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Heaven's trigger
クラウス(天使)x梓(悪魔)
両者とも一目惚れ。梓がつんつんし過ぎず、クラウスを拒絶しすぎずとてもちょうど良い。
と言っても程々に拒絶するんですが、罵倒して突き放す系のつっけんどん受けでは無いので可愛いです。
便利屋をやってる梓。報酬を前払いで振り込まれて、クラウスの身辺調査や性的嗜好等のプライベートを調べてくれ――という拒否権なしの依頼を遂行する展開がとてもよかった……。
悪魔である自分と交わらせちゃダメだ。羽が黒に染ったらどうしよう。という考えが強く、好きだけどクラウスから離れようとする。
隙を見て逃げようとすると、クラウスが「なんで逃げるの」とか「悪い子だね。だからお仕置き」と、感情を表に出さず(←理由あり)手錠で拘束する。
読み込んでいる時は気づかないけど、傍から見ると、梓はヒンヒン言ってるのにクラウスは見た目スン……ってなってるんだろうな、と想像したら面白かった。多分表面には出せないだけで内面ではすっごい興奮してると思う。
小説を書くのが仕事の人に対して、この評価の仕方はおかしいとは思いますが、語彙力がすげえ……!
潤んだ窄まり。とか、濡れて綻んだ窄まり。とか、甘く倒錯的な快楽の種を後ろにばかり植えていく。とか、臀のことを両の丸み、とか。もう表現が半端なくて、初めて見る言葉責めの組み合わせにも逐一感心してました。
もし堕天したら二人で便利屋やろう、のクラウスの一言にグッときた。
ひたむきで一途……。
結局交わってもクラウスの羽は黒に染まらなくて梓は安堵。その代わり――の展開にびっくり。まさかの!? 逆に!?
対して後編はガラリと雰囲気が変わる。前編に比べると重い話です。(この話単体で見ると多分標準的な重さのストーリー)
杏里(天使)x榛名(天使)
ちゃらんぽらんな杏里の本性? 裏の顔? の話。
ケンカップルとか、敵対心剥き出しカップルがあまり好きでは無いため、導入は微妙でした。
初の性行為の際に、上下で揉めるのもリバの香りがして苦手なので、杏榛カップルはちょっと趣味じゃない……。
元々タチしかした事がないキャラが、受けに回るのはいいんですが、アナル経験のあるキャラが攻めになるのが少し地雷に触れるのでう〜んって感じです。
評価は安榛の話で下げようかと思ったけど、どうしてもクラ梓カップルが好きすぎたので、神評価です。
ただイチャイチャしてるだけでいいから、クラ梓のカップルの話がもっと読みたい!!!
本作は既刊「ヘヴンズトリガー」の脇キャラ4人のスピンオフで
前半1作は特異能力を持つ美貌の天使と施設で育った中級悪魔のお話、
後半1作は名家の養子となった天使と名家に生まれた上流天使のお話です。
それぞれの出会いからペアリングを経て恋仲になるまで。
『白皙の騎士は小鳥を愛でる』
この世界の人間にとって天使や悪魔は神話の中にしか存在しないと思われ
ていますが、天使は世界各地で人に交じって暮らしています。
人間達に交じって地上にいる天使の使命は2つです。1つは敵対勢力であり、
放っておけば悪辣の限りを尽くす悪魔を討つ事です。そしてもう1つは少子
化対策として決められた相手との間に確実に子孫をなす事です。
生まれた子供達の多くは王立天使学舎「Northern Lights College」に集い
悪魔を滅するための知識とスキルを身につけ、ペアリングにて番となり、
生殖に勤しむことになります。
当然ノーザン校に籍を置くのは天使に限られるのですが、受様は悪魔という
素性を偽る偽学生でした。悪魔と天使のダブルである友人がノーザン校に
在籍する関係で、彼の母親であるノーザン校の東京支部長から使い走りを
依頼される事も有り、友人のクラスメイトを騙れていたのです。
受様は捨て子で悪魔の児童養護施設で育ちます。家系の繋がりという後ろ盾
のない身は悪魔のコミニティで大きなハンディです。受様は早くに施設を
出て自立を目指し、「便利屋」となります。
受様の「便利屋」のとしての最大の強みは、天使が悪魔の気配を察知する
能力をかく乱する術を己の身に施し、天使の機関に入り込める事なのです。
そんなこんなで受様は天使絡みの依頼がコンスタントに舞い込みます。
そして今回受様に舞い込んだ依頼は破格報酬額を提示された割には、そう
難しくもない身辺調査でした。しかし調査対象は受様の友人の番となった
天使の友人であり、上流天使の中でも屈指の名家出の美貌の上流天使だっ
たのです。この天使が今回の攻様になります♪
実は受様は攻様と素性を疑われても仕方のない出会いをしていて、下手に
攻様の周りを嗅ぎまわれば悪魔とバレるを危険にさらすやもしれません。
受様はすぐに断りの返信を書き始めますが、入力中の画面に入金連絡の
通知が現れます。続いて前金振込の新着メールまで届くのです。
受様はおそらく偽名だろう依頼人に得体のしれない不気味さを感じながら
も承諾するしかありませんでした。
受様の調査は上手くいくのか!? そして依頼人の目的とは!?
