まりあげは
厳しい監督の下、白崎の座長としての現場での立ち回りは素晴らしかったです。普段は空気が読めないとかあまり良い評価をされない彼だけど、それだけ他人に左右されない自分軸を持っているからこそ、こういう現場で力が発揮されるわけですね。誰でも仕事が減るのが怖いのは当然。でも、監督に反抗したいわけではなく、同じ方向を向いて良い作品を創りたいんだという気持ちを分かってほしい。相対して2人きりで話し合いの場を設け…
1巻を読んだ時はここまで続くと思っていなかったので、正直驚いています。でも、4巻まで読み進めてきて改めて感じたのは、やはり夏野先生の描く作品の空気感がとても心地よくて好きだなぁということ。淡々としている中にじわりと熱や湿気を孕んでいる、そんな会話、表情、テンポが魅力的だなぁと思いました。
今回は白崎の家庭環境の描写が多めでしたが、両親は健在で虐待されていたわけでもなく、悲惨なものではあり…