最新レビュー一覧

初恋に堕ちる 小説

高遠琉加  北沢きょう 

苦しい…

10年ぶりの再会を果たしても
周の感情には"喜び"が感じられなかった時点で
切ない展開になりそうなのが伝わり、
その先をある程度覚悟して読み進められたところはありましたが。
覚悟していてもツラい、心が痛い…。そんなエピソードはかりで、どこまでいっても誰も救われないことが本当に苦しかったです。

というか、紗知の命を繋ぐために優しいようで残酷な言動を取る橘をどうしても…

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悪逆貴族の身辺整理 小説

栢本みおり  空梅雨 

No Title

おきれいで予定調和な話は飽きたというお姉さま方におすすめ


本作の魅力は他のレビューに書かれている通りなので、注意点を。

受は転生前の学生時代、家庭の事情で夜に家を抜け出していたときに知り合い関係を持った年上のお姉さんとの思い出をかなり大事にしています。
情熱的に愛しているというわけではありませんが、折に触れて彼女のことを懐かしく思いだし、四面楚歌な状況の唯一の心の慰めにしています…

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異世界では最推しになりたい 小説

福澤ゆき  510 

丁寧な心情の移ろいが楽しめる圧巻の一冊

読み応えと満足感に浸れる圧巻の512ページ!

日本のアイドルグループのリーダーとして
弛まぬ努力を続けていた透は、信頼して素を曝け出していたマネージャーに裏切られ、夢も生き甲斐も自分の価値も全てを失い失意のドン底にいました
挙げ句はスキャンダルを面白がる人々に終われて高架下へと落下するのと同時に異世界へと召喚されます
神子候補である神徒として神殿に迎えられた透は、他の候補たちと競い合い…

4

転生したら元恋人が義父になって溺愛してきます 小説

名倉和希  羽純ハナ 

No Title

すみません、全く萌えなかった…。
ウィリアムとジョナスの関係性が、どうしても養父と養子にしか見えない。
対等な感じが一切しなくて、どうしても恋人同士に見えない。
もしかしたら、時代背景として夫と妻になる者の関係は対等ではないのが当たり前で、それを前提として書かれているのかもしれませんが、とにかくジョナスが優等生でウィリアムの言いなりなので、うーん…。

ウィリアムが「ジョナスがダニエルの…

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仮面夫夫のはずが、前世の記憶を取り戻した夫に溺愛されています 小説

福澤ゆき  有木映子 

No Title

うーん…!
いや面白かったしときめいたシーンもあったんですけど…うーん…!
私としては、リナルドが完全に死んでしまっていることが結構ショックでした。
これ、後々ゼノスはリナルドだった頃の記憶も思い出して、ゼノスとリナルドが混ざり合ったような状態でフィーノを愛していくようになるのかなぁ…と思いながら読み進め、ゼノスの口から「リナルドは死んだ」という事実が突きつけられた後でも、何だかんだ、魔法と…

0

荒くれ竜が言うことを聞かない 小説

遠間千早  秋吉しま 

ああ素晴らしきケンカップル!胸熱の海竜×飛竜ファンタジー

レビュータイトルそのままに、ああ素晴らしきケンカップル...!
最高オブ最高だーーーー!!!

全400ページ弱(電子限定SS込みです)、1日で読むことはならず...で2日かけて
拝読しましたが、そのボリュームと読書にかけた時間の分だけ、
たっっっっぷりの萌えを享受しました・:*+.
(webで連載されていたお話とのことですが、自分は単行本で初読み。
書き下ろしは100P以上あります…

5

少年は神の国に棲まう 小説

夜光花  奈良千春 

完璧な終わり方!

途中つらい展開もあったけど、最終巻の表紙に
勇気をもらって読み進めました!
全員が幸せな着地点で読了後とても良い気分です。
ランスロットは……記憶を取り戻したか
明記されてはいませんでしたが、もし樹里への想いを思い出していたらなんとか消化して
おだやかに過ごしてもらいたいですね。
妖精王の言葉、「育ちすぎてしまった、許せよ。」
が最高でした笑!
ルーサーはなかなかびっくりなお子の様…

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転生したBLゲームの世界で姫と呼ばれている事を俺はまだ知らない 小説

キトー  しお 

強引すぎる先輩!!

2010年頃の王道学園BLを思い出しました。

主人公を取り囲む夢乃、猫野、白伊先輩、兎月先輩が主要メンバーなんですがみんな一目惚れ(?)なので、恋愛漫画の肝である心情の移り変わりの描写が少なくてそこは物足りなく感じました。

夢乃は番外編で、白伊は要所要所のsideストーリーで主人公への気持ちを確認できましたが猫野と特に兎月がなぜあそこまで主人公に好意を持っていたのかは読み終わっても謎で…

1

婚約破棄された悪辣オメガは義兄公爵に執着される 小説

滝沢晴  奈良千春 

No Title

異世界転生したら悪役何とかだった~ものに、オメガバース要素、義兄弟要素(弟が養子)が加わった作品です。
前世の記憶を取り戻してからも、取り戻す前の時間も受はきちんと自分の人生として記憶して受け止めているので、攻と受が兄弟として過ごしてきた時間もきちんと描写されており、兄弟ものBLとして萌え要素があります(そしてあくまで義理の兄弟なので、ガチ兄弟もののような背徳感はない)。
あと、個人的にBLに…

0

兄弟の定理 小説

沙野風結子  笠井あゆみ 

よくある兄弟ものとは異なる展開で面白い スピンオフにもなった当て馬がとても魅力的だった

先生の作品はいくつか拝読していて好きな作家様です。初めて読んだのは『処女執事』で、ストーリーやエロスに衝撃を受けました。
こちら兄弟物が好きなので読んでみました。以下少々ネタバレあります。

本作は受けと攻めの両視点が、短いスパンで交互に来るので面白い手法でした。二人の心情がわかりやすいです。

攻めが兄の聰一郎で医師、受けが弟の要斗でスタントマン。あまり似ていない兄弟は実は義兄弟。

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