騎士を目指す天使達の学園ファンタジー「ヘヴンズトリガー」のスピンオフ
である本作は、前作の主カプの友人達の恋模様となります♪
前作「ヘヴンズトリガー」でもこの2人はそれぞれの友人として主カプ2人に
絡んでいて、この2人の出会いのシーンもかなり印象的に描かれていたので
とっても気になっていたのです。
今回、スピンオフが出ると知って名前が出たので2人が番になる事は大前提と
しても天使と悪魔でどんな風な進展を見せてくれるのかとワクワクでした。
期待した通り、とっても面白かったです (^-^)v
敵対する天使と悪魔でありながら、受様は出会った当初から攻様に惹かれて
いて、調査を進める事で名家の血筋ゆえの攻様の特殊な事情を知る事となり、
益々惹き込まれていくのですが、実は受様に依頼してきたのは攻様でして
受様が監禁されて口説かれちゃうというびっくりな展開なのです。
両想いなら普通なら問題なさげですけど、天使と悪魔なのでイタしちゃうと
天使の羽が黒く染まって堕天してしまうのです。2人がどうなるのかもう
ハラハラ&ドキドキでした。
もう1本の『黒鍵のための葬送曲』は天使×天使ですが、攻様を良きライバル
と思っていた受様が攻様とペアリング試用をすることになって、今まで見え
なかった攻様の心の内を知る事となるお話です。
カバー下の裏表紙には既刊主カプのSSがありますので、ココも要チェック!!
ガッシュ文庫が6月刊で休刊となるために、スピンオフでの続編となったと
思われますが、これで終わるなんて勿体なさすぎです (>_<)
3組のカプのその後ももっと読みたいし、東京支部長が目指しているものを
ぜひ知りたい!!です。
今回は天使×悪魔で小中大豆さん『腹黒天使はネコ耳王子と恋に落ちるか』
をオススメ作とします。こちらも策士な天使攻になります♪
2019年刊。
そして、ガッシュ文庫最後のラインナップを飾ったうちの一冊。
…(T_T)
こちらはスピンオフで、脇役のクラウスと梓、榛名と杏里がメインとなっている。
土台となる設定が細かいのと前巻のネタばれが多々含まれているので、先に物語の世界観を頭に叩き込んで置くべし!!
紙書籍にて購入した場合には、カバーを捲った裏表紙のほうに響×レオのSSが載っている、嬉しいおまけ付きだ。
主役カプの二人の出番はちょこっとしかないものの、一匹狼だった響がすっかり一途攻めになっていて可愛かった(笑)
『白皙の騎士は小鳥を愛でる』
響の幼馴染みで、不遇な生い立ちだった梓の救済となる割合が大きかったかな。
クラウスってば圧倒的に寝ている時間が多いのに、天然の皮を被った超強引男で、いつの間にかやることはやっているし油断も隙もない相当な曲者だった。
それに何だかんだと梓の懐に入って甘えるのが絶妙に上手い(笑)
彼の睡眠過多ってのは何らかの形で改善されないのだろうかね?
ところで梓の羽の色の変化は一時的なものだよね?
本当はそう簡単に属性はいじれないと思うのだけどね…
二人の相性が抜群でペアリングが成立したのはめでたいが、その結果がノーザン校東京支部長の思惑に嵌った形になってしまったのが気掛かりでもある。
『黒鍵のための葬送曲』
口ゲンカの絶えない杏里と榛名の元に舞い込んだペアリング通知
(*天使同士のベストカップルを見極める為の試行錯誤過程みたいなもの)。
脇役同士のスピンオフだったら、もしかしたらこちらのほうが萌える要素が高いかも知れない。
どちらも見た目の体格差や容貌に片寄りがなく、実力も拮抗している者同士だ。
明らかにどちらがY(男性役)かX(女性役)かで揉めたようだが、今回のY・Xの結果はまぁ納得がいく。
杏里ってば見た目のチャラさに反して、榛名の好みのスイーツから思考回路までがっつり掴めているんだよな~。
仲が悪そうな二人なのに、長年の腐れ縁からか相棒としての相性は抜群なのだけどね。
もしかしてもしかすると、この二人の関係が大化けしてペアリング成立となる可能性、無きにしも非ず…
スピンオフだというのに、更に気になる小ネタ散りばめられている一冊だった。
ホント―にこれで終わりになってしまうの(´・ω・`)?
