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hoshigarisugidayo sumidakun
表題作は前後編になっており、他3作品からなる短編集です。
表題作もそうですが、年の差カップルを詰め込んだ作品集で、とくに後半3作品は相当な年の差を感じさせてくれます。
オッサン攻め・受け、どちらもありますので、お好きな方にはたまらないと思います。
私はニュートラルですが、それなりに楽しむことができ、不快感もありませんでした。
【欲しがりなのは 前・後編】
デイトレーダー兼ホスト・樹×体育大学の学生・墨田
※この2人も年齢差10程あります。
食べ物に執着する墨田と仲良くなりたい樹は、待ち伏せしたり家に誘ったりして墨田に食事を与える。
偶然出会った2人だが、顔と体のアンバランスさとワンコのような墨田に、樹は早々に惹かれていく。
墨田もまた、優しくて食事を与えてくれる樹の事が好きになっていることに気付き…
この墨田、幼少期にネグレクトを受けて施設に入っていたそうです。
なので、食べ物と自分を鍛える事に執着しており、他人に触られることに拒絶反応を示します。
それを知った樹は、自分の気持ちを封印し友だちでいることを選ぶのです。
だけど、墨田はちょっと空気が読めないというか世間知らずというか…生い立ちのせいもあるのかもしれませんが、自分の気持ちに気がついてからはグイグイ押します。
「他人に触られたくない」障害はあっさりクリア…
ここね、ちょっと拍子抜けでした。
だったらこの設定いらなかったのでは?
そのままあっという間にゴールイン!
体育大学の学生だけあって、体力オバケの墨田にボロボロされる樹がコミカルですが不憫です(笑)
欲しがり過ぎって、そういう意味もあるのね…と、ちょっと笑ってしまいました。
出会いから結ばれるまでが性急な印象ですが、絵の面白さとキャラの可愛さで許してしまいます。
【恋愛決定論】
伯父の基×甥の有俉
※マジ親戚もので、オッサン攻めです。
幼い頃に伯父・基の男同士のセックスを見たせいか、性に興味津々の男の子に成長した有俉は、ずっと片思いしていた伯父の家に転がり込み…
ナニが小さいからって真珠を入れようとしたり、なぜかアナルプラグを入れていたり…有俉何してんの?って感じです(笑)
それもこれも、全部伯父さんとHしたかったからだそう…
伯父の基も有俉のことが気になっていたので、この2人もあっさりゴールイン。
ちゃんとお互いを大事に思っていることは伝わってきます。
有俉が基の老後まで引き受ける覚悟だったんだと分かり、ホッコリしてしまいました。
【恋愛決定論-宝物-】
宝石屋・宝×石を愛する大学生・奈緒人
※こちらもオッサン攻めです
幼い頃に知り合った2人が、奈緒人の海外移住の話を機に気持ちを伝え合います。
両片思いの2人だったので、こちらもあっさりゴールイン。
ただ、この2人は最後までいたしておりません。
宝のフェラからのゴックン止まりですが、なんだかとてもエロかったです。
【隷属】
守人・ルゥド×ご主人・シュルツ
※オッサン受け
少しファンタジーチックです。
戦でルゥドが片腕と片目を失うので、そういうのが苦手な方はご注意下さい。
お互いの執着が強く、全てを相手に与えようという2人のお話でした。
ラストは美しく、良かったと思います。
表題作と同時収録3作。
同時収録はどれもオジサマ登場です♪
表題作は、引き籠りデイトレーダー樹と大学生墨田のお話。
コンビニでぶつかって墨田が買った肉まんを落としたのをきっかけに
離すようになり食事にも招く仲になる。
墨田君が体育大学の学生で体格もよく爽やかだけど
何気に中身がちょっと幼い?
泣き虫とはちょっと違う・・・純朴みたいな?
ガタイがいいのにショボン顔が多いのは可愛かったです。
個人的には同時収録の
「伯父×甥」「宝石商(?)×石好き学生(?)」「奴隷×主人」の
オジサマ3連発が好きでした♪
オジサマの攻めも受けも堪能できました!
直野儚羅先生らしさが詰まった作品集。
「欲しがりなのは」(前編・後編)
実質こちらが表題の「欲しがりすぎだよ、墨田くん!」ですね。
引きこもり/デイトレーダーの樹(いつき)が、滅多に出ない外出で偶然出会った体育会系男子・墨田くんと…
…というお話。
直野先生お得意の「年の差」BLで、この場合「樹」が年上。
モダモダした両片想い系ストーリーなんですが。
墨田くんがなんともおぼこくって…
おぼこい割には欲求は絶倫、って事で、年上受けがタジタジ、という展開。
樹は綺麗系なので、それほど年の差は感じず単に「わんこ攻め」としても読める。
「恋愛決定論」
キタ〜!直野流おじ受け!
しかも近親。
甥x叔父カップリングですね。
小さい頃に、叔父さんのゲイHを盗み見てしまった甥っ子が、ず〜〜っと叔父さんへの恋心を募らせて…というお話。
ちょっと背徳感もありつつ、甥っ子がグイグイすぎて。
性的欲求が激しすぎて自分のtnkに真珠を埋め込もうとしたりの暴走甥っ子に逆に追い詰められて…
観念した叔父さんです。
「恋愛決定論ー宝物ー」
上記「恋愛決定論」のスピンオフ。
叔父さんの取引先である宝石商の宝(たから)さんのお話。
こちらも年の差ものですよ。
宝さんが経営している貴石店に入り浸る「石オタク」の少年・奈緒人。
宝石も宝さんも大好きな奈緒人の純情に絆されて…
こちらはおじ攻め。
「隷属」
直野先生といえば、のファンタジーもの。
時代は中世的な?場所は欧州?
人外とまでは言えないけれど特殊能力系で、主従もの。
従者は隻眼でその上片手も失っている。
そこまで献身的に命を捧げている相手から愛を与えられる展開なので、報われ系エンドです。
直野先生らしさが満載。ですが、短編ということもあって設定の掘り下げは少々物足りない。
特に「恋愛決定論」の2作品はもっと深く掘り下げたらもっと面白いと思った。
それぞれの年の差CPがHに至るまでをもっと焦らして長引かせて。
だって絶対葛藤があるんだから。
タイトルに1冊まるまる同じお話しだと、期待してみたのですが短編集でした。
「欲しがりなのは」
デイトレーダーで引きこもりの吉本と大学生の墨田くん。
一目惚れと腹ペコ学生を餌付けていく過程だけでなく。
細かい設定が、たぶん盛り沢山あるんだろうなと思われ、色んな所で気になってみたり。
前後編の中でまとめるには横道にそれる部分が多く、集中し難く感じてしまいます。
「恋愛決定論」
伯父の基(ゲイ)と甥の有悟の背徳感をコミカルに描いて読みやすかったのですが、さっぱりし過ぎてて物足りない感。
そして、続編となる宝物編として宝石商の宝とはっきりとした年齢差はわかりませんが、たぶんふたまわり近い年の差を感じてしまう鷹宮奈緒人とのお話し。
宝の思い込みの強さと自己陶酔感がシリアス気味なのに、奈緒人の勢いに流されてなし崩し感。
やっぱりもう一声。何かが欲しくなります。
「隷属」
ファンタジーで主従関係の下克上。
こちらもやはりページ的な問題で、ざっくりと心の機微が割愛されてしまい、純愛なのか戯れなのか執着なのか。
今一つ読み取ることが出来ず、なんだかいろいろ中途半端な読後感となりました。