隣の部屋のあの人から目が離せない――

ユア マイ ダーリン!!!

you are my darlin'

ユア マイ ダーリン!!!
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神3
  • 萌×212
  • 萌5
  • 中立2
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
2
得点
80
評価数
23
平均
3.6 / 5
神率
13%
著者
櫻井タイキ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(エンターブレイン)
レーベル
B's‐LOVEY COMICS
発売日
価格
¥679(税抜)  
ISBN
9784047355545

あらすじ

新社会人の明時は引っ越して早々、隣の部屋の縁人に部屋にいる虫を退治してほしいとお願いされ、それをきっかけに親しくなる。
初対面でも自分はゲイだとカミングアウトし、昔からの夢だったデザイナーになり、楽しそうに働く彼を眩しく思う明時だったが……。

表題作ユア マイ ダーリン!!!

新社会人・会社員
グラフィックデザイナー

その他の収録作品

  • はじまりの距離

レビュー投稿数2

「好き」を仕事に出来たなら。この季節に贈る、新社会人へのエール!

こういうのも「お仕事BL」なのかな。
もしかしたら、BLという枠を取っ払って、普遍的な「仕事への情熱」をテーマにした物語かもしれない。
というか、もしかしたらBLですら無い。
櫻井タイキ先生の作品は、「奥までさわってさわらないで」が既読だったので、ちょっとエロは期待してたのです。…最初に言っておきます。エロは無いです!
それどころか、恋未満で終わります!いや恋かなぁ。というか、恋の話は結構無理くりで。
ここに二人の恋愛をくっ付けなくても成立しちゃうお話。

春から新社会人になって、一人暮らしをスタートした明時は、アパートの隣の住人、縁人と知り合う。
早々に彼はゲイだとカムアウトして来るが、そこはそれほど重要では無い。
グラフィック系のデザイナーだという縁人は、その仕事が好きだと言い、仕事に対して熱意も感じられて。その為か、いつも深夜まで頑張っているようだ。
たまたま食事どきに帰宅した縁人を招いて手料理をご馳走したことで、食事が不規則な縁人の力になればと、明時は縁人を応援したい気持ちになっていく。
そうして「好き」を仕事にしている縁人を羨ましくもあり、彼は自分とは違うのだと思ってみたりする。
明時の仕事は、カスタマーセンターの仕事。特に面白くは無いが、自分には合っていると思っている。
思っているのだが…。
明時の「好き」だったこととは?というのが、徐々に明らかにされて行きます。
彼は、大学時代にバンドをやっていて。卒業と同時にそれに挫折している。
もちろん、音楽で生活していける人が一握りだったとしても。
彼は自ら挫折したのだ。友達がメジャーデビューしたことで、嫉妬や妬み、羨望。
そんな気持ちに心が支配されて、歌を、詞を、書けなくなってしまった。
「好き」で、溢れていた筈の気持ちを忘れてしまった。
それが、明時にとって。どんなに辛いことだったか。
「好き」を仕事にしている縁人には分からないよ‼︎ と、独りよがりにも思ってしまう。
けれど、縁人も。「好き」で続けてはいるけれど、いつも、上司や先輩の創り出すものを見ては、
『俺がやらなくてもいいだろ。』と、思うようになっていた時もあって。
他に出来る人が沢山いるのだと言う劣等感に苛まされていた。
そんな時、背中を押してくれたのは、たまたま聴いた、明時の歌だった。
『おまえがやらないで、誰がやるんだって。やりたい気持ちを満たせるのは自分だけだろって。』

二人の出会いも、同じ時間を共有していたことも。たまたま偶然だったけれど。
お互いにとって、とても大切なことだった。運命的な出逢いともいうべきで。
明時は、自分の言葉、詞が、大事な人の心を動かしたことで、また。自分の言葉を紡ぐことが出来る様になって行く。
「好き」を仕事にする事はとても難しくて。とても恵まれていること。
いつだって。誰かが誰かの代わりが出来るかもしれないこと。
けれど、『やりたい気持ちを満たせるのは自分だけ』という言葉は、今の私にはとても刺さりました。
この春、沢山の新社会人が新たに仕事に就くことでしょう。
これは、仕事にひたむきに向かう人たちへ贈られたエール。
とても清々しい気持ちになりました。

ええと。それだけにBLみは薄いです〜。

10

キュンキュン♡ズッキュン♡

カスタマーセンターに就職した新社会人の明時と、引っ越し先のお隣に住むデザイナーの縁人。

夜遅くまで働き、仕事でくたくたになって帰る縁人の為に料理が得意な明時は毎週金曜日に手料理を振舞うのが習慣になる。
仕事は大変だけどやりたかった仕事で好きな事だからと頑張る縁人を
体が心配だから働き方は賛成できないけど仕事は応援してると励ます。
しかし、明時本人は大学時代にしていた音楽活動でトラウマがあり”好きな事を仕事にすること”を過去に諦めていた事がわかる。


お隣さんの縁人が年上なのにとにかく可愛かった!!!
年下なのにしっかりしている明人にもぉ餌付けされてるかの如く・・・♡
縁人がゲイなのは初対面でカミングアウト済みだったけど、毎週一緒に食事をとっていても
変な空気とかにはならずなんとも爽やかな時間でした。
後半に明人の心の詰まりを解消すべく一緒に学祭のライブに行くけどそこで涙を流す明時の横にずっと寄り添ってる縁人にもぉ・・・・萌が止まりませんでした。

最後までエロは無く、そもそもお付き合いも始まってないし「好き」とも言ってません。
でも、これからの二人が可愛くて幸せになるのは間違いないですねぇぇぇ♡

0

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

漫画(コミック)

人気シリーズ

  • 買う