total review:288293today:34
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
23/113(合計:1121件)
砂原糖子 サマミヤアカザ
ぷれぱーる
ネタバレ
10年以上も前の作品に加筆しての新装版ですが、古さは殆ど感じませんでした。 攻めが住んでいる家がちょっと古めかしかったりするのが、その名残なのかな。 特筆すべき点は、とにかく受けがクズであること! ホストとして生計を立てる志上。 女に媚びる、金遣いが荒い、人を見下す、避妊はしない、女を殴る・捨てる…… ホームレスに見せつけるように万札に火をつけた時には、こいつはヤバい……と、ゾッとし…
砂原糖子 金ひかる
165
ドラマCDを何回も聴いて大好きで原作を読んでみました。 音声が脳内で声優さんの声で聴こえてくるようでした。 とにかく辛い苦しいお話ですね。 黒石も一葉もずっと忘れられず。 金崎のクソ加減も相当で。 中学のあの短い間の付き合いで芽生えた気持ちを…。 何も言わず一葉を見守る黒石。ホストになっても中身は変わってなかったみたいで。 一葉に入れ込む黒石。まるであの当時を取り戻したい…
砂原糖子 笠井あゆみ
碧雲
笠井さんの表紙がイメージする通りの物語。 表紙絵から面白そうだと思い、「猫屋敷先生と縁側の編集者 」を読まずに、この本を購入。読み始めて、前作があることに気付きました。 前作は、猫好き。 この作品は、犬も猫も好きな作家。 犬明の心の変化と、ゲイを隠して静かに生きたい春のやり取りが、面白い作品。 --- 春は、マイノリティの生き辛さをずーっと、高校生の頃から感じていて、とうとう大学を中退…
砂原糖子 葛西リカコ
fandesu
時々「元気かなぁ」と思い出す登場人物が私にはいます。 いや、フィクションだってちゃんと解っていますよ。 でも、彼らがこの世のどこかで生活している様に思っちゃうんですよ。 このシリーズの静良井はまさしくそういう『思い出しちゃう彼』のひとりで、それもかなり度々「元気かなぁ……元気であって欲しい」と考えちゃう人です。 だからこのss(最後の一作『未来を半分残したままでいる』のみ、いわゆる短編…
フランク
たくさんの「嬉しい」が詰まってました。 読めなかったお話があれこれ読めて嬉しい。 大好きな二人に再び会えて嬉しい。 SSはどれもこれも良くて嬉しい。 そして読んでて、あぁ衛と真文は確かに生きている!!湘南のあの辺でいまもいるんだろうなぁという実感が得られて嬉しい。 けして安泰とはいえる状況ではないけれど(記憶喪失は一生繰り返されるので)この二人なら大丈夫だと思えて嬉しい。 好き…
砂原糖子 宝井理人
むむりる
感情の起伏が大きくない年下攻めが、受けの一挙一動に振り回されるのもかわいかったし、受けの年齢差などから気弱になって葛藤するのもよかったです。 あらすじで12歳差の年下攻め、バイトの店員と店長という情報からどう展開していくんだろうと思っていたのですが、丁寧に気持ちの移ろいや出来事が描写されていて、心配したような強引な印象もなく、ストーリーがするっと読めたので展開の波がちょうどよく感じました。 宝…
ふばば
「夜明けには好きと言って」のスピンオフ作。 本作の主人公は、あの意地悪ホスト・金崎新二。 時間軸は、「夜明け〜」の後半くらい。 新二はいつも何かに苛立っていて、すぐキレる暴力的な男。 冒頭、酔っ払いと喧嘩して雪のちらつく路上で伸びていたところを一人の男に助けられる場面。 この男性は物静かで、礼儀正しくて、まるで聖人のように新二に接してくる。 新二ははじめ戸惑い、いつものようにイラつ…
ホストxホストBL。 ですが、きらびやかさは無く逆に泥臭ささえ感じる作品。 というのも、主人公のホスト・白坂がとにかく暗い。 子供の頃からの容姿コンプレックス。 自動車事故を契機に形成手術で顔を変え、名前も変え、都会に。 ところが、紹介されて行ってみたホストクラブに中学時代の同級生・黒石がいて… 中学時代、黒石が告白してきたので白坂も真面目に考えて少しの間付き合ったのだが、実は黒石…
とても面白かったです! 砂原先生は、なんでドーナツにしたのか忘れてしまった──と、あとがきで仰っていましたが、作中ではドーナツの穴に〝過去の恋への未練〟みたいなものを当てはめていて、なるほどなと思いました。 ちゃんとタイトルに意味を持たせているという所は、流石です。 何もないはずなのに、目には存在しているように見えるドーナツの穴。 過去の男との思い出を美化して、あたかも気持ちが残ってい…
砂原糖子 小椋ムク
ぐーぐー*あここ
真面目でちょっと強面な剣道部のエースの桝木と、誰もが認める爽やかイケメンの折川。 タイプが正反対な2人は親友同士。 仲のいい2人がどのタイミングで、どちらから想いを伝えるのかドキドキしながら読みました。 折川が桝木を「昇ちゃん」と呼んで、桝木がちょっと戸惑う表情をするも、怒らずに受け入れてくれたり。 折川のピンチには助けてくれたり…。 桝木は、なんとも格好良くて、それだけ折川のことを…