スケールの大きさを感じてこれだけ惹きつけられるのに勿体無いよ…
前作に出ていた梓のその後が気になって購入。
眠たがりなクラウスの執着がとにかくもうとっても良かったです!!
この2人で一冊まるまる読みたかったです。
でも前作から出ている幼なじみの榛名、杏里コンビも気になっていたので続きを待たずに一気に読めてよかったような。
榛名杏里コンビはこの先もぜひ読んで見たいのでお話が続くといいなと思います。
そして、クラウス梓のお話をもっと読みたいです…!!!
前作で響の幼馴染みでセックスフレンドだった悪魔の梓と、レオの幼馴染みで天才肌の天使のクラウスの恋のお話しが表題作でした。
クラウスの一目惚れからの梓への執着に萌えました。クラウスは梓と繋がりを持つ為に策を張り巡らせるのです。
そして悪魔なのに優しい梓は2人がセックスすると、クラウスの羽が黒くなって堕天してしまうからと拒否するのです。
クラウスは同じ黒色になったら、2人で便利屋をやれば良いと気にしてません。
むしろその方が良いと言うくらいです。
結局はクラウスの「浄化」の力で梓の羽は白になり、クラウスがデータベースを弄ることにより梓は学園で天使として生きていく事になるのです。
クラウスが梓のお尻に固執していて「可愛い」って何度も言ってました。w
もうひとつはレオの幼馴染みの杏里と榛名のお話しでした。掴みどころのない杏里と生真面目な榛名にペアリング通知が来たことにより、2人の関係が変わって行くのです。
杏里の思いもよらない境遇を知る榛名ですが、同室であっても傍観者でいる姿に読んでいてイラっとしてしまいました。
榛名を抱ける杏里には少なからず愛情はあると思うのですが、どうも融通が効かない榛名が好きになれなかったです。
壮大な世界観なので二冊出てもまだまだ全容が掴みきれません。
昨今の出版業界を知ると不安ですが、出来れば最後まで読みたいです。
「ええー」と色々思った「ヘブンズトリガー」のスピンオフというか続編というか。これもまた2組のカプが出てきただけで終わってしまって、ええ勿体ない・・という気持ち。もっと天使悪魔のバトルよりに書いていただけると面白いお話になると思うのになあ。ただ1組目の攻めが好きなタイプでしたので萌にしました。1組目のカプ130P+2組目のカプ120P+あとがき+サマミヤ先生のあとがきに加えて、小説では割合珍しいカバー下のSS、です。1組目カプ、2組目カプとも前作に出ているし、前作カプも出てくるので、前作読んだ方が楽しいと思います。
1カプ目はクラウス(天使チームの「頭脳」の役割、1作目受けのレオの幼馴染)と葦切梓(攻めのクラスメイト)のお話。
2カプ目は倉木杏里(愛嬌たっぷりの毒舌家)と壬生榛名(たれ目のイケメン♡天使さんのチームでは「スナイパー」の役割)のお話。
上記4人以外の登場人物は前作攻め受けと、後半で名もなき悪魔ちゃんたちぐらいでは。
**2カプについて
1カプ目の攻めがもんのすごい好き!超天然に見せかけての超腹黒&尻フェチ(!イケメンなのに尻をももむ!!)&執着男。最高。
その腹黒天使に翻弄されて、浄化までされてしまって、もはや逃げられないであろう、ピュアより受けにちょっと同情です(笑)カッコいいんだから許してやって。術をかける時の名乗りなんか、もううっとり。「我が名はクラウス・ブルグミュラー。汝に祝福と癒しを与える者」ですよっわー術かけてかけてー消滅してもよいーって思う(笑)
2カプ目はこれまた予想外、ケンカップルで最後まできゃいきゃいやりっぱなし。ベッドでもぎゃーぎゃー言いっぱなし。そしてまたお道具だの虫さんだの出てきて、ごめんなさいですが2カプ目はパスしたい気分でした。
1カプ目の攻めだけなら神クラスに好きな1冊でした。これ、もうちょっとバトルシーン多めのシリアスものにしてもらったらすっごく嬉しかったんだけどな・・1作目でのチーム設定とかもっと生かしてほしかったなーとしつこく言う。すいません。