笠井あゆみさんのレビュー一覧

拝啓、百年先の世界のあなたへ 小説

中原一也  笠井あゆみ 

素晴らしい

ここ一年で読んだ小説のなかでも
ベスト3入り確実です。
二人の互いに思い合う気持ちのあったかさ
相手に捧げる愛の深さに感動しました

最後まで読んであらためて
タイトルを見返し涙…
久しぶりにグズグズに泣きました。

3

「皇帝竜を飼いならせ2 暴君竜を飼いならせ(8)」電子限定SS「暴君竜はミルクの香り」 グッズ

可畏〜

潤が攫われて辛く大変な日々を送ってた可畏でしたが、こちらの電子限定書き下ろしでは潤視点による本編後の可畏の父親としての成長した様子でした。

再読ですのでこれからも可畏は辛い目に遭うのを知ってるし、今後も父親としてさらに成長してます。

こちらでは潤が不在だった間に可畏がどんな風に父親を頑張っていたかが想像出来て、可畏が大好きな私には堪らないお話でした。

慈雨と倖を優しく諭す様子や、…

0

最愛竜を飼いならせ 暴君竜を飼いならせ 10 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

苦行だった

ものすごく頑張って読んだ。途中何度も放置しながらだった。



前巻、今巻まともなのは可畏だけな気がする。

突然兄弟仲良くを押し付けられる慈雨くんがかわいそうなんですけど、私変ですかね?
まだ小さい子供を親の都合や感情で振り回す嫌な展開に挫折を繰り返しなかなか読み進められなかったんですよねー。

潤がすごくおバカさんにしか見えなくなってしまいました。一緒に料理して和む?この場面…

12

御伽艶夜 ~かぐや皇子と花咲か小鬼~ 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

シロちゃんが健気

みんな知ってる有名な昔話のキャラ達がアレンジされてて面白い。
かぐや姫、金太郎、浦島太郎、一寸法師、桃太郎、花咲か爺さんより。

平安チックでもあり、超能力SFでもあり、現代物でもある面白いつくりです。

もう、前半は輝夜に対してモヤモヤしっぱなしだった。高貴な身分だから、シロちゃんの境遇なんて理解せずに凄くわがまま。
顔が良くて身分が高くて権力あるからって私は許さんぞ!
シロちゃん…

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飼い犬に手を咬まれるな 小説

夏乃穂足  笠井あゆみ 

どこからやり直せば?どこから間違えた?

長かった。物語も時間の流れも読むのも。
なんとも壮大なお話ですね。
飼い犬の下剋上?いやそんな一言では表せないですね。

何がいけなかったのか、どこで間違えたのか、どこから何から負の連鎖が始まったのか。

元を辿ればいつき(変換できず)をこんなふうに育てた両親に行き着くのか。
それともいつきが期待を背負わずプライドを持たなければ良かったのか。

可愛い飼い犬を手に入れ、せっせと磨…

2

ニライカナイ~永劫の寵姫~ 小説

高岡ミズミ  笠井あゆみ 

なんと!

な、な、なんと人間くさい地獄!

閻羅王はじめ皆さんどいつもこいつも、人間くさいっていうか。
まるで人間界な感じです。

株式会社地獄って感じのちょっとしたお仕事BLと思って読めば面白いかも。

でも、まぁ弟だ、息子だ、孫だという観念というか記憶を那笏は手離せないのは仕方ないとして、まぁ向いてない仕事というか?仕事には向いているけど、割り切れないのが問題なんでしょうねー。

閉じ…

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その血は夜を惑わせる 小説

神楽日夏  笠井あゆみ 

聖弥の血の秘密

2013/05/21発刊の、ちょっと古い作品。アマゾンキンドルで読了。
笠井あゆみさんのイラストが美麗です。

聖弥は、吸血鬼の一族の、どうやら末裔の主人公は美形の天涯孤独。
家族は揃って体が弱く病死して、とうとう最後の一人になってしまう。
妹が治療の甲斐なく血の病気で死亡した後、残った莫大な借金。
その借金返済を肩代わりしてくれた人物がが運営するキャバレーで働くことになる。

あ…

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「幼生竜を飼いならせ 暴君竜を飼いならせ(6)」電子限定書き下ろしSS「幼生竜と卒業式」 グッズ

理想の夫

電子で1巻から再読していましたが6巻からはレビューをしていましたので、これからは未読だった電子限定をレビューします。

6巻の本編では竜泉学院のプロムナードの様子がありましたが、その前日の卒業式の様子は省かれてました。こちらの電子限定SSではその卒業式のお話でした。

慈雨と倖に対してのクリスチャンの態度に激怒した可畏が、本編で古い家族からの卒業と婉曲に言ってたのがクリスチャンとの関係でし…

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ギフテッド~狼先生は恋をあきらめない~ 小説

寺崎昴  笠井あゆみ 

質の高いデヴュー作

帯の段階で獣人がBLの設定でよくある獣人ではなくギフテッドと言うタイトルから落ち着くところはある程度推測された状態で読んでいました
話は一人称中心で非常にわかりやすく淡々と進んでいるのですが
キャラの感情や行動、地の文にちりばめられた言葉や間が特別な言葉を使っているわけではないのにとても良くて
コンプレックスを克服できない2人の感情がとてもよく表現されていて
切なさに胸が痛くなりすぎて何度…

3

卵生竜を飼いならせ 暴君竜を飼いならせ 5 小説

犬飼のの  笠井あゆみ 

シリーズで1番

10巻一区切りという事で再読中ですが、5巻が1番ドキドキして意味深くて面白いと思います。

4巻のクリスマスパーティー時に雌雄同体のリアムに靄ってた潤でしたが、5巻で潤にも卵生ですがその可能性が示されるのです。

ここで生物に対する義務感が生じる潤と、潤の命が最優先である可畏の間に考え方の差異が生じてしまいます。
どちらの考えも理解出来る為に、どう決着を付けるのかハラハラします。

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