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一穂ミチ 二宮悦巳
renachi
ネタバレ
とにもかくにも粘り勝ち!って感じかな。あそこまで酷い対応をされ続けて、よく縋り付いていられるな、というのが正直な感想。恋愛でないところの三角関係がどうにも不快で、兄が受け付けず、あまり楽しめなかった。 子供時代に拾われた雪と、なりゆきで雪の名付け親になった藤堂と、二人の支配者ともいえる兄の令輝。この三者の関係性が果てしなく気持ち悪い。雪も藤堂も雁字搦めで鎖に繋がれ、ただの傀儡でしかない。 …
公営カジノのお話ということで(?)、設定もストーリーも登場するギャンブラーも真面目だった。複雑な背景を持つ二人がくっつくまでがとても好き。後半のマカオ旅行編はおまけのような感じ。一穂さんのSSでないあとがきが新鮮だった。 メインカプは従兄弟から義兄弟になった逸と一哉で、現在はカジノディーラーとカジノ広報担当公務員の関係。一哉の方は素直に恋心を表現しないが、子供っぽく嫉妬したりと分かりやすくて…
小宮山ゆき 斑目ヒロ
カミラ
徒花の棲み処でした。 徒花の生息地とも表現できるかな。。 とにかくぶっ飛んだ女王様で、こんな強い受様この先出会えないんじゃないかと思います。 お互いに搾取され続けた子供時代を送ってたけど、不憫としか言いようのない子供時代に幸せだと思える記憶があったかどうかで、人生というのは大きく変わってくるんだとまざまざと見さされた気分です。 その幸せな記憶ですら搾取されてただけでしかない…
佐倉温 桜城やや
てんてん
本シリーズは子持ちの任侠ヤクザの若頭と 三代目院長のお話です。 受様がパパ友の息子を預かった事で パパ友事情に巻き込まれる顛末を収録。 任侠系ヤクザ東雲組組長の息子で若頭の攻様は 見た目も良く頭も切れて女性にもモテますが 攻様が惚れたのは組指定病院の三代目医院長で 幼馴染の受様です。 攻様は義弟を愛息として引き取っての子育てに 受様を巻き込むことで長年の恋を実らせ …
安西リカ みろくことこ
黒森
さわやかでピュアな青春もの。とにかく初々しい!かわいい! 美大受験を目指す二人の日常に絡めながら二人の恋が進んでいき、青春小説や夢を追う高校生の話としても面白かったです。 少しずつ相手に惹かれていく過程が高校生くらいの頃特有の初々しさを感じて好き。 濡れ場もありますが、いい意味でいやらしくないというか、さわやかな雰囲気がそのままで癒されました。 ロマンチックな恋愛一直線の作品も…
高遠琉加 北沢きょう
とにかく痛くて苦しい恋。 でも好きで、例え誰かを傷つけようとも、例え相手の心がこちらに向かなかろうとも、手に入れたい。 まさに堕ちる、という表現が適切な恋の話でした。恋の辛い部分を切り取ったような作品です。 別に誰も悪くない。受けが攻めの気持ちに応えられないのは当然悪いことではないし(発言は無神経ですが...)、攻めは多少卑怯な手を使って受けの体だけを手に入れましたが、正当な取引の末…
碧井小夏 青木らき
BeLuck文庫の中ではダーク寄りの作品。 並べてみると表紙もタイトルも内容も異色です。 治安の悪い地域に出入りする友人や未成年飲酒のシーンが出るのも意外でした(もちろん悪い意味ではありません)。 孤高の攻め×攻めに憧れるワンコ受け。 誰も大切に思ったことのなかった攻めがどんどん受けに執着していく姿が良かったです…! 攻めへの好意全開な受けもかわいい! 攻めはまだまだ家族か…
オンリー・ジェイムス 市ヶ谷モル 冬斗亜紀
ちろこ
マルヴァニー兄弟の次男、拷問好きのオーガストのターン。 天才サイコパス・オーガストのストーリーも最高にクールでした! またも法で裁けない悪党どもが登場し、その危険の刃がオーガストが懸想するルーカスに向けられていることから、マルヴァニー一家の出番となります。 泣く子も黙るサイコパス集団なのに、至って兄弟仲は良いし、殺ってることもエグい。このワチャワチャしたやりとりに毒気が抜かれてクスッとな…
カミヤルイ さばるどろ
yuーchi
前作ですれ違っていた心が繋がり幸せな愛を手にした二人。第二巻では二人の愛を深めながら離れて過ごす双子のニコラの事や他国でのオメガの立場、フェリクスとの再会ことが描かれています。気になっていたことにどういう答えが待っているのかとても楽しみにしながら読ませていただきました。他国での第二性においてのヒエラルキー、酷く心が痛む現状を変えようと奮闘するエルフィー。思った以上に事態は深刻でピンチ、大ピンチの連…
釘宮つかさ 毬田ユズ
umeair
釘宮つかさ先生の作品が大好きで、既刊をちょこちょこと追って拝読しています。 釘宮先生は最近特にファンタジー作品が多い印象でしたが、 2017年刊行のこちらは高校生もの、現代もの! そして先生初めての「同い年もの」だったのですね。 読んでいて胸が痛くなる、拗れに拗れた両片思いでした。 先生のあとがきの言葉をちょっとお借りするならば、 「愛以外は全て持っている攻め」×「何もかも失い…