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評者は作品情報を書きこむ際、出来る限り受攻の氏名を
記す事を信条にしています。
それもまた作品を探す手掛かりとなるからです。
しかし、この作品に就いては敢えて攻の名前を記さずに情報を
入力しました。大きくネタバレに関係すると思われますので。
天真爛漫を通り越して天然ボケの域に入りそうな受の仁夢(ひとむ)。
彼がバスケットを始めたのはバスケット部の四天王の仲間入りを
したかったから。でも、段々とその気持ちに変化が…四天王それぞれも
また仁夢に対する気持ちが変わってきて…。四角い恋の鞘当ての末、
仁夢の心を射止めるのは、誰?
元気でカワイイ新入部員が二年生の四天王から思われる総受け物です。
争奪戦といってもほのぼのわいわいなノリで、可愛いラブコメでした。
聡い方でなくても、明らかに本命が最初から丸わかりなのが、心の揺れを楽しみにしていただけに残念だった気がします。
玉稜高校バスケット部二年・「四天王」の一人×新入部員・星名仁夢 天然受け
憧れのバスケ部に入った仁夢だが、腕はまだまだだけど、やる気はいっぱい。
だから、やる気がないのに偉そうな三年生につい口答えしてしまって。
仁夢のバスケに一途で純粋な所に惹かれた四天王から、激しいアプローチをされるようになって困ってしまう。
小さい身体でやる気満々で、受けの中の受け!って感じな天然な仁夢が可愛かったです。
天堂まひるさんの絵柄の受けは、常に受け受けしくて、ちっこくていつもカワイイです。
眼鏡の頭脳系、寡黙系、遊び人風、怪しい系等の各種の個性が揃った四天王がいい味出していました。
水に濡れたからって部室で平気でパンツを脱いじゃって裸んぼな仁夢が、危なかったです。
警戒心ゼロなので、悪いお兄さんだったらいいように遊ばれてしまったに間違いないです。
本命攻めと、やっぱりこうなったかという定番パターンオチでした。
最後には報われなかった残りの四天王達に新しい相手をという展開が、残り物を後片付けっぽく感じて苦手でした。
まだまだ小姑でいて欲しかったです。