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sen no me hyaku no tekuda
電子単話の短編。
表紙の「眼」が怖くて読みたくなりました。
冒頭は、日本昔ばなしって感じ。
おじいさんが山に芝刈りに行くと藪の中に赤子が捨てられていて、その美しい男の子を燕と名付け、孫の鳶哉と共に育てました…
…とほのぼのしいのは最初だけ。
可愛らしい燕はなぜか集落の男たちの心を奪い、幼い頃から何度も危ない目に遭い、その度に鳶哉が飛んできて助けてくれるのだが。
集落では燕には物の怪が憑いてると噂され、地主の息子にはひときわつけ回され。
そんなある日、燕は倒れます。
実は毎夜黒い影に襲われているのです。
どんどん衰弱して行く燕。
たくさんの眼と何本もの手にまさぐられる燕。
大好きな燕を助けたい鳶哉。
ところが!
…ところが。なんです。
これはネタバレ無しでなければ、という感じですね。
私は、え〜っ⁉︎となりましたし、何より絵が思ったより数倍怖くてホラーでした。
ホラーっぽいのが読みたい気分にとって非常に満足できました。
作者さんの絵が好きで購入
うーん、これは好き嫌いが別れるお話。
男からも迫られるほど可愛い顔の燕(受け)を苦しめている正体を掴むため奮闘する鳶哉(攻め)だが、実は燕を苦しめている物の怪の正体は自分でー…?!
という感じのお話。
燕は設定通りとても可愛いです。
対して、鳶哉の顔はあまり好みでなかったです。汗
えろはまぁありますが、恋愛要素とか甘さとかはあまりないです。
48ページで終わらせるには複雑すぎたかなぁ。
一応ハッピーエンドなのですが、幸せな結末とは言いきれないかんじ。もやもや