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11/59(合計:581件)
夜光花 佐々木久美子
アデル
表紙のタダならぬ不穏な表情に言いようのない不安を感じながらも、エグい内容を期待して手に取ってみた。普段ならば、絶対買わない汚いイラストに怯んだが、「 夜光センセの趣向ならば…」と。 なによりも表情が凶悪過ぎて読まなければいけない気がした。 感想は、「昼下がりのBLメロドラマ 」だと思った。 背後霊のように張り付く攻めの、ヨレヨレクズ炸裂っぷりに「シバいたろか、コイツ, 離れんかいっ!」の文…
火崎勇 佐々木久美子
碧雲
ネタバレ
自然災害を鬼や大蛇で表現した民話のBLジャンル現代版でした。 タイトルの「哀しい獣」は、銀のことなのかな?銀は、鬼神で、獣じゃないです。 昔、僧によって岩に封じられた鬼神の銀が、山津波で壊滅した村でたった一人生き残った10才の男の子;亮を、親の代わりに町に出てずっと育てる。 或る晩、寝ている亮の枕元で、銀が誰かと会話しているのを聞いてしまう亮。 「亮が他の誰かと一緒になるまで、傍に…
ダラダラ
凌辱・強姦ものでヒットしたこちら。 実は夜光さんだと気づかず購入。 合う合わないが個人的に分かれる作者さんなので積読してました。 が、もう見事にツボに入りました! 夜行さんの現代ものが合うのかも。 攻めの執着加減と受けの嫌がりっぷりの塩梅が絶妙にヒットです。 嫌がってくれてありがとおおおって気分です。 受けからしたらとんでもなく恐ろしい存在。 嫌っても嫌ってもどこまでもつい…
鬼塚ツヤコ 佐々木久美子
窓月
受け攻めの関係性に萌える鬼塚先生の作風がすごく好きなんですが、この作品はあんまりグッとこなくて残念でした。本の厚みといい、タイトルにある「調教」といい、ものすごく楽しみにして積んでいたんですけど…。 2012年刊行といえども結構時代を感じます。たった8年と感じるか、8年も前?と感じるかで年齢がでますね…笑 ページ数の割に内容は半分の分量でも収まりそうでした。受けと攻めのすれ違いをエロで…
松梶もとや 佐々木久美子
kurinn
あとがきでデビューノベルズと知って驚きました。これだから知らない作家さんの作品を買うのを止められません。期待の新人作家さんだと思いました。 読み易い文章と面白い展開は勿論の事ですが、受けのレイが獣墜ちしてしまうのか?タイラはどうやって彼を救う事が出来るのかと終盤まで夢中で読みました。 "凶獣"という圧倒的な敵を蹂躙するが如く1人で殲滅するレイの秘密、誰にも何にも関心…
渋茶
2020年刊。 松梶さんの小説は先に短編『禁忌の密約』のみ読んだ事がある(*注・ガチ兄弟ものです)が、初長編でこのパワーはスゴい!! 今後色々な作風が持ち味の一つになってほしい、期待したい新人さんだ。 あらすじに戦闘部隊云々とあったので、今流行っているほわほわしたファンタジーとは違うんだ…とは感じた。 ただ、突如地上に出現した異形の脅威、人々は壁を構築して防衛している生活…といった序盤…
いるいる
めっっっちゃ良かった!!!! 個人的に攻めと受けの間で命が関わるやりとりや刹那的な生き方にとても弱いので、もぅ…めちゃくちゃ良かったッッ!としか言えない…。攻めがね、すごいんです。諦めないの。繰り返し繰り返ししつこいぐらいに気持ちを伝えるのにグッとくるんですよ(;///;) 世界観は先の姐様も書かれているように某人気漫画の設定は過ぎりました;壁とか壁の外に太刀打ち出来ない生き物がいると…
ポッチ
初読みの作家さまですが、タイトルとあらすじ、そして何より佐々木さんの描かれた表紙に惹かれて購入しました。 ということでレビューを。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。 「凶獣」と呼ばれるケモノがいる世界、が舞台。 凶獣は犬に似たシルエットを持つが、大きさはかなり多く、何より人を襲い食らう生き物。凶獣に襲われけがを負った人間は、その後獣化することもある。凶獣から身…
佐々木禎子 佐々木久美子
2009年刊。 一昨年に読んだ前巻の内容を覚えているうちに続巻も読んでおこうと思い立って購入。 前巻もお仕事BL色が強かったものの、舞台が中東・バルファード王国だったのでアラブ色は感じた。 今回は舞台が東京だったのもあり、異国情緒が恋しかった。 王位継承権を手放したナイジェルとの遠距離恋愛で、芳人は彼の事を想う一方で身分不相応で身を引く事もできずにくよくよと悩む日々だ。 そのくせ彼が…
八十庭たづ 佐々木久美子
前作よりはとても読み易くなってました。 相変わらずとても長い作品ですが、今回はテンポ良く物語が進んだので読んでいて楽しかったです。前作はディリヤの感傷的な心情がこれでもかと何度も繰り返されたので、とても苦痛で仕方なかったんです。 今回は書き下ろしだったのが幸いだったのかもしれません。 でも今作を読むならやはり前作を読むべきなので、これから読む方は心して読んでくださいとしか言えません。 …