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kishi ni sasageru kishi no hatsukoi
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
前作「王子様と鈍感な花の初恋」が大好きなのですが、なんと今作は騎士団長のダリオのスピン!
出たら嬉しいなと思っていたので、発売が決まった時、攻めがダリオと知った時、大変興奮致しました。
前作では、幼馴染であり国王であるナサニエルにジーンへのプレゼントのアドバイスなんかをしていた団長ダリオなのに、まさかこれほどまでに鈍感、不器用、朴念仁、唐変木だとは思いませんでした。
いや、しかし、このダリオ団長、なんて魅力的なんでしょう。
私の萌えどころを随所に抉ってきます。
また、受けであるレイモンドも素敵なんですよ。
この二人が繰り広げるちょっと(ちょっとどころじゃない?)噛み合わない恋愛模様が最高でした。
前作の攻め、ナサニエルも王子様なのに、スパダリ感ない感じが萌えどころを刺激してくれましたが、私は何でもこなせるスーパーダーリンより、この2組の攻め達が見せてくれる不器用な男味というんでしょうか、これが好き。
どうしようもない不器用で唐変木な大の男がとても愛おしい。
このシリーズ大好きなのでシリーズ化してくれないかな。
つぎは、ハワードを希望します!
鷲鼻ってのが若干不安なんですけど、銀色短髪らしいので、鷲鼻でもきっと素敵なハズ…!
そして、ジョシュア。
マーガレットを妃候補選びの誕生会に招待したいと言ったジョシュアのセリフがとっても素敵。
本当にいい子に育ちましたね。
マーガレットを選んだってところが、将来のスパダリでしょうか。
これで国の将来も安泰です。
ダリオとナサニエル、幼馴染の砕けた雰囲気と会話も好きですし、今作から知ることができるナサニエルの王としての姿や、ジーンとの仲睦まじい様子にもほっこり。
レイモンドとスタンリー、同じ夢を持ち、誓い、共に切磋琢磨してきた友人。
国を想う気持ちは同じなのに道を違えてしまった二人が切なく胸が痛かったです。
そして、菜種油からエッチまでの流れに燃え滾る。
朴念仁、最高。
どこまでも鈍感なダリオに、痺れを切らしたレイモンドからお誘い。
やっと自覚したダリオは、無自覚にレイモンドのシャツを引き千切っちゃうほど、抑えてたものが一気に爆発して暴走しちゃいそうになっちゃうんですね。
ラストは二人が一緒に暮らし始めてからの部分まで読みたかったのですが、未来のある別れという終わり方も私はとても好きなので、やっと結ばれた二人の余韻を残したエンドはとても素敵でした。
お互い国に忠誠を誓った騎士、そう簡単には一緒になれない。ご都合主義にならない展開も良かったです。
しかし、やはりそうは言っても後日談が読みたい!
二人が離れて暮らすところから、再会しレイモンドがダリオの屋敷で暮らす生活までが読みたい…!
ひゅら先生のイラスト、今作も素敵でした。
特に口絵が最高です。
「王子様と鈍感な花の初恋」の関連作になります。
今作だけでも読めるように書かれてますが、共通して登場するキャラも多いため、前作を読んだ方がより楽しいと思います。
で、こちら、前作では主人公である王の、幼馴染みにして親友。
近衛騎士団長であるダリオが、主役となります。
帯にも書かれてますが、彼は相当に無骨で朴念仁。
その為、普段より溺愛描写が控え目な印象だったのです。
最初こそ。
が、そこは名倉先生。
ちょっとした行き違いから受けに嫌われたと落ち込むと、そこから一気に始まる恋心の暴走。
よくもまぁ、これだけ血迷った行動がとれるよと。
あまりの迷走ぶりに、なんかかわいそうになってくるじゃんかよ!と。
いや、暴走前から明らかに思考はおかしかったけどね。
普通、同性の友人に対して「彼を笑顔にするにはどうしたらいいか・・・」なんて思わないから!
清廉潔白で立ち居振る舞いに品があってなんて、ツラツラ思い浮かべてニヤケたりしないから!
