにあたるのですが、ほんのチラッと出た登場人物が繋がってるだけなので、読んでいなくても問題ありません。単体でも楽しめます(^ ^)

旧知の人物に助けを請い
飼う者と飼われる者・雇う者と雇われる者となって
契約の上に成り立つ情事へと展開していくのですが。。。

マフィアの抗争なども絡んできて辛口なお話…と思いきや、
蓋を開けてみればただの 両 片 思 い なお話でメッチャ萌えたー!!(^///^)

受けの高柳が恋心を自覚するのは中盤以降。
そして2人の気持ちが繋がるのは後半。
そこに至るまで辛口なシーンのほうが多いハズなのに、途中途中で
痴話喧嘩(にしか見えない)して、イチャイチャ(にしか見えない)してたり
バカップル(にしか見えない)デートをしてたりと
垣間見えるラブラブに萌えが止まりません( ´艸`) ♡♡

攻めのティエン。マフィアのボスの息子に生まれ、血生臭い環境で育ち、平気で人を殺せる男が、大学生活4年間1人の男に片思いしてたなんて…!
しかも恋心を持つキッカケが桜の木の下ってどこの少女漫画ですか…っっ!
( ˃̶͈̀ ω ˂̶͈́)੭ु⁾⁾ ←机バンバン(激萌え)

これは純愛認定していいですか…?多分いいよね?

冒頭の高柳の緊張っぷりや体を捧げる決意の理由は正直肩透かしな部分もあったのですが(もっと深刻な理由があると思った。会社の為にそこまでするのかぁ…と)、ティエン×高柳カップルの純愛物語と読めば大満足です!ヾ(*´∀`*)ノ

0

ぽやんとした受に振り回される攻が◎

ティエン(香港マフィアの血を引き「龍」と呼ばれる)×高柳智明(米国大手スーパーチェーンの社員)

※この作品は米国大手スーパーチェーン「ウェルネスマート」に関わる人物を主人公にしたシリーズ作品の2作目となります。(またティエン×高柳シリーズとしては1作目となります)

シリーズ1作目(「駆け引きはベッドの上で」ヨシュア×ナオ)では脇キャラとして登場していたティエンが今作の主役です。ティエンがウェルネスに入る前の出来事なので、1作目より数年過去に遡った話ということになります。シリーズ2作目なのですが主役が違いますし、こちらの方が過去の話なのでこちらから読み始めても問題ないと思います。

米国大手スーパー「ウェルネス」の香港出店に際して横槍が入り、計画が頓挫しそうになった事で、ウェルネス社員の高柳は大学時代の知り合いで、香港の事情に詳しそうなティエンに相談しようと彼のマンションを訪れます。大学時代も特別親しくしていた訳ではありませんでしたが、度々目が合っていた事である予感を抱いていた高柳は、自分を買ってほしいと駆け引きを持ちかけます。

冒頭からかなり無茶な駆け引きが繰り広げられるのですが、大学時代の同級生だった二人の間にはどこか特別な空気が存在しているということもあり、意外に違和感なく読み進めることができました。理不尽な申し出に最初は乱暴な態度を取るティエンですが、高柳のどこか天然でぽやんとした雰囲気に当てられたのか、“仕様がねえな…”とため息つきつつ手を貸してしまう過程を楽しみました。ティエンが実は香港マフィアの血を引き「龍」と呼ばれ恐れられていることから、後半になるとマフィア絡みの展開になってくるのですが、そちらも緊張感があって良かったと思います。

脇キャラとして登場していたティエンと、過去のティエンではちょっと印象が違っていて興味深かったですし(ちなみに私はこちらのワイルドで粗暴な感じのティエンが好きです)、マフィアなどが絡んできてもマイペースな姿勢を崩さない高柳の天然振りもかなりツボでした。ヨシュア×ナオカップルも、ティエン×高柳カップルもどちらもお気に入りなので注目のシリーズの1つになりました。

