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貫井ひつじ 芦原モカ
renachi
ネタバレ
末永く幸せに暮らしました、で終わったはずの続きのお話。国をかき回す悪役と、シェインの過去と声について。前作よりおとぎ話感は薄れたかな。 番になったランスが人目もはばからず甘えたになるシーンが多く、生温かい気持ちになった。 今回、大きく存在感を放っていたのが悪役のカテリーナ。口達者でしゃべりまくって地雷に突っ込み自爆する、見事なピエロ。シェインの過去話が暗いので、カテリーナの茶番が愉快に感じ…
ゆのまゆ
人間不信の人が、一度懐に入れたら溺愛するのはBL世界の常識ですね。 そして人目をはばからずベタベタしたり(本人自覚なし)、独占欲丸出しするのもBL界の常識。 挿絵の方ですが、ネコとオオカミとキツネを描き分けていて素晴らしかったです。王妃が怒っている姿が可愛い。 今回はキツネ族の人が良い性格していてイライラさせられましたね。 ランスはシェインのために匂いがきついキツネ族の人の前でもマ…
愛情深い種族、という設定好きです。 オオカミ族は生涯伴侶はただ一人。素敵ですね。ランス達の御父上の先王は深く奥様を愛していらっしゃったなんて、素敵すぎます。 ランスは匂いで感情がわかるという、本人にとっては苦痛でしかない体質を持っているようですね。たいてい、本音がわかるというのは大変なことが多いですから。 今まで苦労したけれど、声を出せないシェインの理解できるので、大切な番と彼をつなぐ、…
フランク
前作がめちゃくちゃ好きだったので、迷わず購入しました。 嬉しかったのは、ノエラ王妃やちびっこたちの登場が多かったこと。 前作の電子特典SSでノエラ王妃はランフォードから「強い」「とにかく、強い」「ただ、強い」と評されていたんですね。 大騒ぎするちびっこたちにガツーンと雷を落とす様子にすっかりファンになってしまっていたので、今作ではノエラ王妃の登場回数が多くて嬉しかったです。 あのお上品…
貫井ひつじ カワイチハル
ちろこ
やっと読めた……めっちゃいいぃぃぃ〜… 読み終わったのはゴールデンウィーク最終日。疲弊した身体に染み渡る感動にブラボーの拍手を捧げたいです。 なんちゅう素敵な話なんだろう… 独自の世界観ではあるものの、イメージ的には明治〜大正時代を想起させる舞台です。私はこの時代が好きで好みドンピシャ。寡黙で"氷の軍神"との異名を持つ軍人・雫石と、幼い頃から波瀾万丈に巻き込まれた伊織の心温まる恋…
kurinn
シェインが愛されているのは伴侶のランフォードだけでは無く、王城内の全ての人に好かれているのだと分かるお話でした。 ロルヘルディの最終日にシェインの声が戻っていましたが、それで簡単に解決だとは行かなかったらしいです。 あの後にシェインは発熱してしまい、理由はランフォードの名前を呼びたいと頑張り過ぎてしまったからという理由でした。どこまでも健気です。そんなシェインをランフォードが放っておく…
勝手ながら貫井ひつじ先生をルビー文庫の救世主だと思っております。だってあのペラッペラの薄い(すいません…)文庫でも圧倒的に面白い作品を書いていると思うんです。先月発売された「孤独な煌帝の幸せの金糸雀」も面白かったし、この作品の前作である「狼殿下と身代わりの黒猫恋妻」も凄く面白かったからこそ、こちらが発売されるのがとても楽しみでした。 あらすじにあった「狐獣人の国からランフォードを篭絡するため…
ちゅんちゅん
2人が籍を入れてから少しして、今日は飯屋の夫婦と雫石を交えて披露宴で着る伊織の衣装選びです。 既に飯屋の主人と伊織は遠い目をしていますが、女将と雫石は上機嫌で選んでいます。どれが着たいかと聞かれてももうわからなくなった伊織は雫石が見たいという衣装を着たいと丸投げして雫石を喜ばせます。 実は、披露宴については考えてなかったのですが、雫石の上司の中将より(雫石は大尉)発起人をするから全…
天涯孤独な軍人と天涯孤独な印持ちの少年 裕福な商家の息子であった伊織(受け)は両親が船の事故でなくなると、後見人となった叔父に全てを取られ、遊廓に売られてしまいます。 なんとか逃げ出し途方に暮れていた伊織を救ってくれたのは、飯屋の夫婦。 以来、彼らに世話になっています。 しばらくした頃、同じように途方に暮れている軍人・雫石(攻め)を見つけた伊織は自分がしてもらったように、飯屋に…
はるのさくら
狼獣人族の王弟と、そのお嫁さんになった猫獣人のお話の続き。 前作の溺愛っぷりがきゅんでしかなく、とてもとても好みのお話だったので、続きが出ると知って楽しみにしてました"(ノ*>∀<)ノ 王弟で国一番の騎士でもあるランフォード(愛称ランス)と、心を通わせて番となった身代わり花嫁のシェイン。 声が出ないシェインだけど、ランスはその鋭敏な嗅覚でシェインの気持ちは十分に理解…