あっ、やっぱ最初から、かなり暴走してたか。
内容ですが、ラングフォード王国の近衛騎士団長・ダリオ×他国の護衛隊長・レイモンドによる、騎士もので両片思いものになります。
ラブコメテイストです。
近衛騎士団長であるダリオ。
彼は過去に失望させてしまった他国の騎士・レイモンドとの再会を待ちわびているんですね。
部下の浅薄な行動により、誇りを傷つけてしまった事を謝りたいと願いつつ。
しかし待ちに待った再会の日、そっけない態度のレイモンドに傷つき、ぎこちない対応になってしまう・・・。
一方その頃。
別れの言葉さえ告げずに帰国してしまった事を、ダリオがどう思っているのか気にかかるレイモンド。
大国にへつらう真似だけはしたくないと、臆さずにダリオと向き合うんですね。
しかし、ダリオからのそっけない態度に、何故かモヤモヤしてしまいー・・・と言うものです。
まずこちら、ストーリー自体もしっかり練られていて面白いです。
レイモンドと道を分かち、現在行方不明の元親友。
王太子の妃選びに絡み、国内に侵入した謀反を企む一派。
レイモンドが妃候補であるマーガレット姫の護衛隊長で、ダリオがそんな彼等をもてなし警護すると言う関係性なんですよね。
ただ、一年前に行き違いがあったために、再会した彼等はぎこちないままー。
実はダリオですが、最初にレイモンドを見た瞬間から、もう一目惚れ状態だったりします。
が、彼はかなりの朴念仁なんですよねぇ。
そして鈍いんですよねぇ。
再会した二人ですが、わりと早い段階で誤解も解けて、再び友人付き合いを始めます。
が、ダリオの思考と言うのが、もう明らかにおかしいんですよ。
手合わせをすれば、汗をかき呼吸を乱すレイモンドがたまらなく色っぽいと凝視し、弓の指南を頼まれれば、「弦で指が擦りきれるまで引いていい」と、心を浮き立たせる。
それ、明らかに友人に向ける感情じゃないから!
また、彼は不器用な男でもあるんですよ。
最初こそ、手加減せずに手合わせをしてたんですよね。
が、彼の中で(無自覚の)恋心が膨らむに連れ、レイモンドに対して無意識で手加減してしまう。
レイモンドですが、その美しい外見に反して、かなり頑固で誇り高いんですね。
で、自身が手加減されてる事に早々に気付き、激怒する。
こちら、キモとなるのが、ダリオの「自身の気持ちの無自覚」になると思うんですけど。
いや、鈍すぎて、もう全然自身の恋心に気付かないんですよ。
なんと、レイモンドの方が先に気づいちゃうんですよ。
こいつは自分に惚れてるのに、本人が分かってないなと。
どうしたものかと。
まぁそんなワケで、嫉妬だったり保護欲だったりを無自覚に発動させ、そのせいで血迷った行動を取りまくる。
でも、自分が恋してるんだとは分かって無いため、何故そんな行動を取ってしまうのか、そして怒らせてしまうのか理解出来ない。
いや、ここまで迷走する攻めは初めてですよ。
レイモンドにも周囲にもバレバレ状態なのに、本人だけが気づかずに暴走状態。
当事者で状況をしっかり把握してるレイモンドが、気の毒やら笑えるやら。
で、ここから、国内に侵入した謀反を企む一派との対決と、ハラハラさせてくれる展開。
えーと、ここまでですね、ダリオは暴走しまくりでちょいカッコ悪いのです。
が、ここで見せる近衛騎士としての実力。
そして、そんなダリオの姿に、心を打たれるレイモンド。
で、ここまで来てやっと、自身の気持ちを自覚するダリオ。
遅い!
遅すぎるよ!てなもんですけど、大団円です。
ところで名倉作品ですけど、受けが天然な事が多い。
が、レイモンドは頭の回転も早く、とても男前です。
格好いいのです。
レイモンド達が自国に帰る日が近づいても、ヘタレて何も行動を起こせないダリオ。
で、そんな彼の元に、菜種油(!)持参で訪れるレイモンド。
「私に言わなければならない言葉があるはずです」みたいな。
指でダリオの胸を突き、「言いなさい」みたいな!(≧∀≦)
もうこのシーン、めちゃくちゃ私のツボで萌えまくっちゃいまして!
ヘタレワンコ攻めと強気美人受けですよ。
そして、受けが男らしすぎますよ!!