3

なかなか面白かったです。

香港マフィアの血を引くティエン×ウェルネスマート社員・高柳

舞台は香港。
自分を高く買ってくれと大学卒業以来4年ぶりにティエンの前に現れた高柳。
大学時代でさえそう親しくなかったのにいきなり「僕のこと好きだったんじゃないの?」なんて言って。
買ってくれた御金でティエンを雇うというのだが…。

高柳がスーパーの社員だったので「え、雇うの?」と最初は戸惑いました。
これだけ裏社会っぽいのに?と。

実はシリーズ的には前作が1つあって。
CPは違うんだけど、そこから遡って今回のCPの話になってるらしく(なので時系列ではこちらが先)
それを読んでたらスーパーの件に関してもここまで思わなかったかも、と思ったり。

お話はスーパーの香港進出に絡んだ裏社会との関係といった感じなのでスーパーのことよりも裏社会より。
最初に自分の身を盾にした関係を結んでしまったことで、後になって少しずつ自分の感情との間で板挟みになっていく感じの高柳が好きです。
そして、最初から相手に気持ちを知られている上でそんな条件を押しつけられ、どうしようもない憤りのようなものがありつつ、そういう扱いをしつつもどこか本来の気持ちが溢れているようなティエンはもっと好きでした。
お互いに「利用している」「利用されている」だけの関係だと思っているから気持ちを口にすることはないし一方通行で。
それでも、触れずにいられないから皮肉った言葉や蔑んだりしつつも触れてしまったり。
ちょっとした言葉に傷ついたり苛立ったり。
こういう素直になれない関係って好きだったりします。
最後にティエンがそれでも気持ちが一方的なものだと思っているから解放してあげようとしてるところとかも好き。

このシリーズはほかにもいろんなCPがあるようですし、またいろいろ読んでみたいと思いました。

3

大人の淡い淡い恋の成就

 高柳は今、一世一代の決心を胸に香港の超高級マンションの前に立っていた。
 訪問の相手は、大学時代の同級生・ティエン・ライ。
 香港での仕事をマフィアに邪魔をされ、失敗しそうになり、最後の手段でティエンに交渉を持ちかけることにしたのだ。
 交渉するための金のない高柳が彼に売るものは自分の身体。
 自分の身体をティエンに売るから、力を貸してほしい、と頼んだのだ。

 実は、香港でも有名なマフィアの血を引くティエンは、高柳に妖しい取り引きを持ちかけてきた。
「お前の身体だけで報酬が足りない場合は、俺に一生飼われる覚悟はあるか」
 危険な魅力を放つティエンの目の中に茫然と頷いた自分を、高柳は見た――

 という話でした。
 実は、高柳は学生時代からティエンのことを憎からず思っていて、今回のことも嫌で嫌でしょうがないけど仕方なく、というわけではなくて。
 そしてティエンもまた、高柳のことを気にかけていた。

 けれど、取り引きとして始まってしまった二人の関係ではなかなか素直になれなくて、身体の関係だけが深まっていく。

 そんな時、高柳がティエンの弟である「龍」に攫われて、助けに来たティエンと仲直りをしてハッピーエンドでした。
 大人の淡い淡い恋をめちゃくちゃややこしいことになった挙句にようやく成就させた話でした。

 実はこれ、「ウェルネスマート」という会社の社長を軸にいくつか繋がっている話の一つなので、そのシリーズを探してみると面白いかもしれません、私が読んだいくつかは、それなりの読み応えがあって面白いです。

2

一世一代の行動力が

高柳智明の一世一代の行動は余りにも無謀だった。大学のときの顔馴染みティエン・ライの暮らす高級マンション。
挨拶するだけの付き合いのティエンに、自分を買ってくれと頼んだ。
会社のため?
ティエンに、頼んでなんとかなるのか?

