みくにちゃん
練が兎族の村で見つけたものはとても大きい、価値のあるものだったようですね。人やものとの繋がりが糸として見える、斬新な描き方だなぁと。なかなか他人の機微を理解しづらい練には、これくらいはっきりと目に見えるものが必要だったのかもしれません。ものにはそれを時間をかけて思いを込めて作った人がいることを想像する。それをするかしないかで、かける言葉も変わってくる。人としての考え方は楓が練に与える機会がこれか…
1巻は練が新しい環境、新しい人間関係に馴染もうと頑張っている印象が強かったですが、2巻は同じ頑張るでも少し空回り気味というか、頑張る方向性を間違えたままがむしゃらに走っているような印象でした。練と同じ土俵で闘うのはさすがに無理があるよね。でも、日々大きな仕事をこなす伴侶の隣で、店の手伝いだけの毎日に焦りを感じる気持ちにはとても共感しました。結果的に自分なりの才能を見つけられたのは嬉しいです。職人…