と、相変わらずの攻めの暴走ぶりに、大いに笑った今作。
受けのキャラまでとても新鮮で、終始楽しく読ませていただきました。
欲を言うなら、二人が共に過ごせるようになるまで書いて欲しかったですけど。
「王子様と鈍感な花の初恋」のスピンオフ。前作で騎士団長として登場していた方のお話でした。受けが私には新鮮でしたので萌えよりですが萌2にしました。本編240Pほど+あとがき(必読!)です。
前作で王子様だったナサニエルが国王となり、ジーンとの結婚式を迎えたラングフォード王国に、友好国アリンガム王国の王女が招待客としてやってきます。その彼女の後ろにひっそりと佇む金髪の騎士にダリオの視線はくぎ付けです。なぜか目が離せなくて気になっていたのですが、ラングフォード王国の方に失態があり王女は結婚式後速やかに帰国。二度と会えないかと思っていたのですが・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
ナサニエル、ジーン、ジョシュア(前作カプ+ナサニエルの異母弟)、マーガレット(アリンガム王国王女、出戻り18歳)、ハワード(攻めの副官)、タラ、リンダ(マーガレットの侍女等)、スタンリー(受けの親友だった騎士)ぐらいかな。ハワード、ナイスフォローです。
**良かったところ
攻めが朴念仁そのもの。「不器用ですから自分」そのまま。そこまでは予想できたのですが。
受けが良かった。女みたいに扱われたと感じた瞬間に、攻めを全力で殴る!!!!!
だよねープライド高い騎士だもんね。何すんじゃおりゃあ!といった感じで「出ていけ!」と一喝(笑)それを受けてすごすごと引き下がる攻め!!!!!耳しっぽついてたら間違いなく垂れさがってるな、という印象です。それでもまだ気づいてないんですよ、攻めは自分の気持ちに。鈍感にもほどがあるというか。
いざいい雰囲気になろうかという時には、なんとリクエストは受けの方から、なんです。いいなあ、この人。潔いというか男前というか、今までにあまり読んだことのないタイプの受けで、とっても良かったです!
男前な受けがお好きな方でしたらぜひぜひ!
それからあとがきも是非読んでみてください。前作カプやジョシュア含めて先生の脳内続きがちょこっと出てきて楽しいです!
スピンオフだと知らずに手に取ったのですが、全く問題ありませんでした。
脇カプきになるな~とか思っていたら、まさかのこっちがスピンオフ!前巻も読まなければと思うくらいには楽しめました。
あらすじが購入の決め手だったので、再会してからのツンツン具合を楽しにしていたら、まさかの結構序盤で和解していてびっくり...と思いつつ読んでいました。
このあとどうするんだろう?と思っていたら、これだけではなかった!
甘さとつんつんの絶妙なサンドウィッチで、すいすいと読んでしまいました。
ダリオの無自覚な溺愛具合とレイモンドのちゃんと男だけど翻弄されているところ、この対比が良かったです。
手紙を一日におまけに一方的に何通も送って、無意識に恋文に発展しているなんて、無自覚とはいえちょっと怖...
