伊達きよさんのレビュー一覧

幸せになりたいオメガ、騎士に嫁ぐ 小説

伊達きよ  本間アキラ 

幸せは与えられるものじゃない。自分で掴むもの。

こういうおとぎ話調の作品、大好きです!
全部が最高でした。

強かなΩが主人公っていうのも変わっていて面白いんですけど、目論みが外れて"ハズレ婚"をしてしまった残念な結婚生活が、大・逆・転の結末を迎えるドラマチックなシンデレラストーリーです。

この作品のおススメポイントは、幸せエンディングが素敵ってだけじゃないんです。
その過程がとにかく素晴らしい!

何が良いかというと、Ωのラ…

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幸せになりたいオメガ、騎士に嫁ぐ 小説

伊達きよ  本間アキラ 

何から何まで、とにかく可愛い。

伊達さんの新刊はオメガバースもの。
伊達さんの描かれるオメガバものかあ、シリアスなのか切ないのか、どっちかな?と思いつつ手に取りました。

ネタばれ含んでいます。ご注意ください。




みすぼらしい、汚い格好の男が道端でうずくまっていた。
誰もが素通りする中、一人の男の子が声をかけ、家に連れてきて手厚い看病をした。オメガのその男の子は、そのバース性から生きづらさを感じてはいたが…

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嫌われ神子の8年間 小説

伊達きよ  北沢きょう 

投稿作品

電子書籍を購入。

レビューを読まずに、タイトルとあらすじ、評価の高さから面白そうだったので購入。
従って、Webの投稿作品の書籍化と知らずに購入。

投稿作の書籍化は買わないようにしています。
理由は、素人作品でお金を出して買うものでは無いから。

投稿作は、盛り上げるため、(ランキングを上位に保つために)無理やり見せ場を作っています。
唐突で前後の流れがブツ切りだったり、辻褄…

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「北の土地神と桃の嫁入り」コミコミスタジオ特典ペーパー「ある初夏の朝に」 グッズ

本編より好きかも

なんと北の土地神(キタ)の御使いである雪虫視点のお話でした。
「北の土地神と桃の祝言」でモモの花嫁衣装の件で、雪虫同士が意見を戦わせていたのでそれぞれが思考を持ってるのは分かってましたが、こちらのペーパーでは詳しく生態が書かれていました。

不思議だったのは彼等の寝床の籠にどうやって詰まってるかでした。彼等も知らないようで結婚式の準備の時は廊下を埋め尽くす程の数が居たはずなので、キタの力で寝…

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北の土地神と桃の嫁入り 小説

伊達きよ  コウキ。 

金髪ツーブロ神

伊達きよ先生の新作という事で楽しみにしていました。だけど正直言って中盤まで読むのがキツかったです。

まずキタがモモをどうして嫁にして溺愛してるのかですが、中盤まで理由が分からなかったので早くお話に出て来ないかなと焦ったく感じました。
キタと嫁に来たモモの日常がずっと続いてて、これが二段組じゃ無ければ中盤まで我慢出来たと思うんです。

大事な事が抜けたままお話か進むのと、花園で何も教えて…

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「北の土地神と桃の嫁入り」コミコミスタジオ特典ペーパー「ある初夏の朝に」 グッズ

後日談として好きなタイプ

本編後日談で、なんと雪虫視点のお話でした。これは個人的にはめちゃおススメしたいペーパーです。

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おススメしたいと思うのは。
雪虫の可愛い様子や、雪虫の思っていたことがわかって嬉しかったからなんです。
ああ可愛い。

まず朝。
一匹の雪虫が「ほわ」と鳴いて揺れて、寝床にしている籠からほわほわ飛び出す。
しかも数えきれないほどの雪虫がどぱあってあふれるほど出てくるらしいん…

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北の土地神と桃の嫁入り 小説

伊達きよ  コウキ。 

キタさま

先生買い。ダメでしたねーなんとなく読めてたんですけど、なんとかするんやろと勝手に思い込んでいたもんですから。外読みはやめておいたほうが良いと思う、かわいい、でも、想いの深い神様と花の精霊のお話、全て二段組の本編260頁+ご褒美的な後日談38P。お話は大大好きなんですが、攻め受けのタイプが最も好きなタイプから外れていたので萌2にしました。

可愛くてキレイな花の精霊たちの中、珍しく男性体の桃の精…

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「北の土地神と桃の嫁入り」コミコミスタジオ特典ペーパー「ある初夏の朝に」 グッズ

雪虫はモモが大好きです

本品は『北の土地神と桃の嫁入り』の
コミコミスタジオ特典ペーパーです。

本編後、ある日の雪虫たちの小話になります。

遠い山の間から朝陽が顔を覗かせる前の早朝、
1匹の雪虫が鳴いて揺れます。

その揺れが次第にほかの雪虫たちに伝わり
寝床にしている籠からほわほわと雪虫たちが飛び出します。

雪虫たちはかくかく挨拶を交わすように声をあげながら
それぞれの持ち場へ列になって進…

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北の土地神と桃の嫁入り 小説

伊達きよ  コウキ。 

男体の桃の花の精霊と極寒の地を守る神様の恋物語

今回は北の地の土地神と男体の桃の花の精霊のお話です。 

攻様の嫁となった受様が北の地で幸せを掴むまでと
2人の祝言を描いた番外編を収録。

ここは八百万の神が住まう世界
受様は植物の精霊が生れる花園で暮らす
男体の桃の花の精霊です。

花の精霊は自身の化身である種を握って生れ
ほとんどが土地神に嫁いで己の花を咲かせる事を
幸いとします。

花の精霊はおしなべて可憐で綺麗…

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北の土地神と桃の嫁入り 小説

伊達きよ  コウキ。 

癒しの花が胸の中に咲きました

なんでしょう……この心がぽかぽかと春の陽気に満たされる穏やかで優しい作品は。舞台は寒い寒い北の大地なのに、2人を纏う気持ちや想いはとことん温かいです。
北の土地神・キタと、花の精霊モモの純愛が心に響く素敵な愛の物語です。

この作品は八百万の神々の世界がモチーフ。あまり読んだことがない切り口で面白かったです。人間世界と隣り合わせの世界なので、現代の文明の産物(すまふぉ等)も作中に色々登場して…

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