貫井ひつじさんのレビュー一覧

狼殿下と黒猫新妻の蜜月 小説

貫井ひつじ  芦原モカ 

シェインの影が薄くない?

ようやく読みました。
前作がすごく好きだったので、今作のあらすじで不穏な感じがしてなかなか手が出せず。

兄王も前王も王妃も甥っ子姪っ子も医師もみ〜んな大好き!みんなでシェインを慈しんで大切にして守ろうとして。

そしてランスの溺愛!みんなが困るほどの匂いつけ。何度もシェインがそれで良いなら…と諦め顔で(笑)

今作も凝ってましたね〜。
正直に言ってカテリーナがひっかきまわすのがう…

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『不遇の王子と聖獣の寵愛』コミコミ特典小冊子 グッズ

伴侶の自覚

本品は『不遇の王子と聖獣の寵愛』のコミコミ特典小冊子です。

本編幕間、ある朝の出来事になります。

眠りから覚める中途半端な覚醒状態にいたフィンリィが
布団の中で自分のものではない温かさを感じて
身を摺り寄せると

小さく笑う声がして額に柔らかな感触が落とされますが
さのまま鼻先、頬と次々と落とされ続けて唇に辿り着くと
何度か角度を変えて触れたそれが徐々に刺激的になり
フィ…

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不遇の王子と聖獣の寵愛 小説

貫井ひつじ  鈴倉温 

捻じ曲げられた真実を糺すには

今回は白銀の聖獣と第一王子のお話です。

冷遇される受様が攻様との出会いで始祖の過ちを知り
神に選ばれた統治者を実権をとり戻すまで。

200年前に第7大陸に辿り着いた一族の長は
大陸を支配する魔獣を倒して王となります。

魔獣に従っていた先住民のカリヨン族は
罪の一族として人前に姿をさらす事を禁じられ
人間達労働を一手に担う事となります。

人間達は飢えの心配が無く、労働…

6

不遇の王子と聖獣の寵愛 小説

貫井ひつじ  鈴倉温 

読後感

先生買い。今回は読後感が良くなかったので、申し訳ありません、中立にしました。本編230p弱+あとがき。もふもふファンタジーがお好きな方でしたら嬉しいかも。

第七大陸のオルシャエルゴで、第一王子でありながら一人離宮で暮らすフィンリィ。女官や侍従もおらず、側にいるのはたった一匹の謎の四つ足の猫みたいな生き物で・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
受けの両親+第二王子、受けの叔父(…

3

不遇の王子と聖獣の寵愛 小説

貫井ひつじ  鈴倉温 

溺愛と気持ちの良いストーリー展開に拍手!

属性的にはいわゆる不憫受けのお話のはずなのですが、これが不思議なことに読了後の気分は爽快の一言です。
いやあ、気持ちが良かったです。スッキリしました。
ストーリー展開が非常に面白く、1冊の中で綺麗にまとまっていて読みやすいです。

一族の者とは異なる瞳の色を持って生を受けた王子。
ただそれだけの理由で冷遇されているフィンリィがなんとも不遇なのです。
でもですね、読んでいて私はそこまで不…

9

不遇の王子と聖獣の寵愛 小説

貫井ひつじ  鈴倉温 

名付けと家族

作家買い。フィンリィもモフモフ達も非常に可愛かったです…!

第一王子にも関わらず、父親である王からは無関心、母親である王妃や弟王子、そして家臣達までから疎まれてきたフィンリィ。離宮でひっそりと暮らしている彼の『家族』と呼べるのは、白銀の獣であるカイだけ。四つ足の獣は国では嫌悪や恐怖の対象だけど、フィンリィは13歳の頃カイと出会い、それから一緒に生きてきた。ある日、フィンリィはカイに誘導されて…

3

不遇の王子と聖獣の寵愛 小説

貫井ひつじ  鈴倉温 

不憫であればある程、溺愛が沁みる……!

鈴倉先生のイラストに惹かれて購入!
試し読み時点で、主人公が冷遇されていて「どうしようかな…」と少し躊躇しましたが、コミコミスタジオさんのインタビューで

>主人公を「何が何でも幸せにする!」という意気込みで書いています。

と先生が答えてらっしゃったので、「どんなに不遇でもこの子はきっと幸せになる筈…!」と信じて読みました。

もう、家族や周囲から冷遇されるフィンリィが可哀想で可哀…

7

不遇の王子と聖獣の寵愛 小説

貫井ひつじ  鈴倉温 

不幸からの大逆転劇にスカッと読後感!

うは〜…この作品のオチは良い。とびっきりスカッとしました
期待を裏切らないストーリー展開と結末。そして悪はコテンパンにとっちめるスカッと読後感……最高です。
貫井先生の、不憫で不幸な主人公が最後には笑顔になるお話が大大大好きで大好物です(≧∀≦)

こちらの作品の主人公もね、ほんっとにムカつくほど周囲に冷遇されていてイライラします。
目の色が王族の血筋じゃないってだけで、家族や王宮の面々…

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狼殿下と黒猫新妻の蜜月 小説

貫井ひつじ  芦原モカ 

悪役ピエロがとても好きだった

末永く幸せに暮らしました、で終わったはずの続きのお話。国をかき回す悪役と、シェインの過去と声について。前作よりおとぎ話感は薄れたかな。
番になったランスが人目もはばからず甘えたになるシーンが多く、生温かい気持ちになった。

今回、大きく存在感を放っていたのが悪役のカテリーナ。口達者でしゃべりまくって地雷に突っ込み自爆する、見事なピエロ。シェインの過去話が暗いので、カテリーナの茶番が愉快に感じ…

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狼殿下と黒猫新妻の蜜月 小説

貫井ひつじ  芦原モカ 

続く予感

人間不信の人が、一度懐に入れたら溺愛するのはBL世界の常識ですね。
そして人目をはばからずベタベタしたり(本人自覚なし)、独占欲丸出しするのもBL界の常識。

挿絵の方ですが、ネコとオオカミとキツネを描き分けていて素晴らしかったです。王妃が怒っている姿が可愛い。

今回はキツネ族の人が良い性格していてイライラさせられましたね。
ランスはシェインのために匂いがきついキツネ族の人の前でもマ…

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