なんて思いましたが、レイモンドがちゃんと代弁してくれました。
彼の綺麗だけれどちゃんと騎士であり男であり続ける。この姿勢が良かったです。
「ラングフォード王国の王室にいる男性はすべて不器用なのかしら?ひょっとしてそういうお国柄?」……とまで思ってしまった『王子様と鈍感な花の初恋』のスピンオフ。
可笑しいです。
この手のポワーンとしたコメディを書かせると名倉さんは絶品ですな。
「もうこの辺で恋の成就だろう」と思ってからも、あちらこちらに振り回して楽しませてくださる。
あらすじはもう前にレビューされた皆さまが書いてくださっているので省略させていただいて。
今回の主人公のダリオも『出来る・誠実・モテる』の三拍子揃った人なのですけれど、前作の王子様同様、本気の恋の前にはマヌケになってしまうのですよ。
こういうお話を読んで浮き立ってしまうのは、ひょっとしたら私、バカな男が好きなのかも知れない。
いやホント、バカな子ほど可愛いです。
前作とちょいとばかり違うのは、お相手のレイモンドが耐え忍ぶ健気なだけの人ではないこと。いや、健気ではあるのですけれどもね。
でも、イザって時には胆が据わっているんですよ、この子。
ダリオにどんなに惹かれていても、頭に来れば殴るしね。
相手から来ないとなれば、行くしね。
いやぁ、良いですよ。良い受さんだ。
前作と比較すると読んでいる人が少ないような気がするのですけれど、もったいないと思います。
同じくらい面白いよ。
大陸に名を知られるほどの騎士ダリオ。レイモンドに言わせると朴念仁で唐変木で激ニブな可愛い男。
お話は前作のラングフォード王国の王ナサニエルとジーンの結婚式に周辺諸国から招待された王族たちの中から、ダリオがレイモンドに目を奪われ一目惚れするところから始まります。
ダリオとレイモンドの関係がコロコロ変わるのが面白かったです。
そして今度はジョシュアの誕生日と后候補選びにまたマーガレットが招待され帯同するレイモンド。
レイモンドの祖国で半年前に起こった謀反、それに加わった親友に裏切られたと心を痛めるレイモンド。
ダリオがんもうレイモンドに首ったけで、好きな気持を無自覚なのにアプローチがどんどんエスカレートし、しまいには毎日会わないと死ぬとか言い出して。
レイモンドは麗しく高潔で祖国では一番の騎士なのです。ダリオの人柄や剣や弓の腕、騎士としての手腕に尊敬しているのですが、ダリオの無自覚な求愛に怒ったり呆れたり喜んだり。
事件も解決しダリオの部屋をある物を持って訪ねるレイモンド。帰国まで10日しかないのです。
なんて男前なの!はっきりせいと迫るレイモンド。
なんて騎士らしい!格上のダリオの尻を叩き告白の言葉を言わせ覚悟をあかして。そう、抱かれに来たんですよ!
もうダリオは張り切っちゃって。二人とも堅物だったのでこれが初恋で燃え上がって。良かったなあ。
しかしレイモンドはマーガレット付きなので帰国してしまう。
手紙にはレイモンドの甘々な内容が。まさかレイモンドがこんなにデレるとは!
早ければ一年後には再会できそうですが、そしたらもうダリオは遠慮なしでやりたい放題でしょうね。
「王子様と鈍感な花の初恋」のスピンオフ。
前作攻め様の学友で騎士団長・ダリオ(攻め)の話。
必要な情報は語られているので、今作だけでも十分読める内容になっています。
でも、前作カップルが幸せな姿も見せてくれるし、前作でのダリオとのギャップもあるので読んでいたほうが楽しいと思います。
あらすじなどすでに詳しく書かれているので感想だけ。
面白かったのはダリオのヘタレ具合です。
前作で、前作受け様・ジーンへのプレゼント選びにに四苦八苦する前作攻め様ナサニエル王子を友人として冷静に適格なアドバイスをしていた姿はどこへ?な朴念仁でした。
王太子の妃候補の他国の王女の護衛騎士として出会ったレイモンド(受け)にほぼ一目惚れだったダリオ。
ですが、気持ちを自覚するまでが長い!
受けだけ特別扱いして、それに周りが気が付いているのに受けだけ気が付いていないという展開は良くあり、それはそれで楽しいですが、特別扱いしている本人が気が付いておらず、相手の方が気が付いている珍しい展開が面白い。
レイモンドはさぞかし、いたたまれない気持ちになったことでしょう。
自分の気持ちに気付かずさんざん迷走し、何度も手紙で心を尽くした言葉を綴っているのに、肝心な言葉は出てこない。告白は催促されてやっとです。
もう帰国するという段階になってもダリオが動かないものだから、レイモンドが自分で潤滑油を用意して催促しに行くのです。
「私に言わなければならない言葉があるはずです。」「言いなさい」と迫られてやっと告げるという・・・
ちょっと笑えます。
王家に忠誠を誓う騎士なので、王女の帰国と共に帰ってしまったのが残念でしたが、あとがきで作者様が王女とともにやってきて共に暮らすようになると仰っていたので安心です。
できれば、数年後二人が共に暮らす話まで読みたかったな。
はじめはしっかりしていると思っていたダリオの迷走具合を楽しむ話だったと思います。
前作カップルも仲睦まじい様子が見れて良かったです。