お試しといいながら、ティエンに命じられるまま自慰する。自慰から強引に!その後も身体を弄られてる。
高柳の行動は、軽率ではあるが自分の仕事を頑張る姿勢は凄い。カラダを張ってする仕事があるのだろうかと、
簡単な仕事ではなく、ティエンの兄弟が絡み、兄弟を巻き込む男に、ティエンは高柳に魅せている姿とは、別の姿を自在に操り、解決する。
ティエンが高柳に夢中になって手放せなくなる。

1

ウエルネス・裏バージョンとして読むのが鍵です

このシリーズがどういう順序で物語が進行しているのかっていう時系列が分からない状態で、最初に気になったティエン×高柳の『龍』から読み始めてみたものの…
スーパーマーケットの名前のシリーズに何故かマフィアが登場するなんて何気にトンデモ設定な香りが…(笑)。

高柳はウエルネスの香港進出にあたって何者かの妨害を何とかしようと、大学生の頃から硝煙臭い雰囲気を持っていたのを承知の上でティエンの元に身一つで飛び込む事になった
所から話が始まる。

一見このカップル、唐突にカラダからの関係から入ったように見えるが、大学時代にティエンから感じ取っていた曖昧な感情を頼りにしていたってのもあって、そこからどう恋愛に傾くか?ってのがある。

カラダの関係を提案した割には詰めの甘さが目立つ高柳で、『買う』と『飼う』の捕え方の違いが噛み合わないまま、香港マフィアや義弟の争いに巻き込まれるという派手な展開で話が進んでいく。

取り敢えずウエルネス・裏バージョンと勝手に命名して楽しめばいいかと思っていたが、頭の中でいくつかの疑問を自分なりに理解するのに時間が掛かった。
おかげでレビューを仕上げるのにかなり難儀した。

1

ティエン×高柳カプ1作目

ウェルネスマートシリーズ、新CP ティエン×高柳の1作目。シリーズといってもこれまでの流れとはほぼ関係ないので、独立して読める。

今回のCPは、美しい受けの高柳と、香港マフィアのティエンの攻め。ティエンはスーツ眼鏡で高柳より一回り大きな男(サイズじゃなくて度量)。

しょっぱな、高柳は仕事絡みでいきなり同級生だったティエンの元を訪れ、自分の体を金で買ってくれと提案。この辺のありえなさにちょっと引いてしまった。いくらなんでもそれはないでしょと。自分にそれだけの価値があると思っていると言うことと、正攻法で攻めないあたり、高柳という受けのキャラに魅力を感じない。
しかし、攻めの方は悪役も余裕で手玉に取り、高柳のことは好きだけどそれとは告げずにまずエロテクでメロメロにしてしまう、というわりとテンプレ攻め様。

安心して読めて、攻めが一途なので最後まで集中力は切らさず読めましたが、特に萌えポイントも意外性もなくちょっとつまらなかったかな。

1

こういう受け(か弱そうで芯が強い)は好きです

「ウェルネス」シリーズの、上海マフィアの刺青モノ「獅子の黒炎」を先に読んだ時、ほんの少しだけ話に出てくる「高柳」のストーリーに惹かれ、手に取りました。真面目で穏やかな日本人男性高柳の内腿に、高ぶった時だけ浮き上がる龍の刺青。それを入れることになった顛末とはどんなものなのか…?

アメリカの大学で、恋人どころか友人未満だった二人。
ただ高柳は、自分を目で追っているようなティエンを自分でも意識していた。
ティエンが何者なのかは知らなかったが、只者ではないオーラを放つティエンなら、自分の勤める会社ウェルネスが香港で妨害されている現状を何とかしてくれるのではないかと、自分の肉体を賭けて援助を願い出る。
会社のためにそこまで?とか、ティエンが実は香港一のマフィア一族出身だった?という無理展開・ご都合展開もあるけれど、ティエンによる高柳への「陵辱」は初めから甘い空気があったし、高柳もティエンに恋し始めて、の甘々があるので、ラストの告白仕合っこの気恥ずかしさやティエンの若い独占欲、意外とさっぱりとした高柳の恋愛観(遠距離恋愛でも平気さ!みたいな)など、物語の締めくくりがマフィアの血生臭さが全然無くて、明るい終わり方だな、という印象です。
結局高柳の刺青は、ティエンの我儘な独占欲と、高柳のある種あっけらかんとした割り切り?の産物だったのですね。(だって、ティエンだったら、オレは痛いのはイヤだ、とか足掻きそうじゃありません?)

0

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