松基羊さんのレビュー一覧

うらおもての恋煩い コミック

松基羊 

お仕事BL

染物屋の旭と銀行員の良のお仕事BLです。

セフレとして付き合っていたのに良のプロポーズを旭が断って破局。でも、良がいる銀行に旭が融資の相談に来て再会することになります。

お仕事も恋愛もどちらも楽しめました!
最後も綺麗にまとまっていて読後感が良かったです。

当て馬として良の上司である岩崎が出てきます。
良に裸になれと言ったり襲おうとしたり顧客を嗾けたりとやり過ぎな言動が目に余…

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呪いと契約した君へ 小説

栗城偲  松基羊 

夏の終わりにぴったりな1冊

オカルト・ホラー・謎解きエッセンスがそれぞれ少しずつ入った、夏の終わりに良さそうな1冊でした。
呪いや、人ではないなにかが登場したりもするけれど、栗城先生の文章が読みやすいので混乱せずにするっと入って来やすいかな?と思います。

人々にかけられた強い呪いを、人ではないなにかを介して解呪することが出来る「いとし子」と呼ばれる存在である愁。
神社の宮司を務める叔父から声をかけられた時にのみ解呪…

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呪いと契約した君へ 小説

栗城偲  松基羊 

もっと怖くても良かった

今月のキャラ文庫さんはホラー系が2作あったんですが、こちらも含めてライトホラーでした。

栗城偲先生の前回のキャラ文庫の「はぐれ銀狼と修道士」の方が私的には好みでした。個人的にはもっと怖くても良かったんですが、こちらの作品は「解呪」が主なので霊の形態としては登場せず対象者への呪いが靄や人の形を取って見えたりしてました。呪いをかけた人物が死んでも呪として残ったり、また無意識に呪をかけてしまったり…

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呪いと契約した君へ 小説

栗城偲  松基羊 

長く縛られ続けた関係を断ち切るのは

今回は民俗学部の大学生と見習い神職のお話です。

秘儀を行う受様が攻様との出会いで人と関わる事を知り
自信の望んだ道を歩き始めるまで。

受様は児童養護施設に預けられた赤子でしたが
黒沢神社の宮司一族の家に養子として引き取られ
その後に神社の祝福を受ける"いとし子"となります。

受様は黒沢神社の神職見習いをしていますが
受様ただ1人のいとし子として特別祈祷…

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呪いと契約した君へ 小説

栗城偲  松基羊 

怖さ度

栗城先生買い。現代日本和風ファンタジーで、怖いの苦手な私でもするっと読めたので、怖さ度は低いのでは。二人の恋話云々よりかはお話の方が気になったのと、いつまでも覚えているかどうか自信なかったので萌にしました。本編280Pほど。終わり方が良き♡

神社の宮司を伯父に持つ愁(しゅう)。シュマという、普通の人の目には見えないまっ黒な大きなものをパートナーとして持つため「いとし子」と呼ばれ、神社で特別な…

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愛を与える獣達 番った獣と深まる絆 小説

茶柱一号  松基羊 

子ども達が小さかった時のお話

最新作ですが時系列的にはだいぶ前のお話になっていました。だってアーデとベルクの双子がまだ産まれていなくて、リヒトやヒカルが小さくてスイもやっとヨチヨチ歩いていたんです。

今作はゲイルが記憶喪失になってしまう「雄々しき熊が失いし記憶(モノ)」と、ダグラスの子どもだと言い獅子の子を連れて来た猫族のアニムスが現れた「王たる獅子は過去を喰む」の2篇が収録されていました。

ゲイル篇では流行病の調…

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呪いと契約した君へ 小説

栗城偲  松基羊 

ちょっぴりオカルト風味。

作家買い。
栗城先生の新刊はファンタジーもの。ファンタジー、というとちょっと語弊があるかな?「人ならざる者」が登場する、ちょっぴりホラー要素が加わったお話です。とはいえ、すごく怖い、というお話ではなく、夏にぴったりなマイルドなオカルト、といった体の一冊かと思われます。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。





神社で、神職見習いとして働く愁という20歳の青年が主人公。

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愛を与える獣達 番った獣と深まる絆 小説

茶柱一号  松基羊 

甘みが…

今回は主に二つのお話が書かれていました。

一つ目は、とあることがあってゲイルが記憶喪失になってしまいます。
他の事は全て覚えているのに、チカに関することだけ頭の中から消えてしまっているゲイル。
それはすなわち、チカにそっけないということであって
普段の溺愛っぷりからは想像できない態度で
読んでいて切ない気持ちになっちゃいました。
番の匂いもわからないゲイルに悲しくなるチカ。
そん…

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ひとりで夜は越えられない コミック

松基羊 

男前米軍兵✕ノンケ日本人

戦後間もない日本のキャバレーで店員である征と米軍兵のジムが出会います。

戦争のトラウマで夜寝られない征は女性と夜遊びする日々を送っています。
征が女性とセックスをしているシーンがあるので苦手な方はご注意下さい。

初めはジムを利用して渡米しようとする征ですが、徐々にジムに惹かれ好きになっていく様子が可愛かったです。

征の父に二人の関係が知られ、離れ離れになってしまったところは切な…

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ひとりで夜は越えられない コミック

松基羊 

ふたり一緒にこえていく

"同性同士の恋"というところだけではなく、越えなければならない壁がたくさんあるふたりの恋。
そもそもは征四郎がジムの真っ直ぐな気持ちを利用したようなところから始まる関係なので、征四郎の打算的な部分が見えていたりもしたけれど。
ジムの優しさとあたたかさに触れて気持ちが傾いていき、やがて本心から求めるようになっていく征四郎の姿が胸に響きました。

舞台となっているのが終戦後…

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