最新レビュー一覧

FLESH&BLOOD(10) 小説

松岡なつき  雪舟薫 

表紙の美麗なビセンテの姿だけで胸いっぱい

まるっと3巻分、ジェフリー×海斗の再会が叶わないとはー!!

とはいえ、海斗奪還に燃えるイングランド組がスペイン入国を果たし、
本当に少しずつではあるけれど、再会が近づいているという希望も見えてきた10巻。

まさかまさか、7巻でジェフリーと完全には致さなかったことが、
ここで海斗を救う形になるとは…!

はーー…

いやでも、海斗にとってはものすごい屈辱ですよね;
無理や…

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FLESH&BLOOD(9) 小説

松岡なつき  雪舟薫 

スペイン宮廷編、開幕!主役二人の再会は

夢中になって貪り読んでいる「F&B」、9巻です。
まだまだ中盤にも差し掛かっていないという驚きと喜び…!

いよいよスペイン国王、フェリペ2世と初対面。

そして「やっぱり…」と、予想はしていたものの8巻からこの9巻まで、ジェフリーとの再会ならず…!!

攻め受け、主役2人がこんなにも会えないまま進むシリーズって、
初めてかも。

それなのにこんなにも面白くてワクワクが…

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事故つがいの夫が俺を離さない! 小説

カミヤルイ  さばるどろ 

真実の愛とは

大好きな作家様の初商業書籍化作品でしたので、楽しみに拝読させていただきました。

アカデミー卒業式後のプロムパーティーの後に、双子Ωの兄エルフィーが、愛しい王子様に思いを届けようとしますが、約束の場所に彼は現れず、代わりに現れたのは、双子Ωの弟ニコラ想い人で、幼馴染の真面目堅物αのクラウス。
驚きの中、エルフィーがお守り代わりに握っていたヒート誘発剤が、思わぬ形で作用してしまい、『事故つがい…

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病案本 Case File Compendium 2 小説

肉包不吃肉  yoco  呉聖華 

一つ目の山場の訪れと共に増していく心身の痛み

1巻を読んで、ジェットコースターに乗って永遠に坂を上がりつつ落ちそうで落ちなくて今か今かとソワソワ気分が続く、という状況についてレビューを書かせていただきましたが。

遂に一つ目の山が来ました。待ちに待ったジェットコースターの急降下です。
待っていた甲斐があって、めちゃくちゃ大変なことになりました。賀予くんが一人悶々と毎晩フィーバーしているシーンは読んでいてとても楽しかったです。可哀想可愛い…

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病案本 Case File Compendium 1 小説

肉包不吃肉  yoco  呉聖華 

展開が読めない物語にソワソワが止まりません

肉包不吃肉先生の『二哈和他的白猫師尊』の日本語訳版を既刊3巻まで読み、いてもたってもいられぬままにこちら『病案本』を読んだわけですが。

その結果、いてもたってもいられなさが二乗になりもう何も手につきません。
どうしてくれるんでしょうか。
まったく展開が読めず、謎に満ちていて、そのうえ人間というものの歯痒さをこれでもかと感じさせてくれる物語です。
新感覚の面白さです。

色々なところ…

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シャチさんとラッコくん 小説

まつぼっくり  みずかねりょう 

一日一話を日課にしたいタイプの

可愛かった!どこを取っても安心安定のあまあま。一気に摂取するより、少しずつ読んで長く楽しみたい。波乱もなく、動物たちの触れ合いにただただ癒やされる感覚を味わえて良い。リアルラッコにも興味が湧く作品だった。

ラッコの獣性を持つ白石が、シャチの獣性を持つ鯱地に見初められ、囲い込まれるまでのお話。

とにかく鯱地のアプローチがすごくて、ぐいぐい迫る。付き合う前から嫉妬して牽制して独占欲丸出し。…

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魔神皇子の愛しき小鳥 小説

宮緒葵  みずかねりょう 

執着ぶりが凄まじかった

読み始めはとっつき難く感じたけど、いろいろ見えてきてからは、ぐっと引き込まれていった。クロノゼラフの戦闘力がカイ次第で上下しそうなとこがとても好き。戦闘機のキャラも面白く、最後まで楽しく読めた。

馴染みのない世界観で、ロボットで戦う話に転生要素もプラスされている感じ。面白くなってきたと感じたのは、カイの中にもう一人の存在が見え始めたあたりから。散漫だったイメージが一斉に収束し、なるほどそうい…

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法悦♥︎ホリデイ ~解脱なんて知らねえよ~ 小説

淡路水  小山田あみ 

昔懐かしのゲンコツおやじ

10年前の作品なのに、すでに現代との違いをいろいろ感じてしまい、懐かしささえ覚えた作品。法悦・解脱と馴染みの薄い用語が並ぶタイトルながら、文章がとても軽いので、寺や住職などの話に難解さや堅さがなく、気負わず読めて良かった。

主人公の藍は、怪我と借金で追い込まれ、詐欺に手を出してしまう。今で言う闇バイトのようなものと思うが、ふらっと簡単に手を出したわけでなく、かなり崖っぷちでやるしかない状況。…

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獅子帝の宦官長 寵愛の嵐に攫われて 小説

ごいち  兼守美行 

結局は夜の満足が一番?

序盤からヤってるシーンばかりでどうなることかと思ったら、最後までこの調子で進んでいった。トラブルとエロがセットな感じで、それ以外の問題は皇帝の一睨みで解決し、さらっと流れる。メイン二人の魅力がよく分からなかった。

イルハリムは不憫受けになるのかな。奴隷として生きる宦官で、仕事の罰で皇帝に犯される。皇帝の味を知ったイルハリムは、怯える側女に対し奥まで受け入れたら気持ちいいのに、なんて思っていて…

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未来で断罪してくる騎士のため、悪魔の侯爵と呼ばれた俺は人生を繰り返す 小説

青木なつき  兼守美行 

サクサク読める死に戻りループ

死に戻りもの?毎回騎士に殺され、子供時代から人生をやり直す主人公。ループものといっても、他のループ回は高速ダイジェストで、ほぼ最後の一回の人生のみ描かれている。なので同じシーンが繰り返されることもなく、サクサク読めた。

ルチアーノは何度も人生を繰り返して微妙に達観してるうえ、今度の人生では誰も殺さないと決めている。なのでタイトルにある“悪魔の侯爵”は過去のものだが、いきなり殺そうとしたり殺し…

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