はこな
見た目や才能、将来性をシビアに評価される世界で、同じ10代の仲間と切磋琢磨し合う彼らの一喜一憂する姿がリアルで、読み応えのある巻でした。宝井の葛藤には非常に共感しました。ただでさえ仲間だけにスカウトの声がかかって悔しいのに、それが自分のSNS投稿がきっかけで、そこには自分の動画も上げていたとなればより複雑な想いだったでしょう。SNSに投稿し続けるというのも本業ではないのだから根気のある人しかでき…
1巻を読んだ時ほどの感動はなかったかな、というのが正直なところです。序盤は恋人になりたての浮かれた空気感が画面から溢れていて、もちろんBL作品なのでそういうシーンもある程度は欲しいのだけど、プライベートはともかく練習中に他人に気を遣わせるほど前面に出されるのは私はちょっと苦手だなと思いました。コンテンポラリーを学ぶ人は皆寛容なのかもしれないけれど。
後半で見延が一宮のロシア行きを喜べない…